長引くコロナ禍で、傾向は「時短」から「癒やし」へ

もう試した?大人も気になる2022年のヒット商品

公開日:2022.12.29

コロナ禍で3年…… 2022年のヒット商品の傾向にも変化が

多くの国ではマスクをしない日常が戻り、海外との行き来も少しずつ増えてきた2022年の後半。日本でも、一時期のような行動制限ムードは薄れてきましたが、まだマスクが手放せない日々です。不安な国際情勢や円安、物価高など不安な要素もたくさんあり、手放しで物事に消費できるマインドではないのが現実ではないでしょうか。

『長く続くコロナ禍で注目されてきた「巣ごもり消費」の主役が

「時短」から「癒し」にシフトした』

と日経トレンディ誌はコメントしています。

そんな「2022年のヒット商品ベスト30」にランクインしたものの中から、食系、癒やし系など大人女性もチェックしておきたい商品に注目してみました。

【2022年の快眠ヒット1】Yakult1000/Y1000

SNSなどで「よく眠れる」という口コミが広がり、異例の大ヒットとなっているこちらのヤクルト。小売店経由で販売され店頭で購入できるのが「Y1000」、いわゆる“ヤクルトレディ”が自宅に届けてくれるのが「Yakult1000」です。

実際に店頭で見かけることが少なく、確かに品薄状態であることを実感。宅配商品を受け付けている「ヤクルト届けてネット」でも、

『「Yakult1000」は、短期間で大幅なご注文をいただいたため、新規お申し込みの受け付けを一時休止させていただいております。』

と、新規申し込みが停止中となっています。

ヤクルト史上最高密度の「乳酸菌 シロタ株」が含まれ、ストレスを緩和してくれたり、睡眠の質を高める機能があるとして大人気となっています。口コミでは、通常のヤクルトとあまり変わらない味わいで続けやすいという声も。店頭で見つけたら手に取ってみたいですね。

Yakult(ヤクルト)1000/Y1000

【2022年の快眠ヒット2】アリナミンナイトリカバー

寝不足の朝や、午後からもうひとがんばりしたいときなどに飲むことが多いエナジードリンクですが、こちらの「ナイトリカバー」は寝る前に飲むことで寝ている間に疲労回復できるというコピーが画期的。カフェインフリーで、1本7kcaLという低カロリーが夜でも気にせず飲めるポイントです。

アリナミンナイトリカバー

抗疲労成分「フルスルチアミン」が寝ている間に細胞機能の修復を助ける働きをしてくれることで疲労回復につながるそう。栄養不足による睡眠の質も改善してくれるとのこと(公式サイトより)。

筆者は2日間試飲してみました。さすがに短期間で劇的な変化はみられませんでしたが、甘さ控えめ、価格もお手頃なので続けやすいのではと感じました。

加齢とともに、寝つきがわるい、眠りの質が落ちた気がする……という悩みを抱える人が増えてきます。本格的に薬などによる治療に入る前に、まずはこういった商品を試してみる価値はありそうですね。

アリナミンナイトリカバー/50mL 参考小売価格180円 ※編集部調べ

【2022年の食系ヒット1】完全メシ

見た目のインパクトが絶大なので、SNSや店頭などで見かけたことがあるという人も多いかもしれません。この「完全メシ」。ジャンクフードのように見えて33種類の栄養素が含まれているギャップ。

忙しくて栄養が偏りがちな人や、健康的にダイエットしたい人などの心をつかみました。一人で簡単に済ませたいランチなどに便利ですね。

完全メシ

お湯をそそぐだけで食べられる「カレーメシ 欧風カレー」や「豚辛ラ王 油そば」、グラノーラなども展開。

いくつか試してみましたが、中でもスムージーは飲みごたえ抜群でおいしく、腹持ちもよいので、軽い食事や間食の代替にもなりそうです。木村屋と共同開発したという「完全メシ あんぱん」も気になりますね。

スーパーやドラッグストアの他、公式サイトからも購入可能です。

日清食品 完全メシ

  • 完全メシ カレーメシ 欧風カレー 429円(税込)
  • 完全メシ グリーンスムージー 375円(税込)

【2022年の食系ヒット2】第2次カヌレブーム

フランス発の伝統菓子が再ヒット。コンビニ各社から進化系カヌレが発売されていますが、中でも人気なのがローソンの「濃密カヌレ」。2022年9月に販売され、売りきれる店舗が続出して話題になりました。

累計販売数が7日間で約200万個を突破。過去に、発売3日で100万個を突破した「バスク風チーズケーキ(バスチー)」に次ぐスピードでした。1個160円という手軽さと、意外にも161kcaLでそれほど高カロリーでもないという絶妙さ。ラム酒が効いた濃厚なカヌレは大人のおやつにぴったりです。

ローソン

ローソン濃厚カヌレ 160円(税込)

【2022年のヒット・番外編】SHEIN

芸能人やインフルエンサーたちもこぞって購入レポートを発信し、若者を中心に大ブレイクしている「SHEIN」(シーイン)。150以上の国と地域(※2022年3月時点)でサービスを提供しているグローバルファッションブランドで、なんといってもその安さと商品点数の多さが際立っています。

SHEIN

2022年11月には東京・原宿に『SHEIN TOKYO』をオープン。筆者も足を運んでみました。商品タグのQRコードを読み込むことでWebサイトおよび公式アプリにて購入するスタイル。

その場で商品を購入できる一般的な店舗ではありませんが、試着ができたり、生地の質感やデザインを確かめたりできるのはうれしいですよね。

大人世代のお客さんも多く見受けられました。2000円以上または新規ユーザーは送料無料。コンビニ払いもできるので安心感があります。

SHEIN

『SHEIN TOKYO』東京都渋谷区神宮前4-25-91

健康マニアな筆者の注目商品

上記でご紹介した以外で、個人的に気になったのは次の2商品でした。2022年のヒット商品、まだの方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

丸ごとシイタケスナック

丸ごとシイタケスナック

巨大な「ド」の文字がトレードマークのドンキホーテのオリジナル商品ブランド。中でもお菓子コーナーでひときわ目を引くのがこの「丸ごとシイタケスナック」。

これまで購入できずにいたものの勇気をもって試してみたところ、なかなかの“しいたけっぷり”でした(笑)。食感はサクッといわゆるスナック菓子。きのこ由来ということで罪悪感が薄れるかもしれません。

ナイトミン 耳ほぐタイム

2022年の安眠関連トレンドの一つ「ナイトミン 耳ほぐタイム」。耳を温めることでリラックスでき、心地よい眠りに誘うというコンセプトの商品です。想像するだけでかなり気持ちよさそうです。

以上、ヒット商品いかがでしたでしょうか? 気になる物があったら、ぜひチェックしてみてくださいね。

※商品内容と価格は2022年12月現在のものです

■もっと知りたい■

古田綾子

出版社、IT企業勤務を経て、2015年よりフリーランスの編集・ライターとして独立。 雑誌やwebメディアの ディレクション 、取材・執筆など、興味の赴くままに健康・美容・暮らし・教育・住まいなどのジャンルで活動中。三重生まれ、神奈川在住。2男児の母。現在、お金の勉強中。  

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