折々にチェックしたい大事なこと

編集部が教える、おいしい非常食の選び方

公開日:2019.12.29

更新日:2020.09.15

“おいしくて体が元気になる食”を全国から集め、ご紹介している「ハルメク 健康と暮らし」。全国各地を取材で飛び回る編集部員が、食生活や暮らしのヒントをお伝え。今回は、いつ起こるとも知れない災害に備え、非常食の選び方について水野が紹介します。

食品備蓄の基本“ローリングストック”

災害時における食品備蓄の方法として、推奨されている“ローリングストック”。非常食を日常的に食べながら、減った分だけ買い足していく……という方法です。

それが習慣になれば、災害時に「賞味期限が切れていた」「おいしくなくて食べられない」などと焦ることがありません。

しかし一方で、「そもそも非常食はおいしくない、日常的に食べるなんて無理!」と思われた方もいるのではないでしょうか。

でも、ご安心ください。非常食の定番といえば缶詰ですが、今はおいしい缶詰があるんです。「ハルメク 健康と暮らし」編集部の新人編集部員であるワタクシ水野が、実際に試して、感動した3アイテムを紹介します。

まずは炭水化物。「甘いパン」は心まで落ち着く効果も

1つ目は、京都祇園発「ボローニャ」が作る「缶deボローニャ」。「ボローニャ」といえば、デニッシュ食パンを求め毎日行列ができたという伝説を持つ名店です。こちらのデニッシュパン&ブリオッシュが、非常時に役立つ「缶詰」になっています。

でも正直、パンの缶詰というと、パサパサして味もあんまり……というイメージがあり、それに、あの「ボローニャ」の味を缶詰で再現できるの?と少し疑っていました。

で、デニッシュパンを食べてみると……

有名店のパンが缶に!「缶deボローニャ」
有名店のパンが缶に!「缶deボローニャ」

おいしい。しっとりとしてパサついておらず、上質なマーガリンの風味も香ります。ほんのりとした甘さも食べやすく、一気に2個いただいてしまいました! 1缶に2個入りなので、ちょっと小腹がすいたときにも使い勝手がよさそうです。

紙カップ入りのパンが逆さに入っているから、取り出しやすい上、直接手で触れずに食べられる点も衛生的。作り手のきめこまやかな思いやりを感じました。

「缶deボローニャ」

そんな「缶deボローニャ」に、新しくブリオッシュが仲間入り。デニッシュは製造から3年半、ブリオッシュはなんと5年半、常温保存が利くそうです。

また、デニッシュはチョコ味・プレーン味・メープル味、ブリオッシュはライ麦オレンジ味・プレーン味・メープル味と、それぞれ3種類の味があるので、飽きにくいのもポイントです。

災害時、被災者から「甘いものが食べたいけれど、ぜいたくは言えない……」という声も多かったとか。ほの甘いボローニャのパンは、そんなときにも心も癒やしてくれそうです。

しっかり栄養が取れるメイン食材「サバ缶&イワシ缶」

数年前に巻き起こったサバ缶、そしてイワシ缶ブームは、記憶にも新しいところ。お手軽で栄養価が高いので、日常の食事に取り入れている方も多いのではないでしょうか。

ハルメクの「国産鯖缶」「国産真いわし缶」。右上から時計回りに真いわしの醤油煮、鯖の水煮(食塩不使用)、鯖の味噌煮、鯖の水煮
ハルメクの「国産鯖缶」「国産真いわし缶」。右上から時計回りに真いわしの醤油煮、鯖の水煮(食塩不使用)、鯖の味噌煮、鯖の水煮

賞味期限は、たいてい製造日から3年程度あり、保存食に、うってつけ。栄養面でも、タンパク質はもちろん、オメガ3やDHA・EPAも摂取できるから、災害時の栄養補給にバッチリです。

ハルメクでも「旬缶」という国産のサバやイワシの缶詰のシリーズが大人気! おいしい時季の脂ののった国産魚のみを使用し、厳選した品質の高い身のみを缶に詰めてふたをしたら、丸ごと加熱して炊き上げる。栄養とうまみが缶の中にギュッと詰まっているのが、人気の理由です。

新人編集部員のワタクシも食べてみましたが、たしかに、口の中に入れると、まるで溶けるよう! 脂がのっていて、ふっくらした肉厚の身は食べ応え十分です。優しい味付けも、大人の舌にうれしいところ。

個人的には、「醤油煮缶」「味噌煮缶」は、災害時にそのまま食べてもおいしく満足感が高くておすすめです。

編集部おすすめは「国産鯖の味噌煮缶」
編集部おすすめは「国産鯖の味噌煮缶」

余談ですが、「旬缶」は化学調味料不使用だから、缶汁ごと安心して使えるそうなんです。後から編集部の先輩に「缶汁をそうめんのつけだれにすると絶品」という話を聞き、缶汁をうっかり捨ててしまったことをとても後悔しました。

「野菜ジュース」があれば、食欲がなくても飲みやすい

最後におすすめする非常食は、野菜ジュースです。災害時用に、水を常備するのはもはや常識となっていますが、ジュースは新発想かもしれませんね。

災害時は、ビタミンなどの微量栄養素が不足しがちですし、食欲がなくて食べられないときもあるでしょう。野菜ジュースなら、そんなときでも飲みやすく、水分補給にも、栄養補給にもなります。まさに一石二鳥なのです。

「ハルメク 健康と暮らし」のロングセラー「ハルメク 人参ジュース」ですと、1杯(約190~200g)あたり、ニンジン1本とリンゴ1/2個分が入っていて、β-カロテン、食物繊維、カリウム、ビタミンB2など、野菜の栄養価が凝縮。すべて国産素材を使用、添加物・砂糖不使用で安心です。

ハルメク 人参ジュース
ハルメク 人参ジュース

私が一口飲んでの感想は、まず「甘い」! 水をいっさい加えていない濃厚な野菜ジュースは、素材だけでこんなに甘いんだ……と、とにかく感動しました。ドロッとしたスムージーのようなすりおろし食感は、飲み応えも抜群。梅とレモンを隠し味に使っているとのことで、後味もさわやか。

野菜ジュースは、缶ならば保存もしやすく、1缶だいたい160~200gと1回分にピッタリ。賞味期限は製造日から1年程度あるので、毎日の習慣に取り入れながら、「ローリングストック」してみてくださいね。
 


今回紹介した商品はこちら 

缶deボローニャ3種セット ブリオッシュ(6缶)
ハルメク 国産鯖の味噌煮缶(12缶) 
ハルメク 人参ジュース(15缶組)

■もっと知りたい■

水野 愛

2019年12月より「ハルメク 健康と暮らし」食品記事編集に携わる。好きなものは漫画・歴史・音楽・一人旅。特技は赤ちゃんをあやすこと。今の夢は、習い始めた三線で、沖縄のおばあ・おじいたちとセッションすること!

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