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- 第二回歩んだ道を語るだけでも、特別なツイートになる
ツイッターフォロワー数9万人以上の人気アカウント「ミゾイキクコ」さん。実は84歳の一般女性です。この連載は溝井喜久子さんがシニア女性たちに捧げるツイッターの指南書でもあり、50代の女性たちへ送るエールです。毎月更新。
ツイッターの登録が終わったら、投稿してみよう
さて、第一回のときにお話したように、ブロックの方法などを覚えたらさっそくツイッターを投稿してみましょう。ツイッターのアイコン(小鳥の絵)をタップすると、ホーム画面が開きます。
右下にある羽のようなアイコン(昔のペン)をタップすると「いまどうしてる?」という画面が出る。
この画面で140文字以内の文を書いて「ツイート」をタップすれば、タイムライン(ツイッターでツイートを時系列に一覧表示する機能)にツイートが表示される。
これを見ることができるのは、あなたとあなたをフォローしている人だけ。初めは、あなたのことをフォローしている人は一人もいません。フォローとは対象ユーザーのツイートを受信するように登録すること、そしてツイートを受信している状態のこと。
ツイッターで誰かをフォローすると、その人のツイートが自分のホームタイムライン上に表示されます。フォローするにはその人のプロフィール画面を開いて「フォローする」という文字をタップすればよい。
プロフィール画面を開くには、その人のツイートの丸いアイコンをタップすると表示される。
「いいね!」「リツイート」「DM」、ツイッターの機能の使い方
多くの人のツイートを読み、いろいろのニュースに接するためには、多くの人をフォローすることです。
まず友人知人はじめ、おすすめユーザーが紹介されますから、それらをフォローします。ツイッターを進めてゆくと多くのユーザーに出会いますから、そこで新しい人をフォローしてゆけばよいでしょう。
ツイッターは自分がつぶやきを投稿することや、他の人のつぶやきを読むだけではない。他の人のつぶやきにアクションを起こせます。例えば賛同を表明したり、質問をしたり、「いいね(ハートを押す)」したり、「リツイート」したり、といったことです。
「リツイート」とは、他のユーザーのつぶやきを、そのままの形で引用して、自分からフォロワー(フォローしてくれている人)に発信することです。気になった人のつぶやきを、再投稿して拡散することになります。
「リツイート」は自分が見つけたニュースを、フォロワーに知らせることに使えます。私は、政治に対する意見を述べるときは、「ツイート」で自分から発信するのではなく、「リツイート」するだけにしています。違う意見を持つ人からの攻撃を避けるためです。
それから意外な使い道として、尋ね人や探し物をする人がいたときに助けになることもあります。
もう一つダイレクトメッセージ(DM)、というのがあります。
これはメッセージを送りたい相手だけが読めるものです。他の人の目には入りません。個人の手紙のようなもので、メールのように利用できて便利です。ただし、お互いにフォローしてないとダイレクトメッセージは送れません。
それからツイッターは、文章だけでなく写真や動画も投稿できます。近くの風景や、旅行に行った時の写真などを投稿したり、またフォローしている人の旅行先の風景写真を見られるのも楽しいです。
何といってもツイッターの楽しみは、相互にフォローしている者同士のやり取りです。
それが楽しめるためには、ある程度の数のフォロワーさんが欲しいですね。
フォロワーが増え始めたきっかけは、戦争の話だった
私の場合、フォロワーさんが増えたきっかけは、戦争体験のツイートでした。
私が小学校(当時は国民学校といった)に入学したのが昭和16年4月で、その年の12月に戦争がはじまり5年生の8月に敗戦でした。戦時中は私達学校の生徒は、出征兵士の見送りをしました。
また戦死した英霊のお迎えにも駆り出されましたし、勤労奉仕にもかりだされました。そして戦争末期には毎日のように空襲に見舞われました。私は機銃掃射にも遭いました。そして生活物資はことごとく不足。戦争物資の生産が優先でしたから。
これらの話は戦争を知らない世代の人の関心を呼びました。そしてフォロワーさんが増えました。自分の体験を語ることも、特別なツイートになりました。
どなたでも自分の歩んできた道を語ることだけでも、特別なツイートになるのです。
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