横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・16

8月:夏の窓辺 ガーゼを染めて涼やかに

公開日:2021.05.27

料理研究家・横山タカ子さんの季節のしつらいをお届けする連載企画。今回のテーマは「カーテン」。梅雨が終わる頃、横山タカ子さん宅の窓辺には、自ら染めたカーテンがたなびきます。優しい青色が風にふわっとひらめいて、暑さを和らげてくれるようです。

8月:夏の窓辺 ガーゼを染めて涼やかに
横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・16

ガーゼを涼しげな色に染めて、レースのカーテンの代わりに

私は結婚後、夫の転勤が多く、引っ越しのたびにカーテンを手作りしてきました。化学繊維のレースのカーテンが好きではなくて、代わるものがないかなといつも思っていたのです。

手芸店で小さな丸い缶の染料に惹かれ、古いシーツや子どもの白いシャツ、シューズなどを染めるのに夢中になっていたとき、そうだ、ガーゼを染めてカーテンにしようと思いつきました。

ステンレス(またはホウロウ)製の鍋に湯を入れ、染料(ダイロンマルチ)5gを入れて溶かし、...

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横山タカ子

1948(昭和23)年長野県大町市生まれ。長野の郷土食の知恵を生かした家庭料理や保存食を提案。NHK「きょうの料理」などテレビ・ラジオで活躍。年に300日は着物で暮らし、古きよき生活の知恵を取り入れたライフスタイルも人気を集めている。著書に『四季に寄り添い 暮らしかさねて』(信濃毎日新聞社刊)など。

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