横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・4

ガラスの中に残る「水辺の思い出」

公開日:2021.04.27

更新日:2021.04.27

料理研究家・横山タカ子さんの季節のしつらいをお届けする連載企画。今回のテーマは「水辺の思い出」。北アルプスが一望できる場所で育った横山タカ子さんが過ごした楽しい夏の思い出。「思い出に」と、決まって河原で小石を拾って持ち帰ったそうです。

8月:ガラスの中に残る「水辺の思い出」
横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・4

水辺の思い出を閉じ込めて

日本アルプスなど名山が連なる信州。夏山シーズンを迎え、駅や街は大きなザックを背負った登山客でにぎわっています。私は常念岳(じょうねんだけ)や蝶ヶ岳(ちょうがたけ)など、北アルプスが一望できる安曇野で育ちました。

近所の川は、北アルプスの雪解け水を源流とする冷たく澄んだ美しい流ればかり。夏になると、この河原で私のきょうだいとその家族、総勢33名が集い、バーベキューをするのが毎年の楽しみです。

私は決まって「思い出に」と、...

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横山タカ子

1948(昭和23)年長野県大町市生まれ。長野の郷土食の知恵を生かした家庭料理や保存食を提案。NHK「きょうの料理」などテレビ・ラジオで活躍。年に300日は着物で暮らし、古きよき生活の知恵を取り入れたライフスタイルも人気を集めている。著書に『四季に寄り添い 暮らしかさねて』(信濃毎日新聞社刊)など。

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