定番アイテムこそアップデート!プチプラ使いも

秋のデニムコーデ!5つのポイントと着こなしテク4

公開日:2023.11.01

トータルビューティデザイナーの美木ちがやさんが、“大人の女性の美の秘策”を伝える連載企画。今回のテーマは「秋のデニムコーデ」です。デニム人気が高まる今期、ちがやさん流のデニムの楽しみ方・着こなしテクを教えてもらいました!

定番アイテムこそアップデートで着こなしを新鮮に

今年はデニムの人気が高まっています。デニムといえば、ザ・定番アイテム。みなさんもすでに何本かお持ちのことと思います。でも前から持っているデニムだと、ラインが細かったり合わせるアイテムが決まっていたり、なんだかしっくりこない……なんてことはないでしょうか? 

私は定番アイテムこそ、こんなものと決めつけずに、最新のラインやスタイルにアップデートする楽しさを知ってほしいと思います。そこで今回は、私のデニムの楽しみ方と、今年の秋のコーディネートをご紹介します。

ちがや流、大人のデニムコーデを楽しむコツ

私がデニムコーデで意識しているのは次の5つです。

ちがや流デニムコーデのポイント5

  1. 新しいスタイルのデニムに挑戦する
  2. ワンサイズ大きめのサイズも試す
  3. カジュアルになり過ぎないようにする
  4. トップスをコンパクトにまとめてみる
  5. スニーカーと合わせるのを一度やめてみる

今年はウエストまわりに余裕のある、ゆったりしたラインの「カーヴィデニム」が流行しています。ぜひ今年はこのスタイルを取り入れてみて。また、ワンサイズ大きめのものをはいてみると、今までは無理と思い込んでいたデニムもすんなりはけたり、「意外とイケてるかも!」など新たな発見があったりと、今までとは違った新鮮な着こなしが楽しめるのでおすすめです。

そして、デニムと言えばスウェットにスニーカー、ダボっとしたトップスでお尻を隠して……など、着こなし方も決めつけず、コンパクトなトップスやレディライクなアイテムを合わせてみるなど、固定観念にとらわれない着こなしを楽しみたいところ。

これらを意識した私の今年のデニムコーデをご紹介します。

【大人デニム1】流行のレッドでトレンドを意識

【大人デニム1】流行のレッドでトレンドを意識
ニット:キャバン デニム:FUMIKA UCHIDA シューズ:KICKAPOO

今年真っ先に着たかったのは、トレンドのレッド。ショート丈で上半身をコンパクトにするだけで、旬なコーディネートになります。

私は太めのブルーのカーヴィデニムと合わせてヘルシーにまとめてみました。足元はブラックベルベッドの「メリージェーン」シューズでレディライクな要素もプラスして。今年のデニムはゆったりしているので、気になるヒップや足のラインを拾い過ぎず、トップスをコンパクトにすることで脚長効果も期待できますよ。

足元はメリージェーンシューズ

トレンドの「メリージェーン」はストラップシューズの一つで、足首ではなく足の甲にストラップがあるのが特徴です。デニムスタイルがカジュアルになりすぎないよう、さりげなく大人の品を忍ばせます。

【大人デニム2】ジャケットスタイルで、きちんと感も演出

【大人デニム2】ジャケットスタイルで、きちんと感も演出
ジャケット:トゥモローランド マカフィ トップス:ジルサンダー デニム:Tu es mon Tresor シューズ:ZARA

足元まで全体をブルートーンでまとめたジャケットスタイルのデニムコーディネートです。インナーに首元までしまったボーダーのロングスリーブを合わせ、ベルトでウエストマークをしてきちんと感をプラス。

腰まわりがすっきりしたワイドデニムにスタンダードなジャケットを合わせて、今年らしいデニムコーディネートの完成です。デニム=カジュアルと決めつけなければ、ワンマイルコーデだけでなくちょっとおしゃれして出掛けたいときにも十分活躍してくれ、気持ちもシャンとします。

ジャケット×デニムはこなれ感も大事

また写真のように、袖をブラウジングしてインナーのボーダー柄をあえて見せるようにすると、きちんと感がありつつもかしこまりすぎず、こなれ感がプラスできますよ。

【大人デニム3】注目のポロニットでワントーンコーデを完成

【大人デニム3】注目のポロニットでワントーンコーデを完成
ジャケット:H&M ポロニット:H&M デニム:Chico シューズ:メゾンマルジェラ

今年、狙うべきトップスはポロニット。トレンドアイテムのミニ丈トップスとニット、ハイウェストワイドデニムはプチプラブランドで購入しました。

薄手のポロニットにボリュームのあるグレーデニムを合わせ、今年のトレンドカラー・グレーでワントーンコーディネートにしてみました。

上半身をコンパクトにしてスタイルアップ

肩パッドが入った今年らしいフェルトのフライトジャケットで上半身をコンパクトにすると低身長でもスタイルアップが叶います。

ジャケットは袖を通さず、肩がけにすると軽やかな印象に。

手持ちのパールで着こなしをクラスアップ

襟もとに手持ちのパールをプラスすれば、プチプラコーデも大人の仕上がりになりますよ。

【大人デニム4】トレンドアイテムはプチプラをフル活用

【大人デニム4】トレンドアイテムはプチプラをフル活用
ニット:Chico デニム:Chico シューズ:メゾンマルジェラ

コーデ3のトップスをふんわり袖ニットにアレンジしたスタイルがこちら。このニットもプチプラブランドで購入したものです。やはりプチプラはトレンドの宝庫で、ヤングエイジのブランドならではの強みですね。

プチプラブランドなら、お値段もかわいいのでトレンドアイテムにも臆せずチャレンジできておすすめです。私はグレーデニムを探していたところ、プチプラブランドでかわいいパンツを見つけました。

このとき、「この先長く着られるかしら」などと躊躇せず(笑)、「今年のおしゃれは今年楽しめればOK!」という感覚で、どんどんプチプラを活用して着こなしに新鮮さを取り入れてみてほしいです。そのほうがワクワク感があり、毎日のおしゃれが断然楽しくなりますよ!

旬のディテールもグレーや黒の色合わせで大人っぽく

また、旬のディテールもグレーやブラックなど落ち着いた色合いで合わせれば、大人の女性も取り入れやすく、更にスタイルアップと若々しさもプラスしてくれます。ブラウンのバッグでシックに、手持ちのブローチで個性を発揮して。

今回は秋におすすめのデニムコーデをご紹介しました。デニムのようにスタンダードなものこそ、プチプラブランドを活用して流行をうまく落とし込んだり、あえて新しいスタイルに挑戦したりすることで、自分自身も気持ちもアップデートできます。

ぜひこの秋、新しいデニムコーデにチャレンジしてみてくださいね。
 

美木ちがやさんのプロフィール

みきちがや 1963年(昭和38年)東京生まれ。トータルビューティデザイナー。完全予約制サロン「KAWABELAB」を母・川邉サチコ氏と運営。ヘア・メイク・ファッションのトータルアドバイス・カメラマン・商品デザインなどマルチに活躍。インスタグラムは@chigaya_miki、@kawabelab

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■美木ちがやさんが母・川邉サチコさんと主宰するトータルビューティーサロンのInstagramはこちら
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