更新日:2024年07月13日 公開日:2023年06月17日

陰部がムズムズ、トイレが近いのはどうして!?

美容家・吉川千明さんデリケートゾーンのお悩み体験記

「最近デリケートゾーンが気になるけど、私だけ……?」人に聞きづらい悩みですが、実は多くの女性が同じ不安を抱えています。美容家の吉川千明さんもその一人。どんなデリケートゾーンのトラブルを抱え、どのように乗り越えたか、リアルなお話を伺いました。

デリケートゾーン悩みのお話を伺った、美容家の吉川千明さん

吉川千明(よしかわ・ちあき)さん

美容家・オーガニックスペシャリスト・認定メノポーズ(更年期)カウンセラー。コスメのみならず、食や植物療法などナチュラルでヘルシーな女性のライフスタイルを提案。近年は更年期ケアの専門家として、女性の健康啓発を行う。

50歳、急激にデリケートゾーンが”不快”に!

私がデリケートゾーンの違和感に気付いたのは、50歳直前くらい。まさに閉経を迎える前でした。
下着が当たるたびにゴワゴワ、ムズムズしたり……“膣がすごく乾く”と感じていました。そのため顔用の保湿オイルを塗ったりもしたのですが、よくはならず……。

それと同時に、ひどい尿もれにも悩まされました。尿が膀胱にたまっていないはずなのに、すぐにトイレに行きたくなるんです。最初は冷えのせいかと思っていたのですが、段々と深刻になり、1日に何十回もトイレに行き、我慢もできず漏れてしまうことも。今から思えば、仕事やプライベートが忙しい時期で、ストレスも影響していたのかなと思います。

これらが同時期に起こり、当時の私は困り果ててしまいました。どうしてこんなことが起こるのか、私だけなのか……? 悩んだあげく、意を決して相談したのが産婦人科医でした。

なかなか相談できなかった理由は、こういったデリケートゾーンまわりの症状がそもそも何が原因で起きるのかがわからなかったから。

私たち世代って、いわゆる性教育を受けていないんです。性教育というとセックスの話と思われがちですが、例えば月経の話。月経のときにお風呂に入ってもいいか、おりものが出たらどうすればいいか、どんな症状になったら何科のお医者さんに行くべきなのか……全然教わっていない。

なんだったらデリケートゾーンを『自分の手で触ったらいけない』って、まるで不浄なもののようにとらえているレベル。しっかり自分のデリケートゾーンを見たこともない人も居るのではないでしょうか?

今でこそ“デリケートゾーン”“フェムケア”などといった言葉がありますが、当時はこの部位を何と呼べばいいのかもわからず、受診するのはだいぶ勇気がいりました。

原因は「女性ホルモンの減少」受診の結果に衝撃

「外陰部や膣が乾くのは、女性ホルモンが減少してくるから。閉経が近づき女性ホルモンの分泌が減少する女性は、100%誰しもに起こります」――そう産婦人科医に聞き、目からうろこでした。

早めにケアをしないと、60代、70代になって症状が悪化してしまう。予防のためには、デリケートゾーン専用のもので洗ってあげなければならない。何より専用のもので保湿してあげなければいけない――そういうものがあることを知り、私の心に光が差したようでした。

さらに私の尿もれについても“過活動膀胱”という病名があり、それは排尿を司る“骨盤底筋”の緩みが原因であること。薬を処方してもらうと同時に、シニア女性は緩みやすく、骨盤底筋はトレーニングが必要だということも知りました。

私は女性専用の泌尿器科医にも診察してもらい、膣圧をチェックしてもらったり、締めて緩めて……などのトレーニングも始めました。今思うと、時代に先駆けてさまざまなデリケートゾーンケアを行ったと思います。

このときケアしたおかげか、60代となった今、とても穏やかに毎日を過ごせています。
しかしケアをやめたわけではなく、デリケートゾーンの保湿も骨盤底筋のケアも、毎日欠かさず続けています。

女性は誰でも100%起こるトラブル。だから今すぐケアを!

私は今メノポーズ(更年期)カウンセラーとして、50代以降の女性の悩みに向き合う活動をしています。深刻に悩んでいる方のお話を聞くことが多いですが、少しは症状があるけれど「まだ大丈夫」と思っていたり、更年期を認めたくなくて、ほったらかしにしていたりする方も多いんじゃないかと思うのです。

どうしても「恥ずかしいこと」と思ってしまうのですが、女性は全員閉経しますから、こういった症状は誰でも避けて通れないこと。

膣まわり、外陰部はそもそも女性ホルモンの影響を受けやすい場所。そのため、デリケートゾーンのトラブルは更年期を節目に多くなります。でも、そこからずっと人にも相談できず、治療もせず、ケアをしないで放っていては悪くなり続けてしまいます。

デリケートゾーンが乾燥すると、下着が当たってすれて痛い。歩くとこすれて気になる。ジーンズなど硬いボトムスをはくと、出血する人さえいるんです。だから外にも出られない、普通に生活することも難しくなる、そんなことが実際に起こりうるのです。

また、性生活がある方は、痛くて困っているという問題もあると思います。膣が萎縮して乾いて、ペン1本くらいも入らない、でも我慢。そんなことが続くと、パートナーとの関係も微妙になってきてしまいますよね。

私がお伝えしたいことは、今すぐデリケートゾーンを保湿したり、骨盤底筋のトレーニングを行うなどして、ケアをしてほしいということ。そして、困ったら迷わず産婦人科に行って相談してほしいということです。

私は50代からの女性の三大悩みは「脳」「骨」「デリケートゾーン」だと思っています。そのくらい大切なことなのです。デリケートゾーンに悩みがあると、日常的に笑顔も減っていきます。かつての私がそうでしたから。

「恥ずかしい」など思い込んでいないで、見えないところに手をかけていきましょう。そうすれば自分自身に自信が持ててきます。デリケートゾーンを健やかに保てば、年を重ねてもお出掛けも快適に自由にでき、笑顔の毎日を過ごせますよ!

関連記事

取材・文=水野 愛(ハルメク 健康と暮らし編集部) 写真=宮村次郎


デリケートゾーンのムズムズ(※1)、ニオイに!オイル&ウォッシュ

湯上がり10秒、塗るだけの保湿ケア「フェミニンオイル」。べたつかず、心地いいうるおい続く!

「デリケートゾーンにオイルをぬって大丈夫? ベタベタして不快にならない?」そんな方のためにハルメクがたどり着いた専用オイルは、べたつきのないサラッとしたぬり心地が特長です。高い美肌効果のある柿の皮エキスに着目し、厳選した植物由来成分を配合。日本製で天然由来100%は希少です。安心して使えるシンプルな処方にこだわりました。

※乾燥による

フェミニンオイル大容量60ml 7,150円(税込)/​​​フェミニンオイル30ml 4,400円(税込)

美容家の吉川千明さんが辿りついた、天然由来100%で、デリケートな 部位をやさしく洗える「フェミニン ウォッシュ」。天然由来成分100%で、成分すべてに意味があります。普段の洗浄料を変えるだけで、驚くほど快適に過ごせるようになりますよ。
フェミニンウォッシュ 4,950円(税込)

 

自分らしく。これからのために。50代からの女性のために厳選商品を紹介。自分らしく。これからのために。50代からの女性のために厳選商品を紹介。「無料」ハルメクが厳選した商品をご紹介する「ハルメク通販カタログ」無料でお申込みいただけます「無料」ハルメクが厳選した商品をご紹介する「ハルメク通販カタログ」無料でお申込みいただけます
水野 愛
水野 愛

2019年12月より「ハルメク 健康と暮らし」食品記事編集に携わる。好きなものは漫画・歴史・音楽・一人旅。特技は赤ちゃんをあやすこと。今の夢は、習い始めた三線で、沖縄のおばあ・おじいたちとセッションすること!

みんなの コメント
ハルメクが厳選した選りすぐりの商品

驚きの軽さ&使いやすさ!

1本で7つの効果
薬用美肌ヴェール

【PR】「英語の学び直し」は私にぴったりの新習慣!

50代から「英語の学び直し」♪

「英会話ができるようになりたい」と、50代から英語を学び直す方が増えています!スキマ時間で簡単に英語学習ができるおすすめの方法は?

2025.03.14
【PR】美術館でお花見!?春爛漫をアートと食で感じよう

美術館で桜とアートを愛でる

東京国立近代美術館では、毎年人気イベント「美術館の春まつり」を開催!近代日本画の巨匠・川合玉堂 作・重要文化財《行く春》の公開など、期間限定の特別イベントです♪

2025.03.10
【PR】戸籍に氏名のフリガナが記載されます

全員忘れずに通知の確認を!

5月26日に「戸籍法」改正し、国民には「氏名のフリガナ通知」が届きます。通知が届いたら必ずやるべきこととは?

2025.03.10
【PR】ぽっこりおなかもラクにきれいなパンツとは?

ラクなのにきれいシルエット♥

ワコールが開発したぽっこりお腹もスッキリ隠れるストレッチ抜群の「パンツ」!ただいま、返品送料が無料になる「ご試着キャンペーン」実施中♪

2025.03.13
毎日5分で英語力アップ

毎日5分で英語力アップ!

忙しい人・飽き性なひとも大丈夫!毎日5分、英語学習を習慣化させる簡単な方法をご紹介♪

2025.03.03
【PR】鼻への重量感・違和感のストレスから解放!

「ふわっ」と軽いメガネ♥

メガネがずり落ちる・鼻の頭が重いなど、メガネのプチストレスにサヨナラ!あっと驚く程つけ心地抜群のメガネをぜひお試しください

2024.12.17
おひとりさま女性のソロライフに備えよう!「おひとりさま老後」の資産運用

老後資金、こんなに要るの?

未婚に限らず、離婚・死別などで誰しも「おひとり様」になる可能性が。一人で生きていくための「お金の準備」は出来ていますか?

2025.03.18
【PR】飽き症でも、ゼロから英語が話せるようになったワケ

ゼロから英語が話せる!

飽き症さんでもOK!たった60日で英語が苦手な人でも英会話ができるようになると話題の「インド式英会話」をご存知ですか?無料体験セミナー実施中です!

2025.02.05
【PR】タイプで分かる!ライフスタイル別レンズ診断

タイプ別!ぴったりの眼鏡

「近くのものが見えづらくなった」と感じる人は眼鏡の変え時かも!ライフスタイル別におすすめの眼鏡レンズを無料で診断♪

2025.03.10
【PR】頼れる家族がいない……入院・入居どうする?

おひとり様の備えはOK?

この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生!

2024.07.22
子どもに残すべきはお金?不動産?どちらがお得?

子に遺すべき資産は?

「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは

2024.12.12
【PR】「朝まで熟睡」できない人、実はふくらはぎに問題あり?

夜中にトイレ…眠れない

就寝中、トイレに起きてしまう「夜間頻尿」。年齢を重ねるにつれて回数が増えていませんか?実は、夜間頻尿対策のカギは「ふくらはぎ」にあるのです!

2025.03.10

ハルメクが厳選した選りすぐりの商品

【限定コラボ】職人技が光る!ハルメク×マエノリのセーター誕生秘話