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今回のテーマは「体のゆがみ」。大人のための、健康と美を兼ねた体作りのやり方をスポーツドクターや整形外科医としても活躍する医師の中村格子さんに教えてもらいましょう。
「体のゆがみ」を整えて、健康的な美をキープ!
“大人のラジオ体操”でおなじみのスポーツドクター・中村格子さんに健康と美しさを兼ね備えた体作りを教えていただく連載の2回目。今回のテーマは「体のゆがみ」。ゆがみを整える全身のエクササイズを毎日の習慣にすれば、美しい姿勢とブレない軸が手に入り、気になる痛みやつまずきの予防につながります。毎朝、体のバランスをリセットしましょう。
体の不調は「ゆがみ」が原因の場合も!
肩がこる、腰が痛い、ひざが痛い……。病気ではないのにこうした痛みや違和感が起こるのは、ゆがみを起こしている証拠。ゆがみは普段の体使いや行動によって、知らないうちに蓄積していきます。
例えばいつも同じ側の肩にかばんを提げている、電車待ちなどで片脚ばかりに体重をのせてしまう……。こんな方は生活習慣の改善も必要。ゆがみが起こると脚の長さや眉の高さに違いや変化が表れることもあります。
腰やひざに痛みが出るとまず、湿布やマッサージなどを思い浮かべる人も多いでしょう。ところが、根本原因であるゆがみを改善せず、こうした対処療法だけでは一時的に痛みがとれても、また痛みが出るという悪循環にも。
ゆがみを改善する基本は姿勢を保つ筋力(抗重力筋)をつけること。そのためには、毎日体のバランスを整えることが大切です。毎朝のエクササイズで体のバランスをリセットしながら、ゆがみを解消していきましょう。
毎日、コンディションを整えることが大切
体は動かせば、それだけバランスも変化していきます。バランスの変化をそのまま放っておけば、体はどんどんゆがみを生じます。そこでおすすめなのがコンディショニングという考え方。
コンディショニングとは、今の力を最大限発揮できるように体のバランスをベストな状態に整えること。アスリートが大会前に行うものとして耳にした方も多いかと思いますが、コンディショニングが必要なのは何もアスリートに限ったことではありません。コンディショニングはいわば、日々変化してしまう体のバランスをこまめにリセットすることなのです。普段からコンディショニングを意識した生活を送ることがゆがみの解消につながります。
よく腰痛は骨盤のゆがみに原因があるといわれ、骨盤を整えるエクササイズが紹介されていますが、体の一部だけを整える方法に、私は疑問を感じます。なぜなら、骨格はすべてつながっているから。骨盤は頭とつながる頸椎、胸椎、腰椎からつながり、重力を支える股関節へとつながります。胸椎からは鎖骨を通して肩甲骨へつながるため、肩を動かせば、骨盤にも影響を与えるのです。
中でも体の軸となる骨盤、腕と背中をつなぐ肩甲骨、そして骨盤と脚をつなぐ股関節の3つが体のバランスを整えるポイント。つまり、この3つのポイントすべてを整えていくことが、全身のゆがみ解消には欠かせません。
正しい姿勢もゆがみの解消も体のバランスが大切。毎朝、1分程度のエクササイズを行えば、体のゆがみがリセットできます。日中は気になるときに何度でも行って、ゆがみをこまめに整えましょう。
肩甲骨・骨盤・股関節の3か所を整えよう!
肩甲骨・骨盤・股関節の3つをセットで整え、一日の体のゆがみをリセットしましょう。
※エクササイズは痛みのない範囲で行ってください。
1肩甲骨
背中や肩のこりを防ぎ、動きやすくします。肩甲骨を意識しながら行いましょう。
写真のように肩に手を当て、ひじで大きく円を描くようにゆっくりと前後に回す。
2骨盤
骨盤回りのこりをほぐします。...
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