慢性腰痛と付き合っていくには?
脊柱管狭窄症になって【後編】一生付き合う病気が新しい生き方をくれた
脊柱管狭窄症になって【後編】一生付き合う病気が新しい生き方をくれた
公開日:2026年03月24日
引越したら思わぬ転機が…

脊柱管狭窄症と一生の付き合いをすることになった人生の後半戦。医師からすすめられたウォーキングに取り組むため、引っ越し先に選んだのは小田原でした。
狭くてアップダウンがきつい逗子に比べると、城下町の小田原は広く平坦で、歩行者が難なく回遊できるルートが整備された街なのです。
転院して運動療法が改善
紹介状を持って訪れた小田原の整形外科。MRI画像を見た医師の診断は「確かに4番5番腰椎が狭くなっていますが、手術をせずに筋肉を鍛える保存療法でいけると思います。鎮痛剤は必要なら出しますが……」でした。
薬よりもリハビリだと思い、理学療法士のアドバイスを仰いだところ、椅子の座り方や階段の上り下り、カバンを持って歩く姿勢まで、微妙な腰の曲げ方をトレーニングしてくれたのです。

毎日のウォーキングもがんばり、「昨日は酒匂川に沿って桜を見ながら、気付くと15kmも歩いていました」と報告すると、地元民ならではの観光スポットも教えてくれます。病気だからと家にこもらず、アクティブに治療する楽しさを知りました。

ウォーキングの応援団を発見
歩き回りたい私の応援団になってくれたのは、村の境界や道の分岐点に祀られている「道祖神」という石碑たち。偶然出合ったのをきっかけにGoogleマップで道祖神を検索すると、とんでもない数が見つかりました。
家を出たら経路を選んでナビ開始を押して、マップの指示に従って歩きます。電車やバスを利用しない徒歩ルートを優先し、やっと目標地点にたどり着いたら、お目当ての道祖神が見つからないこともしばしば。
ひっそりと地味な場所に隠れていることが多いので、「ポケモンを探せ」のようなゲーム感覚で探索できる面白さが加わりました。

半年で小田原全域を網羅するほど、100基近くは見つけたでしょうか。溜まった画像と文章をまとめて道祖神のサイトを作ろうかと、医療費を稼ぐためのライフワーク化を目論んでいます。
脚力をきわめるパーソナルトレーニング
定期的にかかる医療費で、最も費用がかさむのは整形外科の診察とリハビリ。それにプラスして、足腰に筋肉をつけるべくフィットネスクラブで毎週パーソナルトレーニングも受けています。
腰の負担になる姿勢を避けるためスタジオの合同クラスには参加せず、ジムマシンやボディウエイト(自分の体重を負荷にした運動)で、トレーナーの指示に従って鍛えます。整体院と同様、確定申告の医療費控除にはなりませんが、脊柱管狭窄症の痛みがやわらぐだけでなく、ボディメイクと美容にも役立つことがうれしい。

脊柱管狭窄症の手術が必要になるのは一般に70歳を過ぎてから、などと聞いたことがあります。今の私はジャスト70歳。痛みを軽減して歩く姿勢が身について、パーソナルトレーナーから脚力にお墨付きをもらって、若い人たちを追い抜きながらウォーキングできる喜びを感じています。
※本記事は個人の体験に基づく内容であり、すべての人に同様の効果が得られるわけではありません。症状がある場合は医療機関にご相談ください。




