50代からのヘアスタイル
私のグレイヘアの作り方|流行よりも心地よさで
私のグレイヘアの作り方|流行よりも心地よさで
公開日:2019年04月24日
どうしたら日本人でもきれいなグレイヘアになれる? すてきなグレイヘアスタイルの女性に、移行の仕方や白髪との付き合い方を聞きました。今回は、40歳でヘアカラーをやめた岡村恭子さん。若くしてグレイヘアにした理由とは? 移行前の写真も公開します。
グレイヘアへの移行方法は?
顔回りは明るいグレイ、後頭部に向けて黒髪が混ざったショートボブのヘアスタイルが、若々しく上品な岡村恭子さん。岡村さんは現在56歳ですが、グレイヘア歴は10年以上になります。
岡村さんがヘアカラーをやめたのは、40歳の時。一般的には、一足早いグレイヘアデビューといえるでしょう。当時、毎月交互にパーマとヘアカラーを繰り返したために、頭皮が荒れてしまったことがきっかけでした。
「頭皮をあまり傷めないらしいヘアマニキュアもとりあえず使ってみましたが、そこまでがんばらなくてももういいかなと思って(笑)。母と叔母も白髪だったので、グレイヘアに違和感はありませんでした」と岡村さん。
高校生から長年通い続けている美容師にグレイヘアにしたいと伝えると「まだ、早いんじゃない?」と反対されました。それでも、ヘアカラーのストレスから解放されたいという思いが強く決心は変わりませんでした。髪の毛を全体的に短くカットすることを繰り返し、徐々にグレイヘアへと移行していきました。
写真右は49歳。よく見ると白髪がまじっています。
「そのまま白髪を伸ばして落ち着いたのは、あまり手入れをしなくても乾かした状態で髪型が決まる、このショートボブ。ただのズボラです(笑)」
グレイヘアへの違和感はないの?
「最近になってからですよね。グレイヘアのままでいいんだ、という流れは」と岡村さん。今でこそ世間に認識されてきた「グレイヘア」ですが、これまで友人には「染めたら?」と何度も言われてきたと話します。
「『老けて見える』からやめなよ、と言われるんですよね。でも今よりもヘアカラーを続けていた当時の方が、私は無理をしていました。だから逆に、友人を見ていて痛い思いをしながらも染め続ける必要はあるのだろうか……とも思います」
岡村さんは白髪を染め続けることを、高いヒールを履くことに例えます。
「ローヒールやぺったんこの優しい靴を同窓会に履いて行ったら、同級生に『ヒールを履かないと!』と指摘されたこともあります。それと同じことですよね。義理の母も外に行くときは、髪を染めないと、お化粧しないとと言っていました。ヒールを履くことや、髪を染めることは“ちゃんとする”という意味があるのだと思いますが、『ちゃんとしなきゃ!』という考えでおしゃれをするのは何か違うと思います。自分が心地よくて楽なものを優先すればいいのではないでしょうか」
岡村さんは現在、神奈川県の葉山市に住んでいます。近隣の住人たちもナチュラル志向の人が多く、そんな周りの環境がグレイヘアでいることに違和感がない理由かもしれない、と言います。
グレイヘアにしてよかったこと、悪かったこと

グレイヘアにしたデメリットを聞くと、「抜け毛が目立つこと」と教えてくれました。「洋服の上に落ちていると気になるので、セロテープが必需品です。取りやすくて、捨てやすいんです」
「あと、やっぱり年齢よりも老けて見られます(笑)。とはいえ、グレイヘアにしてからの方が明るい色の服を着ることが増えたと思いますし、この髪型なりのおしゃれの楽しさがありますよ」と岡村さん。この日も紫色のワンピースをさらりとスポーティーに着こなしています。
岡村さんの髪のボリュームにも注目! 美容院でも「毛質と毛量がずっと変わらない。コシがある」と言われるそう。何か特別なヘアケアをしていると思いきや、シャンプーやヘアケアアイテムにこだわりはないと言います。
「髪のボリュームは、染めなくなったことで、髪が本来の元気を取り戻したから……ですかね? このままグレイヘアでいたいと私は思っていますし、ヘアカラーのタイミングも気にしなくてよくなって、気持ちはとにかく楽になりましたよ」

「かっこいいグレイヘアスタイル-秋冬カタログ」で掲載した8名のインタビューを掲載していきます。
取材・文=竹上久恵(ハルメクWEB編集部)、撮影=中村彰男、ヘアメイク=杉山えみ
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