老人性色素斑とは? 気になる原因と治療法
2024.03.052018年08月08日
目元のくすみとクマ 。老け感を醸すお悩みに
茶ぐま、青くま、黒クマ、それぞれの原因と対策とは?
クマができる目周りの皮膚は他と比べて3分の1ほどの薄さです。色素沈着で起きる茶ぐま、血行不良で起きる青くま、年を取ると目立つようになる黒くま、あなたのクマはどのタイプ?原因と対策を教えます。
茶ぐま、青くま、黒くま、それぞれの原因と対策は?
要注意!目の周りは非常にデリケートな構造
目元は非常にデリケーな構造で、以下の3つの特徴があります。アイメイクやクレンジングでも刺激を受けるため、クマをはじめとした目元のトラブルがおきる原因になっているともいえます。
1 皮膚が薄い
目周りの皮膚は非常に薄く、他の部位の約3分の1程度の厚さしかありません。
2 皮脂腺・汗腺が少ない
他の部位と比べ、皮脂腺や汗腺が少なく、乾燥しやすい傾向があります。
3 骨がない
目の部分に骨はなく、眼球は眼窩(がんか)と呼ばれる、骨で囲まれた空洞に入っています。
クマの原因別3大タイプとプチアドバイス
〔茶ぐま〕メラニン由来系
目をこすったり、負担の強いアイメイクをしたりと無意識な摩擦で目の周囲に負担をかけていませんか。まぶたは、それでなくても眼球の周りには神経が張り巡らされていて、常にまばたきをする負荷が多いパーツ。ところが、目の周囲はとても薄く乾燥しているので、頻繁にこすったりしたらすぐに黒ずむのは当然です。
炎症から色素沈着を起こし、メラニン系の小さな茶色のシミが現れることも。このメラニンを抑えるには、ビタミンC誘導体配合の美白ケアを用いましょう。もちろん、ふだんから柔らかいテクスチャーのアイクリームで保護し、メイクオフのときもゴシゴシこすらないよう気をつけてください。
〔青くま〕血行不良・疲労系
青くまは、血行不良による最もポピュラーなクマ。寝不足だったり、疲れが溜まっていたり、デジタル作業が多い等々で血流が滞っている証拠です。疲労や睡眠不足は全身症状ですから、目の周りに青くまが出たら、イエローカードを切られたと思ってひとまず小休止を。
仕事中などで休むわけにもいかないなら、目周りのツボ押しやレンチンのホットタオルなどで血行を促してみて。首や肩もガチガチに固まっているはずですから、20,30分でもマッサージを受けるといいでしょう。それでも改善しない場合は、血行促進成分のビタミンK配合のコスメをプラスしてみて。
ただ日頃から、冷えや疲れをため込まない、ウォーキングなどで全身の血流改善をはかるなど、生活の見直しを図ることも大事です。それでも改善しない場合は貧血が疑われることも。貧血の症状は鉄不足だけではなく、亜鉛やたんぱく質、ビタミンB₆不足でも起こります。冷え症や疲れやすいなどの自覚症状があれば、栄養外来を一度受診することもおすすめです。
〔黒くま〕加齢たるみ系
黒くまは、加齢に従ってマチュア世代に最も多くあらわれる残念なたるみクマで、バギーアイと言います。いわゆるゴルゴラインの少し上のほうに、加齢×重力の法則で下まぶたが影を落とします。加えて目の下にむくみが出ていたら、老け見えつながります。
目がくぼんでくることも原因の一つですが、黒くまを改善するにはまずは表情筋をよく動かして、顔全体をストレッチ、レバーやヒジキなど抗酸化作用の高いビタミンEが含まれた食材も取り入れて。コスメを投入するならヒアルロン酸やコラーゲンの生成、代謝を促すレチノール系のアイテムを加えてみてください。
また、ここ一番というときは、少し値の張る抗酸化作用のある人参エキスなどを内服、外用ともに集中的に取り入れるのも手です。前の晩に貼って寝るだけで、翌朝、ピンと張りが戻るマスクなども検討してみましょう。クマだけでなく、シワもプレスされるおまけがついてきます。普段からスマホなどの動作のために、下ばかり見ていると、重力も加担してどんどんエイジングサインが目立ってきます。意識して顔を上げ、上を向く姿勢をとりましょう。
おすすめアイテム
ヒトの皮膚構造に近いコラーゲンをバイオ技術でシートに。目元にハリ・弾力を与えるペプチド配合の美容液を含ませて使う。ハリと潤いに満ちた目元に。
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しつこいクマに手を焼いていたら、美容医療も視野に
青クマ、茶クマにはターンオーバーを促すイオン導入、茶クマにはトーニングレーザーやラジオ波や美白注射、黒クマには引き締め効果のあるラジオ波やフラクショナルレーザー、脂肪溶解注射などの選択肢もあります。
ただし、施術をした後は腫れが治まるまでダウンタイムも必要だったり、絶対に日焼けをしてはいけない場合もあるので、リスクとベネフィットを十分に確認して検討してください。