紫外線の影響と対策とは?
紫外線の影響と対策とは?

更新日:2024年07月29日 公開日:2020年08月20日

美肌を守る!日焼けを防ぐUV対策はコレ

紫外線とは?正しい日焼け知識とUVケア方法を解説

紫外線とは?正しい日焼け知識とUVケア方法を解説

正しく紫外線対策を行っていますか? 知っているようで知らない紫外線。今回は、紫外線とは何か、赤い日焼けと黒い日焼けなどの基礎知識を解説します。美肌を守り抜くための、正しい日焼け止めの塗り方・選び方、紫外線防止方法も必見です!

紫外線は一つじゃない!UVA、UVB、UVCとは?

紫外線は一つじゃない!UVA、UVB、UVCとは?

紫外線とは、太陽から地球に降り注ぐ太陽光線の一つです。太陽光線には、目に見える可視光線と目に見えない紫外線・赤外線があり、その中でも、紫外線はエネルギー量が多く波長の短い光といわれています。

紫外線も波長により、UVA、UVB、UVCに分かれ、地表にまで届いている光が、UVAとUVBの2種類です。また、UVとは紫外線を英語表記した「ultraviolet」の略になります。

肌が赤くなる日焼けと黒くなる日焼けの違いとは?

紫外線を浴びると、肌が日焼けてしまいますが、実は、日焼けにも「赤い日焼け」と「黒い日焼け」があることをご存じでしょうか?ここでは、その赤い日焼けと黒い日焼けの違いを解説します。    

赤い日焼けの原因はUVB

赤い日焼けの原因は、紫外線の中でもすぐに影響が出るといわれるUVBです。UVBは、皮膚への作用が強いため、短時間でも肌を赤く焼いてしまう「サンバーン」という現象を起こします。海水浴や炎天下の運動や作業などで、真っ赤に日焼けしたときは、UVBの影響です。

黒い日焼けの原因はUVA

紫外線のうち、約90%の割合を占めるのがUVA。有害なUVBと比較した場合、皮膚に対する急激な作用はありません。しかし、肌の奥まで浸透・蓄積するUVAにより、体内のメラニン色素が反応してしまうため、肌を黒く焼いてしまうのです。このような日焼けを「サンタン」といいます。

紫外線を浴びるメリットとデメリット

紫外線と聞けば「日に焼けてしまう」「肌に悪い」など、あまりいいイメージが持たれないでしょう。しかし、その紫外線にも長所と短所があるようです。ここからは、紫外線を浴びるメリットとデメリットをご紹介します。    

紫外線を浴びるメリット

適切に紫外線を浴びることで、 骨を丈夫にしたり、免疫機能を調節する役割があるとされるビタミンDを生成するといわれています。また、サーカディアンリズム(概日リズム)といわれる 体内時計を整えることができるともされ、安眠などにも効果的です。

紫外線を浴びるデメリット

紫外線を適切量以上浴びた場合、肌や真皮を傷つけてしまう日焼けに始まり、皮膚の免疫力低下、しわやたるみの原因となる肌の老化をもたらすことが紫外線の短所です。

また、皮膚がんや角膜炎、白内障など、肌のみならず、眼に悪影響をもたらす可能性があることも、紫外線のデメリットとして挙げられます。

天候や時期により、紫外線の量は毎日変わる!

紫外線は、時間や天候、場所などにより、毎日受ける量が変わってきます。ここでは、シチュエーションや条件ごとに変動する紫外線の量や影響などの特徴を解説していきます。

【時間】紫外線は10時~14時がピーク

紫外線を受ける量は、時間ごとに異なります。もっとも紫外線が強いといわれる時間帯が、1日のおよそ6割の紫外線量を占めているとされる10時から14時の間です。また、日差しが弱い朝夕でも、UVAの量はさほど減ることがないといわれています。

【天候】紫外線は曇りや雨の日は少ない

天候にも左右される紫外線の量。雨や曇りの日は、地表に降り注ぐ紫外線の量が少なくなります。雲の量や厚みにより、紫外線がブロックされるからです。ただし、UVAの場合、雲の影響をあまり受けないとされています。

【場所】紫外線は標高や地面の状態で変わる

場所によっても紫外線の量は変動します。赤道に近い場所、標高が高い場所ほど、紫外線の量が増えるようです。また、地面の状態によっても変わることがあり、アスファルトや草地で約1割、砂浜で約3割、新雪になると約8割の紫外線が反射し、その影響を受けてしまうといわれています。

紫外線のデメリットを防ぐには?

紫外線の影響を防ぐには

気になる紫外線の害から肌を守る対策として、具体的にどのような方法があるのでしょうか? ここからは、紫外線の悪影響を防ぐための代表的な方法をご紹介します。

【紫外線防止方法1】紫外線の強い時間帯の外出を避ける

紫外線の強い時間帯の外出を控えましょう。1日の中でも10時から14時くらいの時間帯を避ける、または紫外線対策を強化することにより、紫外線の影響を防ぐことができます。    

【紫外線防止方法2】日傘・帽子・サングラスを使用

肌を太陽光線にさらさないことも紫外線の悪影響を防ぐのに有効です。そのためにも、外出のときには、日傘・防止・サングラスの使用を心掛けてください。編み地がしっかりしていて襟や袖のある衣類を着用し、日陰を歩くこともポイントです。

【紫外線防止方法3】日焼け止めクリームを利用

日焼け止めクリームを利用するのも、紫外線の影響から肌を守るための対策です。商品の取扱説明書に記載されている使用方法や使用量などを守り、汗を拭いた後などはこまめに塗り直しましょう。

正しい日焼け止めの塗り方

日焼け止めは、適正な量を正しく塗らないとその効果を発揮できません。2~3時間ごとに塗り直すことを前提とした上で、正しい分量をムラのないように塗るため、重ね塗りをおすすめします。

特に日焼けしやすいおでこや頬、鼻筋は入念に塗ってください。また、フェイスラインをはじめ、耳の後ろ側やうなじ、首や背中やデコルテ、腕や足の甲なども忘れずに塗りましょう。    

日焼け止めの選び方のポイント

UV対策の一つとして、絶対に欠かせない日焼け止め。日焼け止めを購入するとき、何を基準に選んでいますか? その成分や特性、効果を知ってうまく使いわければ、さらなる効果が期待できそうです。

SPFとPA

日焼け止めの容器に記載されたSPFとPAという表示を見たことがありますか? SPFはUVBの防止効果を「SPF15」「SPF30」などと表し、PAはUVAの防止効果を「PA+(効果がある)」「 PA++(かなり効果がある)」などと表したものです。それぞれ数値や+が多いほど、紫外線防止効果が高いといわれています。

使用シーン

使用シーンに合わせ、日焼け止めを上手に利用しましょう。例えば、海水浴や運動のときは、はっ水性の高いウォータープルーフタイプ、日中の外出時も美白ケアを意識するのならば、ホワイトニングタイプといったように使い分けるのがおすすめです。自分の肌質、使い心地なども日焼け止めを選ぶ際のポイントになります。

季節ごとの紫外線対策・UVケア法

ここからは、季節ごとの紫外線対策・UVケア法をレクチャーします。紫外線が強い夏や残暑が厳しい秋はもちろんこと、日差しが弱く感じる春や冬も紫外線の対策とケアを忘れてはいけないようです。

春の紫外線対策・UVケア法

地上に降り注ぐ紫外線は、3~4月から増えてきます。日差しが弱いため、紫外線対策を怠りがちですが、知らず知らずのうちに日焼けしてしまうことも珍しくありません。日焼け止めを塗るなど、しっかりとUVケアを行いましょう。

夏の紫外線対策・UVケア法

紫外線対策を忘れてはいけない夏。汗をかくため、ウォータープルーフタイプの日焼け止めが必需品です。また、徹底した美白ケアも必要となります。外出のときは、日傘・帽子・サングラスを着用し、紫外線から肌を守ってください。

秋の紫外線対策・UVケア法

夏の太陽光線にさらされ、肌が傷つき、疲れている季節です。しかも、まだまだ紫外線の強い日が多いため、秋の紫外線対策も怠ってはいけません。気を抜かず、日焼け止めや美白ケアに努めていきましょう。

冬の紫外線対策・UVケア法

紫外線が弱まる季節と思われがちですが、UVAは季節の影響をあまり受けません。冬も紫外線を防止する化粧品を使うなど、UVケアの実践を続けてください。また、雪面は紫外線の反射率が高いため、冬の日焼けにも注意が必要です。

知っているようで、実は、あまり知らなかった紫外線のこと。紫外線対策といえば、日差しの強い夏ばかりに意識をとらわれがちですが、自分の大切な肌を守るためには、1年を通した日焼け予防とUVケアが重要になってきます。そのためにも、正しい紫外線の知識や予防方法を身に付け、徹底した紫外線対策を講じるように心掛けましょう。

※この記事は2020年8月の記事を再編集をして掲載しています。

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