中年太りに!3つのフェーズで“やせる仕組み” #3

【体脂肪を落とすコツ】減らす栄養素・残す栄養素の見きわめと食事量

【体脂肪を落とすコツ】減らす栄養素・残す栄養素の見きわめと食事量

更新日:2026年02月11日

公開日:2026年01月25日

【体脂肪を落とすコツ】減らす栄養素・残す栄養素の見きわめと食事量

フェーズ1(準備)、フェーズ2(筋肉づくり)を経て、ついに体脂肪を落とすフェーズ3へ。重要なのは、筋肉を守りながら体脂肪を減らすための「カロリー調整」。やりがちなカロリー計算の落とし穴と、停滞期に陥ったときの対処法を解説します。

教えてくれるのは、森 拓郎(もり・たくろう)さん

ボディワーカー、トレーナー。2009年、自身のパーソナルトレーニングスタジオrinatoを東京・恵比寿にオープンし、ボディメイクやダイエットを指導。テレビ、雑誌など多くのメディアで「美しさと健康が両立する体づくり」を発信し続けている。著書に『筋肉をつけて脂肪を減らす やせるしくみ化』(アスコム刊)

ダイエット成功のカギ!最後は体脂肪を落とす「フェーズ3」へ

ダイエット成功のカギ!最後は体脂肪を落とす「フェーズ3」へ

ダイエット成功のカギ!最後は体脂肪を落とす「フェーズ3」へ

ダイエット成功のカギ!最後は体脂肪を落とす「フェーズ3」へ

第1回は、ダイエットに必要な「3つのフェーズ」の考え方 、第2回は「フェーズ1:準備期」「フェーズ2:筋トレ期」 について解説しました。

<3つのフェーズ>
フェーズ1:準備期
フェーズ2:筋肉を増やす時期
フェーズ3:体脂肪を減らす時期

ようやく体脂肪を落とせる準備が整ったので、体脂肪を減らすフェーズ3に入ります。

フェーズ1の「3食きちんと食べる、8000歩以上は活動する」を継続しつつ、フェーズ2の「筋トレ」も忘れずに。筋肉が増え体重の増加も止まったら、フェーズ3に移行します。 

食べる量を減らしすぎない。1日1500kcalの考え方

食べる量を減らしすぎない。1日1500kcalの考え方
freeangle / PIXTA

体脂肪を減らすフェーズ3では、筋肉量を維持しながら体脂肪を減らしていきます。その際、ただ体脂肪の量を減らすだけではなく、筋肉へのエネルギーが不足しないようにすることが大切。しっかり食事で糖質を摂りながら、摂取エネルギーを計算していきましょう。

摂取エネルギーの目安は、基礎代謝量プラス300kcal。例えば、基礎代謝が1200kcalなら、摂取エネルギーは1500kcal。基礎代謝量を下げないようにしながら、フェーズ2の筋トレは継続して、300kcal程度を消費します(エネルギー収支は、1200kcalになります)。運動量の多い人なら、100~200kcal多くても問題ありません。

体脂肪を減らすときの注意点は、摂取エネルギーを「基礎代謝量以下にしない」こと。フェーズ2の筋トレを継続してエネルギー収支の結果が、マイナス300kcalになっても、摂取エネルギーが1200kcalと1500kcalでは体の中で起きていることが違うからです。

基礎代謝量が1200kcal、食事や日常の活動代謝量が300kcalの場合、摂取エネルギーが1200kcalでは、活動代謝量を引いたら基礎代謝量を900kcalから賄うことになり、代謝を下げるだけです。1500kcal摂取していれば、基礎代謝量を賄え、運動でマイナス300kcalにできるため、体脂肪を落としやすくなります。

■1日1500kcalの食事量

■1日1500kcalの食事量

【主食】
ご飯150g/1食

【主菜】
豚もも肉のしょうが焼き
鮭とじゃがいもののり塩炒め
ネギ塩レモンチキン
サバ塩焼き
麻婆なす

【副菜】
長いもの梅しそ和え
じゃがいもとピーマンのかつお節和え
かぼちゃとなすのごま和え
ミニトマトのはちみつレモンマリネ
アボカド梅塩昆布
しらすおろし
ブロッコリーのワサビマヨ和え
もずくトマト

【みそ汁】
わかめ、長ネギ、なめこ、キャベツ、焼きのり、小松菜、ちくわ、切干大根、れんこん、ごぼう、玉ねぎ、あおさのり、木綿豆腐、大根、きのこ類、干し桜えび

カロリー調整で見落としがちな「脂質」に要注意!

カロリー調整で見落としがちな「脂質」に要注意!
freeangle / PIXTA

ご飯やいも類を抑えるだけで、摂取エネルギーをかなりカットできます。しかし、糖質を減らしすぎてしまうと代謝が落ちるので、全体の摂取エネルギー量の半分以上はキープしてください。

摂取エネルギーを減らすコツとして、「脂質」の摂り方に目を向けましょう。脂質は肉や魚、ドレッシングにも含まれていて見た目だけでは把握しづらいので、面倒でも摂取カロリーを記録するアプリなどを使うのがおすすめ。厳密には算出されなくても、自分の食事の傾向が分かるので、対策がしやすくなります。

停滞期を救う!燃焼を高める「HIIT」とは

停滞期を救う!燃焼を高める「HIIT」とは
mapo / PIXTA

停滞期の筋トレに加えたいのが、高強度インターバルトレーニング(High Intensity Interval Trainingの頭文字をとって「HIIT(ヒート)」)

短時間の高強度の有酸素運動と短時間の休憩を繰り返す運動で、目安は全力で30秒行い、30秒休憩で4セットくらい。筋トレの後か、別日に週2~3回程度、疲労困憊まで行います。

HIITは確かにきついのですが、その分、メリットが多くあります。まずは短時間でできること。また筋トレのように筋肉はつきませんが、体脂肪を落とすフェーズで食事の摂取エネルギーを減らしていく中で、筋肉を落としづらくするのもうれしいポイントです。

また、脂肪がエネルギー源として動員されるため、脂肪燃焼が加速。これを「アフターバーン効果」といい、運動後、最大48時間、脂肪燃焼が続くことは、ボディメイクをする上での最大のメリットです。

筋トレ×HIITで、停滞期を抜け出す!

筋肉に負荷をかけて筋肉を刺激して量を増やす「筋トレ」と、高強度で心拍数を上げることで脂肪分解・脂肪燃焼を促す「HIIT」は、それぞれ筋肉への刺激が異なります。組み合わせて行うことで、筋肉を増やしながら、体脂肪を減らすことにつながり、停滞期脱出の大きな手助けとなります。

HIIT(2)「ワイドスクワット」で下半身の筋肉を強化

HIIT(2)「ワイドスクワット」で下半身の筋肉を強化

(1)脚を肩幅より広く開き、つま先は30度外に向けます。両手でダンベルを持ち、3秒かけて背中が丸まらないように腰を落としましょう。膝は薬指のほうを向くくらい外に向けます。

HIIT(2)「ワイドスクワット」で下半身の筋肉を強化

(2)お尻を締めて、恥骨を前に出す意識で3秒かけて立ち上がります。これを10回×3セット行います。

HIIT(3)「リアレイズ」で背中を狙いうつ

HIIT(3)「リアレイズ」で背中を狙いうつ

(1)いすに浅く腰かけて、上体を前へ倒します。

HIIT(3)「リアレイズ」で背中を狙いうつ

(2)腕を真横に広げたら(1)の姿勢に戻ります。これを10回×3セット行います。ダンベルを持つと負荷が上がります。

HIIT(3)「マウンテンクライマー」で脂肪を燃やす

HIIT(3)「マウンテンクライマー」で脂肪を燃やす

(1)手を地面について、片脚を後ろに伸ばし、もう片方の脚を胸に引き付けます。

HIIT(3)「マウンテンクライマー」で脂肪を燃やす

(2)リズムよく脚を入れ替え、もも上げをするようなイメージでできるだけ速く切り替えます。30秒×30秒休憩×4~8セット行います。

イラスト=いなばゆみ

※効果には個人差があります。試してみて合わない場合はおやめください。
※本記事は、書籍『筋肉をつけて脂肪を減らす やせるしくみ化』より一部抜粋して構成しています。


■「中年太りに!3つのフェーズで“やせる仕組み”」をもっと読む■

#1:「食事制限」から始めない!更年期ダイエットが成功する3つのフェーズ
#2:【準備~運動フェーズ】やせる習慣とレベル別筋トレ2種
#3:【体脂肪を落とすコツ】減らす栄養素・残す栄養素の見きわめと食事量

もっと詳しく知りたい人は、森さんの書籍をチェック!

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HALMEK up編集部
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