美容医療に頼ってもいいかしら?#5

首ポツ、イボ、目のブツブツは保険適用で取れることも

公開日:2021.06.22

更新日:2024.03.04

特集|美容医療に頼ってもいいかしら?

年齢とともに増えるシミ・しわ・たるみ。スキンケアやメイク以外で積極的に改善したい!そんな女性が増えています。そこで気になるのがカジュアルになりつつある美容医療。メニューは?失敗しないコツは?美容医療の基礎知識を医師に聞く全5回の特集です。

  1. 50代、初めての美容医療で失敗しないための基礎知識
  2. シミは美容医療がコスパよし!シミ取りの注意点は
  3. 初めての人必見!しわを美容医療で改善するには?
  4. ほうれい線悩みにも!たるみを美容医療で解決するには
  5. 首ポツ、イボ、目のブツブツは保険適用で取れることも←本記事はコレ!

首のポツ、イボ、目のまわりのブツブツは何て病気?

最近、首のポツやイボ、目のまわりのブツブツが増えてきて、気になっているという人には朗報です! 

「そもそも首のポツやイボに病名がついていることを知らない人もいるのではないでしょうか。実は、これらのものはすべて病院で手軽に取れるのです」と青木さん。まずはそれぞれの病名、症状はどんなものがあるのか、説明します。

首のポツ、イボ…ー脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

 「脂漏性角化症」と呼ばれる、加齢とともに増える皮膚の良性腫瘍。大きさは数mmから2〜3cmにわたるものまであります。色は皮膚と同じような色から褐色、黒っぽい色までさまざまあり、少し盛り上がっているものから、ほくろのように突出しているものもあります。

首や脇に出てくる、細かいポツポツは「アクロコルドン」とも呼ばれますが、脂漏性角化症と同じ病態です。

「脂漏性角化症は喫煙や紫外線が原因になることもありますが、首やわきの下にできるちいさなイボは、遺伝的な要因が高いといわれています。親御さんにポツやイボが見られた人は、自分も出来やすいと思っていたほうがいいでしょう。

よく乾燥肌との関連を聞かれることがありますが、皮膚が乾燥しているから出来やすいということはありません」(青木さん)

目のまわりのツブツブ‥‥稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ) 

目のまわりのツブツブ‥‥稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ) 

主に目のまわりにできる、1〜2mm程度の大きさの白くて硬い丘疹。細かいツブツブが多発するのが特徴です。

「毛穴の入口に角質が溜まることで生じますが、なぜできるのか、原因ははっきりわかっていません。年齢は関係なく、若い人にも多くみられます。残念ながら、自然に取れることはありません」(青木さん)

ニキビのように盛り上がった袋状のできもの…粉瘤(ふんりゅう)

ニキビのように盛り上がった袋状のできもの…粉瘤(ふんりゅう)


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樋口由夏

出版社勤務などを経て2008年よりフリーランスライター、エディターとして独立。単行本の編集・構成・執筆などを中心に、雑誌、Webにて主に健康・暮らし・子育て・教育・スピリチュアル関連の編集・ライターとして活動中。3児の母。

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