年齢肌の3大悩み!詰まり毛穴・たるみ毛穴・乾燥毛穴

あなたの毛穴は何タイプ?毛穴悩みの正解スキンケア

公開日:2021.01.13

更新日:2024.05.29

毛穴というと、若い人の肌悩みと感じる方も多いかもしれませんが、実は50代以上の年齢肌の場合「詰まり毛穴」「たるみ毛穴」「乾燥毛穴」と毛穴悩みが複雑になります。年齢肌の毛穴の特徴やケアの方法を美容ジャーナリストの安倍佐和子さんに伺いました。

年齢肌の3つの毛穴タイプ、特徴は?

年齢肌の毛穴は、皮脂の多い若い頃の毛穴と異なります。乾燥しやすく、ハリ不足のため重力に負けて毛穴が開いたりたるんで目立ちます。年齢肌の毛穴は大きく分けて、「詰まり毛穴」「たるみ毛穴」「乾燥毛穴」の3タイプ。また、多くの方が、この3つの毛穴悩みが混在しているのです。

詰まり毛穴

年齢肌の3つの毛穴タイプ、特徴は?

詰まり毛穴は、皮脂が多いTゾーンに見られます。毛穴が詰まっていたり黒ずんでいることが特徴です。

毛穴が詰まっていたり黒ずんでいることが特徴

たるみ毛穴

たるみ毛穴

たるみ毛穴は、頬の内側やほうれい線まわりに多く見られます。毛穴の形が楕円だったり、つながって見えることが特徴です。

毛穴の形が楕円だったり、つながって見えることが特徴

乾燥毛穴

乾燥毛穴

乾燥毛穴は、小鼻の横や頬の内側に見られます。毛穴がカサついて、肌にハリがないことが特徴です。

毛穴がカサついて、肌にハリがないことが特徴

年齢肌に3つの毛穴タイプが生まれる原因は?

年齢肌になると、肌自体の保水力が弱まり皮脂も足りなくなるため乾燥しやすくなります。また、肌が薄く、硬くなり、ハリや弾力が不足するため、重力に負けて毛穴が開いたりたるんで戻らずに、目立っていくのです。肌が生まれかわるサイクル、ターンオーバーも遅くなるため、汚れが詰まったままになりがちに。これらすべてが複雑にかけ合わさって、年齢肌の毛穴悩みを生み出します。

年齢肌の毛穴悩みを解消する正解スキンケアとは?

毛穴対策には、丁寧な洗顔やクレンジング、スキンケアが必要不可欠です。毛穴詰まりをしっかり落としてたっぷり保湿することで弾力と透明感が出て毛穴の目立ち方も違ってきますよ。

洗顔・クレンジングは、毛穴に入り込むかを重視

年齢肌の毛穴悩みを解消する、正解スキンケアとは?

毛穴を汚れを落ちるようにするためには、毛穴に入り込んで汚れを落とすことが大切です。
毛穴汚れを落とすクレンジングは、よく落ちるけど摩擦になりにくいものを選びましょう。

ふき取りタイプのクレンジングはゆっくり肌にのせると、毛穴まできれいになります。

ふき取りタイプのクレンジングはゆっくり肌にのせる

毛穴汚れを落とす

また毛穴に入り込むクレンジングをした後は、クレンジング剤が毛穴に残らないように洗顔をしましょう。洗顔で大切なポイントはしっかり泡立てて、きめ細かい泡を毛穴に入れ込みしっかり汚れを落とすことです。

徹底保湿と肌の引き締めを

徹底保湿と肌の引き締めを

乾燥毛穴とたるみ毛穴は、乾燥が大敵です。水分と美容成分をしっかり与えて角質層をふっくらとさせましょう。しっかりと保湿ケアをすることで、ターンオーバーが整いやすくなり肌自体の透明感がアップします。くすみや乾燥毛穴も目立ちにくくなりますよ。

教えてくれた人

ビューティエディター・美容ジャーナリスト
安倍佐和子さん

ビューティエディター・美容ジャーナリスト・安倍佐和子さん

あべ・さわこ 化粧品会社、出版社勤務を経て独立。女性誌、広告、講演等、さまざまな分野で活躍。スキンケア、メイク、美容医療、ホリスティックまで幅広く精通している。

毛穴をケアするスキンケア:洗顔のやり方

毛穴をケアするスキンケア:洗顔のやり方

毛穴まで入り込み、しっかり洗うためにはきめ細かな濃密泡で洗顔をしましょう。年齢肌は乾燥しやすい一方で、ターンオーバーが乱れていくため毛穴汚れがたまりやすいです。しっかりと泡立てた泡を肌の上でやさしく転がすことで、泡が毛穴まで入り込み汚れが落ちていきます。

少ない泡で洗うと、毛穴まで入り込まないうえに摩擦が肌刺激の原因になります。洗顔料は、泡がそのまま出てくるポンプ式でもいいですし、洗顔ネットを使って泡立てることで濃密な泡が手軽に作れます。

また年齢肌は敏感になるため、肌にやさしい成分の洗顔料を使用した方がいいでしょう。おすすめの成分は、植物系とアミノ酸系洗浄成分です。

また、さっぱりと汚れを落とすものよりも、汚れは落としながらも保湿も行える洗顔料のタイプだと、さらにGOOD!

■毛穴汚れを落とす洗顔の手順

1 ピンポン玉2つ分ほどの泡を手に取ります。ケチケチ使うのではなく、たっぷりの泡を手にのせることが大切です。

詰まり毛穴が気になる方は、皮脂の多いTゾーンから泡をのせましょう

2 詰まり毛穴が気になる方は、皮脂の多いTゾーンから泡をのせましょう。

ごしごしこすらずに顔全体を洗います

3 ごしごしこすらずに顔全体を洗います。たるみ毛穴が気になる方は泡を押し込むように手を下から上に動かします。

たるみ&詰まり毛穴タイプの読者が洗顔した結果は?

たるみ&詰まり毛穴タイプの読者が洗顔した結果は?

「やさしい洗い心地で毛穴汚れはしっかり落ちて肌がつやつやになりました!」
森さくらさん(56歳・東京都)

毛穴をケアするスキンケア:クレンジングのやり方

毛穴に落ちたメイクや汚れをしっかり落とすためには、肌なじみがよくすばやく毛穴に入ったメイク汚れも浮かすことができるクレンジングを選びましょう。また皮脂が少なくなる年齢肌にとっては、皮脂を落とし過ぎないものを選ぶことも重要。

美容液成分や保湿成分がたっぷり配合されて、保湿しながら落とせるタイプのクレンジングがおすすめです。

毛穴をケアするスキンケア:クレンジングのやり方

ふき取りタイプの場合、クレンジングの量が少ないと肌をこすってしまう上に、汚れを落としきれません。コットンに、クレンジングをたっぷり浸して使いましょう。

毛穴汚れを落とすクレンジングの手順

毛穴汚れを落とすクレンジングの手順

1 500円玉2~3枚分を付属のコットンに浸します。

毛穴の流れに沿って、コットンをやさしく肌にすべらせます

2 毛穴の流れに沿って、コットンをやさしく肌にすべらせます。

詰まり毛穴が気になる鼻などはコットンを少し置いてからふき取ります

3 詰まり毛穴が気になる鼻などはコットンを少し置いてからふき取ります。

たるみ&詰まり毛穴タイプの読者が洗顔した結果は?

たるみ&詰まり毛穴タイプの読者が洗顔した結果は?

「気になる鼻の毛穴汚れが落ちた!落としたあともつっぱりません」
松井真里さん(55歳・千葉県)

毛穴をケアするスキンケア:保湿のやり方

毛穴をケアするスキンケア:保湿のやり方

毛穴のケアには、洗顔後の保湿がとても重要です。毛穴ケアにおすすめなのが、肌を引きしめ、キメを整えるビタミンC配合の化粧品を使うこと。

ビタミンCは壊れやすい成分のため、安定して肌に届けられるものを選ぶことが重要です。

またビタミンCだけでなく、ヒアルロン酸など年齢肌のための美容成分も配合されていると肌悩みに複合的に働きかけるので◎。肌になじませるときは、肌をパンパンたたいてしまうと肌を傷つけてしまい逆効果です。やさしく毛穴に押し込むようにハンドプレスでなじませましょう。

毛穴をケアする保湿の手順

1 指定された量の美容液を手に取ります。

毛穴をケアする保湿の手順

2 毛穴にも届くように、やさしく手のひらで押し込みなじませます。

毛穴にも届くように、やさしく手のひらで押し込みなじませます

3 乾燥が気になる部分には重ねづけを。

乾燥&詰まり毛穴タイプの読者が洗顔した結果は?

乾燥&詰まり毛穴タイプの読者が洗顔した結果は?

「美容液を肌にのせるとなじんで気持ちいい!」
富士充子さん(58歳・東京都)

撮影=鈴木宏、ヘアメイク=小島けさき

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ハルメクおしゃれ編集部

「ハルメク おしゃれ」は、オリジナルブランド「セリジエ」(フランス語で桜の意味)のもとに、50代からの女性にふさわしいファッション・コスメ商品を開発・販売しています。500人以上の3D体型計測、170人以上の肌測定を経て、50代からの女性の悩みを解決するヒット商品を次々と生み出しています。

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