シミの原因は? できやすいのはどんな人?

老人性色素斑とは? 気になる原因と治療法

公開日:2020/10/15

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シミの一種「老人性色素斑」をご存じでしょうか。これは加齢に伴いできるシミといわれています。この老人性色素斑ができる原因、治療法、オススメの市販薬・サプリ、予防法などを解説します。

老人性色素班の原因と治療法
老人性色素班の原因と治療法

老人性色素斑とは?加齢でできるシミのこと

老人性色素斑とは?

老人性色素斑とは、名前の通り加齢によってできるシミのことです。日光によってできることから、別名「日光性黒子(にっこうせいこくし)」とも呼ばれます。シミといってもいろいろな種類がありますが、このタイプのシミがいちばん多いとされています。

老人性色素斑の症状

老人性色素斑は、男女ともにできるシミです。見た目は、最初のうちは淡い茶色で平べったい形をしています。しかし、時間がたつにつれて濃い褐色になっていき、通常の肌の部分との境界もはっきりしていくのが特徴です。

大きさには個人差があり、数mm程度の小さなものから、数cm程度のやや大きめのものまであります。できる場所は、顔、手、背中、前腕など、肌が露出している部分に現れます。なお、老人性色素斑には痛みやかゆみといった症状はありません。

老人性色素斑ができる原因は? できやすいのはどんな人?

老人性色素斑ができる原因とできやすい人の特徴をご紹介します。当てはまるかどうかチェックしてみてください。

【老人性色素斑の原因1】紫外線

老人性色素斑の大きな原因といわれているのが紫外線です。紫外線は、老人性色素斑以外でもさまざまなシミの原因になります。

紫外線があたると、肌は紫外線によって細胞が壊されないように「メラニン」という黒い色素を生成します。このメラニンは、通常であれば肌のターンオーバーで外に排出されるのですが、紫外線を大量に浴びることでメラニンが過剰に生成されると、排出することができず肌に留まって蓄積されます。その蓄積したメラニンがシミとなってしまうのです。

若い頃に日焼けをした人や、これまで紫外線ケアを十分にしていなかった人など、紫外線を浴びる機会が多い人は老人性色素斑ができやすいとされているので要注意です。

【老人性色素斑の原因2】加齢による肌代謝の低下

加齢による肌代謝の低下も老人性色素斑の原因の一つです。通常であれば、メラニンが発生したことでシミができたとしても、肌のターンオーバーが正常なら、肌の外に排出されますので問題ありません。

しかし、肌代謝が低下してくると、ターンオーバーのサイクルが乱れ、メラニンが肌に留まってシミとなってしまうのです。

加齢が原因ですので、できやすい人は40歳以上の人とされています。しかし、ターンオーバーのサイクルが乱れている場合は、30代でできる人もいます。

老人性色素斑対策のレーザー治療法について

老人性色素斑は、レーザー治療で改善することもあります。レーザー治療にはいくつか種類があるので、それぞれを説明していきましょう。

【シミレーザー治療法1】ルビーレーザー

ルビーレーザーは、シミにレーザーを照射し、その部分のメラニンを破壊してくれる治療法です。パチンとゴムで弾かれたような痛みを伴いますが、我慢できないほどのものではありません。

部分的にレーザーを照射するので、シミの数が少ない人におすすめです。ただし治療後は、10日間程度患部に保護シールを貼って過ごすことになるので、シールを貼って生活することが難しい人はやめた方がよいでしょう。

【シミレーザー治療法2】Qスイッチヤグレーザー

Qスイッチヤグレーザーもルビーレーザー同様、シミのあるメラニン部分にピンポイントにレーザーを照射して治療する方法です。短時間で強いパワーを与えることができるのが特徴といえます。

皮膚の浅い部分にできたシミだと、1回の治療でシミ取りができることもあります。早急にシミを取りたい人に向いている治療法でしょう。

【シミレーザーの料金3】ピコレーザー

ピコレーザーは、Qスイッチヤグレーザーよりも早いピコ秒でレーザーを照射し、他の治療では反応しなかったシミでも効果を発揮することがあります。肌への負担が少なく、照射後にテープを貼らなくても良いのも特徴です。

【シミレーザー治療4】光治療

光治療は、レーザーではなく光を肌に照射し、老人性色素斑の原因であるメラニンの排出を促す治療法です。広範囲に光を照射でき、ほとんど痛みがないのが特徴です。

シミの数が多いという人や、痛みが不安な人に適した治療法といえます。

老人性色素斑レーザー治療の費用!保険適用はあるの?

気になるシミ対策レーザー治療の費用はどのくらいなのでしょうか。

【シミレーザーの料金1】ルビーレーザー
シミの大きさによって異なり、1〜2mmなら1000円〜です。また、照射する回数で治療費用を算出しているクリニックもあります。

【シミレーザーの料金2】Qスイッチヤグレーザー
シミの大きさによって異なりますが、5mm×5mm以内だと5000円程度が相場のようです。

【シミレーザーの料金3】ピコレーザー
シミの大きさによって異なりますが、1 cm×1cm以内だと1万円程度が相場のようです。

【シミレーザーの料金4】光治療
顔全体だと1~2万円前後となります。

また、老人性色素斑のレーザー治療の場合、美容目的となることがほとんどなので、保険適用はありません。自費となります。

老人性色素斑になったときのサプリ・飲み薬・塗り薬について

老人性色素斑になったときに、サプリや飲み薬は補助的な役割を果たします。どんなサプリや薬があるか、ご紹介していきます。

老人性色素斑対策のサプリ

老人性色素斑を薄くするためには、「ビタミンC」を摂取するとよいでしょう。ビタミンCには、肌のターンオーバーを促進したり、過剰なメラニンの生成を抑制する作用があるといわれています。

病院で処方してもらう際の費用は、90包で1000円程度です。なお、保険適用はありません。

老人性色素斑対策の飲み薬

飲み薬には、「ハイチオール(L-システイン)」があります。ハイチオールは、ターンオーバーの正常化作用や、体の中からしみができるのを抑制する効果がある薬です。

ハイチオールを病院で処方してもらうと、費用は90錠で1600円程度かかります。こちらも保険適用はありません。

老人性色素斑対策の塗り薬

皮膚科や美容皮膚科で処方してもらえる塗り薬に「ハイドロキノン」があります。これだけでは老人性色素斑を完全に取り除くことは難しいですが、シミを薄くするなどの改善が期待できます。

病院で処方してもらうと、2000円程度費用がかかります。基本的に自由診療と見なされるため、保険は適用されません。

老人性色素斑レーザー治療で併用する塗り薬について

シミ対策レーザー治療は、塗り薬での治療を併用することで、老人性色素斑を改善する効果がアップします。その塗り薬の種類と費用を解説していきましょう。

シミレーザー治療と併用する塗り薬の種類

レーザー治療をした後に塗る薬には、「ステロイド」や「ハイドロキノン」があります。ステロイドは、炎症を抑える薬です。ハイドロキノンは前述した通り、シミの色を薄くするなどの美白効果があります。

ステロイドは200円程度、ハイドロキノンは2000円程度が目安です。これらの塗り薬も保険適用はありません。

編集部オススメ!老人性色素斑市販薬・サプリのオススメ

市販されている老人性色素斑の薬・サプリメントのオススメをピックアップしました。まずは市販薬・サプリで様子を見たいという方は、試してみてはいかがでしょうか。

「ハイドロキノン5%配合 ランテルノ ホワイトHQクリーム」(LANTELNO)10g2990円(税込)

 

メラニンの合成を抑え、美白効果が期待できる「ハイドロキノン」が5%配合されたクリームです。このクリームには、純ハイドロキノンを採用。安定型のハイドロキノンに比べ、濃度が濃いのが特徴です。その他、紫外線ダメージを挽回する「ビタミンC誘導体」や肌を引き締めてくれる作用をもつ「ビタミンA誘導体」などの成分も入っています。

「トランシーノホワイトCクリア 120錠」(第一三共ヘルスケア)2860円(税別)

L-システインがビタミンCと協力して、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制してくれます。さらにお肌の新陳代謝を促し、メラニンの排出を促進することにより、シミ、そばかすや日焼けによる色素沈着を緩和してくれる第3類医薬品です。

「チョコラBBルーセントC 180錠」(エーザイ)4169円(税込・参考価格)

「チョコラBBルーセントC」は、ビタミンC600mgとL-システイン240mgを配合し、表皮の下からメラニンを無色化する効果が期待できます。また、配合されたビタミンB2・B6によって、肌のターンオーバーを正常化し、シミを緩和して本来のキレイな肌を取り戻していきます。

老人性色素斑は予防ができる?

老人性色素斑は予防をすることが可能です。ぜひ、これからご紹介する予防法を試してみてください。

【老人性色素斑の予防方法1】紫外線を徹底予防

老人性色素斑の原因の一つは紫外線だと前述しました。ということは、紫外線対策をすれば、予防ができる上、悪化を防ぐことができるわけです。一年中紫外線対策をし、日傘、UV加工された帽子、洋服、日焼け止めクリームを活用することを心掛けてください。

【老人性色素斑の予防方法2】規則正しい生活をする

規則正しい生活をすることも、老人性色素斑の予防にいい作用を及ぼすでしょう。老人性色素斑は、肌のターンオーバーの乱れも原因の一つ。それを正常化するためにも、十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事、適度な運動を日常に取り入れましょう。

【老人性色素斑の予防方法3】適切なスキンケア

ターンオーバーの乱れは、肌への刺激や汚れによっても起こります。メイクをしたら、その日のうちにしっかりメイクを落とす、洗顔や体を洗うときは泡でやさしく洗うなど、適切なスキンケアをするようにしてください。

老人性色素斑は、多くの場合レーザー治療で改善できます。また、老人性色素斑を予防するには、毎日の紫外線対策、規則正しい生活、適切なスキンケアが大切です。シミのない美しい肌になるには、毎日の積み重ねが数年後にものをいいます。最適な予防法を心掛けるようにしましょう。

老人性色素斑について教えてくれたのは?

大阪美容クリニック理事長 南 真実子(みなみ まみこ)

大阪医科大学医学部卒業後、大阪医科大学産婦人科教室に入局。腹腔鏡手術、不妊治療、周産期治療などに従事し、産婦人科専門医を取得。女性がいつまでも健康で輝いていられるよう、美容医療、アンチエイジング医療に携わる。大手美容クリニックを経て、2017年大阪美容クリニックを開院。婦人科・美容皮膚科を通じて、女性をトータルにサポートできるよう診療が人気。

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ハルメクWEB編集部

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