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- 湿気に負けずに気持ちよく美しく! 簡単養生法4つ
こんにちは。女性のみなさまの美と健康のお手伝いをしております鍼灸師、あんまマッサージ師の岸村有子です。梅雨時の今、前回お話しした『湿邪』に負けない養生法をお伝えします。
湿邪にご用心!
四方を海に囲まれた環境で過ごしている私たちは、体質的に『湿』の影響を受けやすい傾向があります。そして梅雨の季節は私たちを取り巻く『湿』が最高潮に!(前回の湿邪の不調を和らげる指体操&マッサージの記事はこちら)
欧米に長く暮らしていた方々から「乾燥しているほうが肌の調子が良かった」「日本にいるときより体が軽かった」などと聞きます。それはまさに『湿邪』が関係しているのです。
体の中に溜まった『湿邪』が長く停滞することで消化機能が低下し、食欲や意欲の低下が起こり、思い悩みがちなこの時期、なるべく楽に暮らす方法を考えていきましょう。
この時期は体の中の水分の流れをスムーズにし、ため込まないようにすることが大切になります。
大切なのは4つの養生
- 水分摂取は適量を
食事以外の水分摂取量は1日に1~2Lを目安にし、ご自分に合った量を少しずつ取りましょう。水分とはカフェインや糖分のないものです。むくみがあるからと利尿作用の高いコーヒーやお茶を過剰に摂取することで、体はさらに水分をため込もうとしてしまいます。 - 体を冷やさない
蒸し暑いからと冷たいものを取りすぎると、内臓の働きをさらに弱め水分代謝が悪くなります。冷たいものを取った後は、いつもより温かいものを取るよう意識しましょう。 - 体を動かしましょう
ハードな運動だけではなく、梅雨の晴れ間にお散歩に出て、外気温に慣れることも大切です。これからやってくる真夏に備える準備にもなります。
おうちの中でできる簡単なストレッチやヨガなどは、雨の多いこの時期にはうってつけです。運動習慣のない方は、座りっぱなしを避けるために、30分に一度は何か用事を見つけて立つだけでも違いますよ。 - 水分代謝を促し、消化機能を高める食材を取り入れましょう
豆類:季節のソラマメやトウモロコシ、手に入りやすいモヤシや大豆、豆腐
瓜類:スイカやキュウリ、冬瓜、ズッキーニ
海産物:ハマグリ、あさり、海苔、昆布、サバ、シジミ、カニ、
野菜:白菜、アスパラガス、セロリ、ジャガイモ、大根、トマト、ナス、山芋、玉ねぎ、レタス、インゲン、セリ
その他:こんにゃく、パパイヤ、サクランボ、サンザシ、ナツメ
香味野菜:大葉、パセリ、コリアンダー、バジル
飲み物:ハトムギ茶、黒豆茶、トウモロコシ茶、トウモロコシのひげ茶
体を温めるもの:ネギ、生姜、ニラ、大葉、ニンニク、シナモン、胡椒、花椒、山椒、唐辛子
おすすめ調理法!
水分代謝を促すものの多くは体を冷やす傾向があります。なるべく火を通したり、体を温める食材と組み合わせたりしましょう。
写真の調理例を参考に、難しく考えず、外食でもテイクアウトでもお食事を楽しむことが大切です。
《夏至》
げし 二十四節気の10番目。6月21日~7月6日
北半球では、一年でもっとも日が長く夜が短くなります。もう少し梅雨は続きますが、いよいよ本格的な夏の到来です。ついつい夜ふかしになったり、急な気温の上昇に体調を崩したりしないよう、早起きとおいしいお食事で夏本番に備えましょう!
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