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水泳指導歴30年の還暦スイマーたちよみです。トライアスロン専門誌を愛読していますが、トライアスロン挑戦への道のりは遠そう!? でも憧れは尽きません。
トライアスロンってどんな競技?
毎年夏、楽しみにしているトライアスロン専門誌『Triathlon Lumina』のライティングの仕事を、2021年もさせていただくことができました。
今回私は、オープンウォータースイム(自然の海や湖・川などで行なわれるレース)のhow toを取材&執筆。トライアスリートのフィジカルの強さ、精神力、作戦の緻密さ、計画性に触れるにつけ、トライアスロンへの憧れが尽きません。
トライアスロンは、水泳(スイム)・自転車ロードレース(バイク)・長距離走(ラン)の3種目を、この順番で連続して行う耐久競技です。
競技距離はいろいろありますが、よく知られているのはオリンピック・ディスタンスと呼ばれる合計51.5km(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)の種目です。
鉄人レースと呼ばれる過酷なアイアンマン・ディスタンスは、合計約226km(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km)。これを17時間以内に完走すると「アイアンマン(鉄人)」の称号を受けられるとのことです。
自分自身で想像してみると……。
趣味でもあり仕事でもあるスイム部門は……プールで3.8kmの距離を泳ぎきることはできそうです。自転車(ママチャリ)通勤で片道8km走っていますが180kmは想像すらできません。フルマラソンは、人生で1度しか完走したことがありません。
これを続けて競技するなんて……。生まれ変わっても、アインマンになれる気がしません。
似非(えせ)トライアスロンにチャレンジ
トライアスリートの友人から「トライアスロンもどきをやってみない?」とお誘いを受けました。
スポーツクラブのプールで1.5km泳いで、ジムでバイクを40km漕いで、トレッドミルで10km走ろう! というもの。
トライアスロンの魅力は、オープンウォーターで泳いでロードでバイクやランを走り、自然やその土地を肌で感じることなのでしょうが、まずはオリンピック・ディスタンスをスポーツクラブ内で体感してみようとなりました。
実はこれは5年前、2016年のことでしたが、なんとか完遂しました。トライアスリートの友人は、これを週に3~4回練習しているとサラッと言っていて、そのタフさに驚きました。
「毎日がトライアスロンよ」の主婦
「トライアスロンもどき」のことをスイマーの友人に話したら「あら、私は毎日がトライアスロンよ」と言われました。
彼女は午前中に自転車で、10km離れたスイミングスクールに泳ぎに出かけるのが日課です。プールで2kmほど泳いで帰りに買い物をして、子どものおけいこの送り迎えをすると、自転車の走行距離が30kmほどになるとか。そして夕方は、犬と往復6~10kmを散歩(ジョギング)するそう。
彼女の言う「普段の生活自体がトライアスロン」というのに納得です。
ちなみに、トライアスロンのスイムをランに替えて、ラン→バイク→ランで行う「デュアスロン」という競技もあります。
買い物、仕事、子どもの送り迎え、犬の散歩をランやバイクで移動する主婦なら、案外みんな「毎日がプチデュアスロン!」って人も多いかも!?
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