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2021年02月04日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日友人が、「最近、お肉の代わりによく大豆ミートを食べているの。ダイエットにもいいらしいの」と話していました。「大豆ミート」ってどんなものかしら? 気になったので調べてみました。
大豆ミート(Soy meat)とは、大豆の植物性タンパク質から作られた「お肉もどき」のこと。おいしく調理すれば、食感や味わいはまさに肉そのもので、本物の肉を食べているような満足感を得ることができます。
まずは、ダイエットの強い味方となるスーパー食材・大豆ミートの4つの魅力を、ダイエットの名医として知られる池谷敏郎先生にお聞きしました。
大豆ミートを食事に取り入れることで糖質や脂質の摂取量を無理なくセーブできるとともに、摂取カロリーも抑えることができます。大豆ミートの原料である大豆は、糖質含有量が少なく低脂質で高タンパク質という、まさにダイエットにぴったりの食材なのです。
さらにもう一つの魅力は、ただ痩せるだけでなく、健康になることです。大豆は日本が世界に誇る健康食材。豊富な栄養素を含む大豆ミートを食べれば、ダイエットしながら栄養バランスまで整えることができるのです。
大豆ミートは最先端の加工技術を駆使して、限りなく肉に近い食感を再現しているので、「大豆」ではなく「肉」を食べているような満足感があります。これまでのダイエットにありがちな、「肉を食べたいけど我慢する」というつらさがないので、続けられます。
大豆は“畑の肉”とも呼ばれ、健康効果を秘めた食品です。良質なタンパク質、豊富な食物繊維、代謝アップに役立つビタミンB群やミネラル、更年期症状の改善に役立つ大豆イソフラボンなど、健康と美容に役立つさまざまな栄養素がギュッと詰まっています。
便秘、肌荒れ、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、メタボに悩んでいる方、コレステロールや中性脂肪の異常、高血糖や高血圧などを気にする方にも最適。大豆ミートは、体重が減るだけでなく、見た目も中身も若返って健康的な体が手に入り、将来の病気のリスクが減る点も大きな魅力です。
自分好みにアレンジしやすいのも大豆ミートの魅力です。現在、市販されている大豆ミートには、乾燥させたものを戻して肉のように調理して使うもの、ハンバーグやハム、ソーセージに加工されたものなどがあります。大豆そのものはあまりクセがなく、淡泊な味わいなので、自分好みに調理して活用することができます。
乾燥状態の大豆ミートを戻すときのひと工夫で、「痩せる大豆ミート」に変身させることができます。例えば、大豆ミートにかつお粉とショウガのすりおろしをまぶす方法。これだけでおいしさがアップし、さらなるダイエット効果も期待できます。
乾燥タイプの大豆ミートは、通常はゆでて戻しますが、今回は電子レンジを使うことで下処理が手軽になるように工夫しました。大豆ミートは倍量の30gまでであれば、一度に下処理することができます。
材料(作りやすい量)
作り方
池谷先生の著書、『お腹いっぱい食べて内臓脂肪を落とす 大豆ミートダイエット』(アスコム刊)には、痩せる大豆ミートを使ったレシピが多数載っています。
大豆ミートファースト
大豆には、豊富なたんぱく質と食物繊維が含まれているので、大豆ミートのおかずを最初に食べることで、食後高血糖の抑制効果があるだけでなく、食後の満腹感が得られます。
大豆ミートファースト+ゆる糖質制限
普段の食事に大豆ミートを取り入れた上で、血糖値を上げる糖質を含む食べ物(米・パン・麺)などの量を制限するだけです。主食の量を普段の1/2~1/3に減らす。糖質を制限すると、不足分が体内の脂肪燃焼によって補われるとともに、脂肪をため込むインスリンの分泌が減ることで、運動量を増やさなくてもみるみる体重が減っていきます。
肉を大豆ミートに置き換える
普段食べている肉を大豆ミートに置き換えるだけで摂取カロリーが減り、ダイエット効果が期待できます。大豆ミートは肉に似た食感なので、調理法によっては肉を我慢しているというストレスを感じず、取り入れやすいでしょう。
普段の生活に大豆ミートを取り入れるだけでダイエット効果が期待できるなら、手軽に始められるからいいですね。早速お料理に取り入れてみます。
【監修】
池谷敏郎(いけたに・としろう)先生 池谷医院院長、医学博士
東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年、医療法人社団池谷医院理事長兼院長に就任。血管、心臓などの循環器系のエキスパートとして、現在も臨床現場に立つ。30代のころ15kgの減量に成功した経験を基に、健康的に無理なく痩せる独自のダイエット理論を確立。著書に『お腹いっぱい食べて内臓脂肪を落とす 大豆ミートダイエット』(アスコム)など。
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参照:『お腹いっぱい食べて内臓脂肪を落とす 大豆ミートダイエット』池谷敏郎著(アスコム刊)
イラスト:飛田冬子