お金の疑問・不安を解消!
資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪
2019年03月14日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
バレンタインデーはチョコで女性が愛を告白する日、ならばホワイトデーはお菓子で男性がその愛に応える日……。
いつの間にかこのような風習になっていますが、そもそもホワイトデーのお返しのお菓子で、告白の返事の意味が変わってくるとかいいます。これってお菓子メーカーの陰謀なのかしら? バレンタインデーで盛り上がった後に、ちゃっかりホワイトデーでも売り上げを伸ばす。そんなお菓子メーカーの作戦を感じざるを得ないのは、ワタシだけではないと思います。
実は、ホワイトデーは日本で始まった習慣のようです。バレンタインが定着したから、お菓子業界でお返しの日を作ってはどうか?ということで企画されたようです。まず不二家が「リターン・バレンタイン」と銘打ち、バレンタインのお返しとして販売促進し、1973(昭和48)年にエイワというメーカーと協力してマシュマロを3月14日に売り出しました。
その後、マシュマロで有名な石村萬盛堂が「君からもらったチョコレートを僕の優しさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ」というキャッチフレーズで、チョコをマシュマロでくるんだお菓子を販売し、1978(昭和53)年には「マシュマロデー」として打ち出しました。これに百貨店が目を付けて、「ホワイトデー」として売り出したようです。
一方で全国飴菓子工業協同組合では、1980(昭和55)年に「キャンディを贈る日」として、大手広告代理店と百貨店の三越が協力して、ホワイトデーを盛り上げました。このホワイトデーは砂糖や若者の「純愛」というイメージからホワイトを選んだようです。
このようにして「ホワイトデー」という新しい言葉は徐々に世間に認知され、日本のお返し文化とあいまって世間に浸透していったのです。
お菓子メーカーの陰謀。確かにそうかもしれないけど、日本人のプレゼントやイベント好きな国民性にマッチして、ホワイトデーは定着しました。現在では、日本だけでなく韓国や中国にも広がっているそうです(ホワイトデーの輸出なのね)。特に韓国ではバスケットにお菓子を盛り合わせてデコレーションしたものが流行しているそうよ。(ワタシもたくさん入ったお返しがいいな〜!)。
■人気記事はこちら!
参照:全国飴菓子工業協同組合
イラスト:飛田冬子