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2020年03月12日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、耳掃除の話題をネットやテレビで見たり聞いたりすることはありませんか? どうやら「耳掃除はほとんどやる必要がない」とか、「やらない方がいい」などといわれているらしいんです。それって本当なんでしょうか? 気になったので調べてみました!
耳掃除をなぜするのかといえば、「かゆいから」、「耳あかがたまってしまうから」ですよね。ところが最近、耳あかがたまるのは、耳掃除をするつもりで、逆に耳あかを耳の奥に押し込んでしまっているせいだ、と説明する耳鼻科の先生もいるみたいです。
私たちが耳掃除をするのは、耳の鼓膜から外側寄りの「外耳」と呼ばれる部分。この外耳では、発生した耳あかを外側に押し出そうとする「自浄作用」が働いています。だから、理論的には、耳あかは掃除せずに放置していても、自然と耳の外側に押し出されてこぼれるはず、ということらしいんです。
なるほど、そう聞くと自然に任せた方がいい気もしますね。でも、耳の入り口に外から耳あかが見えていたら、恥ずかしいですよね。それに耳あかの塊ができていたら、何かの拍子に内側にぽろっと落ちてしまうかもしれません。
その一方で、かゆみに任せて強くかいたり、こすったりすると、耳の中を傷付けてしまい、時には出血することもあります。やり過ぎはよくないといわれているのも、確かに納得できますね。
そこで、耳鼻咽喉科だけでなく、一般内科や呼吸器内科、麻酔科、精神科、緩和医療の先生など、いろいろな科の医師の意見を調べた結果を見てみました。すると、8割の医師の意見が「耳掃除は適度にした方がいい」という意見になっていました。
耳鼻咽喉科の先生にだけに聞いてみると「適度にやった方がいい派」と「全くやらなくていい、すすめない派」で半々に分かれた、という結果になっています。耳鼻科の先生でも考え方はさまざまなんですね。
いずれにしても、耳掃除のやり過ぎはよくなくて、「適度にやる」、もしくは、「全くやらない」のどちらかということになりそう。耳の状態は、耳あかの質や量、かゆみの感覚などに個人差もあるので、「やる」か「やらない」かは、人それぞれかもしれませんね。
適度に耳掃除をする場合は、耳の入り口から1cmくらいまでを、1か月に1度か2度、優しく掃除するのがちょうどいいようです。耳掃除には綿棒を使いましょう。綿棒を使って、外耳の壁面を強くこすってしまうと、外耳炎を起こす可能性があるので、気を付けましょう。
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参照:イシコメ
イラスト:飛田冬子