素朴な疑問山芋のかゆみの原因は?対処法も!

公開日:2023/11/12
山芋のかゆみの原因は?対処法も!
山芋のかゆみの原因は?対処法も!

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

娘と2人で夕飯作りをしていたときのこと。さっきまでマグロのやまかけに使う山芋をすりおろしていた娘が、「どうしよう! 手がかゆくなってきちゃった! 」と騒ぎ始めました。

 

「山芋を触った後に手をきちんと洗わなかったの? 」と聞くと「そんなの知らない! 山芋を触ったからってなぜ手がかゆくなるの? 」ですって。

 

そう言われてみると、なぜ山芋を触るとかゆくなるのか説明できないわ。対処法も知りたいし、すぐに調べてみなくっちゃ!

 

山芋を触ると起こるかゆみの原因

山芋を触ると起こるかゆみの原因

山芋を触るとかゆみが起こる原因は、山芋の皮付近に多く含まれる「シュウ酸カルシウム」という成分にあります。

 

シュウ酸カルシウムは、針のように尖った形をしています。これが、山芋をすりおろしたり皮を剥いたり、食べたりしたときにバラバラになり、皮膚に突き刺さるため、かゆみを引き起こすのです。

 

山芋でかゆくなったときの対処法

山芋でかゆくなったときの対処法

山芋でかゆくなってしまったときは、以下の方法で対処しましょう。

 

  • 酢で洗い流す
  • 湯で洗い流す

 

シュウ酸カルシウムは「酸」と「熱」に弱いため、かゆい部分に「酢」や「レモン」をつけてよく擦ってから水で洗い流すか、かゆい部分を「40度前後の湯」につけてよく擦り洗いをするとぬめりがとれ、かゆみがおさまります。

 

山芋のかゆみを予防!事前にできる対策

山芋のかゆみを予防!事前にできる対策

山芋によるかゆみを予防するには、以下の5つの対策が有効です。

 

皮を剥いた山芋を酢水に浸しておく

 

既出のようにシュウ酸カルシウムは酸に弱いため、皮を剥いた山芋を酢水に浸しておくと、針状の尖った部分が溶け、かゆみの予防になります。

 

山芋を触る前に手に酢をつけておく

 

かゆみを感じる前に手に酢をつけておくと、山芋に触ることで生じるかゆみを防ぐことができます。

 

すりおろすときは山芋を冷凍しておく

 

冷凍した状態ですりおろすと、シュウ酸カルシウムの針状の尖った部分がポキポキ折れて、皮膚に刺さりにくくなるため、冷凍のまま山芋を調理すればかゆみの予防が可能です。

 

山芋の中心部のみを使う

 

シュウ酸カルシウムは、山芋の皮付近に多く含まれているため、中心部のみを使用すれば、かゆみを抑えられます。

 

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参照:彩の国東大宮メディカルセンター

   関東学院大学栄養学部

   医療法人 崇徳会

   やませながいも

 

ハルメク子さん
酢水で洗ったら、かゆみがおさまったみたい!

イラスト:飛田冬子


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