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2023.10.102023年10月22日
素朴な疑問
香典返しにカタログギフトは失礼?マナー違反になる?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
知人から香典返しが送られてきたのでペラペラと眺めていると、娘が横から「香典返しにカタログギフトなんて、なんだか今時ね〜! 失礼だって怒る人もいそうだけど」ですって!
ワタシとしては、好きなものを選んでくださいねっていうお相手の心遣いに思えるけれど、実際のところ失礼にあたるのかしら? 自分が贈るときのことも考えて、今のうちに調べておくことにしましょう。
香典返しにカタログギフトは失礼ではない!
結論からいうと、香典返しにカタログギフトを贈っても失礼にはあたりません。
これまで香典返しは「不祝儀を残さない」という考え方から、コーヒーやお茶、お菓子などの飲食物や、石鹸、タオルなどの日用品といった「消え物」が主流でした。
しかし最近では、カタログギフトも消え物にあたると考えられるようになったことや、弔事全般で使える専用のデザインのものも販売されていることから、香典返しの定番となりつつあります。
香典返しにカタログギフトを贈るメリット
カタログギフトは、受け取る側が好きな品物を選べるだけでなく、贈る側にも以下のようなメリットがあります。
- 価格帯別に選べる
- 品物の金額がわかりにくい
- 幅広い年齢層に対応できる
- タブーとされている品物も贈ることができる
カタログギフトは、3千円・5千円・7千円など価格帯別に売り出されていますが、掲載商品の値段がカタログに記載されているわけではないため、先方との関係性によって選び分けられます。
定番の消え物はもちろん、グルメギフトや体験型ギフトなどさまざまなジャンルの商品が掲載されていて、幅広い年齢層に対応できるのも魅力です。
特に高額な香典のお返しは、趣味に合わないものを贈ってしまうのは避けたいもの。
カタログギフトであれば、温泉旅行や一流ブランドの商品などの中から好きなものを選んでもらうこともできます。
また、相手の好みを把握していない場合でも失敗することはなく、肉や魚など香典返しとしてふさわしくないとされるものでも、受け取る側の意思で選ぶのであれば問題はありません。
香典返しのカタログギフト選びのポイント・注意点
香典返しにカタログギフトを選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 弔事に相応しいデザインのものを選ぶ
- 掛け紙・挨拶状をつける
- 香典の半額または3分の1にあたる金額のものを選ぶ
- 家族構成に合ったものを選ぶ
数あるカタログギフトの中から香典返しに相応しいものを選ぶには、マナーや用途に沿ったものを選ぶことが大切です。
華美なものやポップすぎるデザインのものは避け、シックで高級感のある表紙のものを選ぶ必要があるため、できれば弔事専用のもので掛け紙と挨拶状をつけて贈ります。
また、香典返しの金額相場のマナーを踏まえて選びます。例えば、1万円の香典をいただいた場合は、3千円から5千円のカタログギフトを贈るのがマナーです。
贈る相手の年齢や家族構成などに合った商品が掲載されているものを選ぶようにしましょう。
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参照:Arts Gift
イラスト:飛田冬子