素朴な疑問葬儀のお布施って相場はいくら位?

公開日:2019/01/20

葬儀のお布施って相場はいくら位?

 

歳を重ねるにつれてたくさんの楽しみが増える一方、大切な人との別れもあり寂しくなることも多くなりますね。ついこの間も、普段からよくしていただいていた近所のお医者さまがお亡くなりになり、心にぽっかり穴が開いたような気持ちになりました。でもでも、くよくよしてばかりはいられません。先生は96歳の大往生でしたので、ワタシも健康に気をつけながら長生きしたいと思います。(目指せ! 元気な100歳)

 

先生のお葬式のことを振り返りながら生前のにこやかなお顔を思い出していると、ある疑問が浮かびました。葬儀(一般的には、お通夜・告別式・火葬をすべて合わせたもの。葬式=告別式)のお布施っていくらぐらいするものなのでしょうか? お布施の相場について調べてみることにしました。

 

まずお布施の意味ですが、葬儀にお寺の僧侶に来ていただいた際、供養をしてもらったお礼に渡すものです。

 

お布施の金額は、地域や宗派、戒名などによって異なり、定まった金額はありません。(あくまでお渡しする側の感謝の気持ちを表すものだそうです)あえて相場をお伝えするならば、2日間のお葬式で戒名や読経をお願いした場合で、約15万~50万円といったくらいの金額になります。

 

実際にお寺の副住職の方にお布施について聞いてみることにしました。質問に快く答えてくださったのは、真言宗豊山派 瑠璃光山 薬師寺の石川将隆副住職です。

 

「私の見識の範囲でお布施の話をさせていただきますね。まず、お布施とは、1.布施自体、2.布施する人、3.布施をいただく人、の3つが清らかでなければいけないとの教えがあります。そのことを前提に、布施の価格を決めてはいけないと考えられてきました。ところが戦後くらいから、いろいろな考え方をもつ人が現れてきたり、寺院運営が厳しくなってきたことを背景に、あくまで指針として布施の金額をご提示させていただくようになったと聞いています。また、宗派にもよりますが、戒名に応じてお布施の金額が異なります。さらに、東京、神奈川、千葉、埼玉などの都心部は高くなるなど、地域による差もあるのが現実ですね」

 

石川副住職のお話をうかがい、お布施の金額はケースバイケースで一概に言えないということがわかりました。さらに、東京のご葬儀で僧侶が5人のときのお布施が今までで一番高額で驚いたとのお話がありました。(金額はナイショだけど、まさに桁違いだったそうです)お布施の額には、葬儀の宗教観、価値観の違いが出るんですね。

 

 

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参照:エンパーク「お布施の目安早見表」

   終活ねっと「お布施の意味とは?お布施とは何か、解説いたします」

 

ワタシは家族葬でいいな
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イラスト:飛田冬子

 


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