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素朴な疑問なぜ羊の毛はふわふわなの?毛刈りしないとどうなる?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
テレビでオーストラリアの牧場が特集されていました。日本とは季節が逆なので、秋に毛刈りが行われるんですって!
あの刈られた毛が、あったかいウールになるのよね。でもそもそも羊の毛って、なぜふわふわしているのかしら? 早速調べてみましょう!
羊の毛がふわふわしている理由って?
羊の毛がふわふわしているのは、ちぢれた毛の一本一本が空気を包み込み、保温性を高めているためです。
また羊の毛は、表皮部、皮質部(コルテックス)、毛髄部の3部から成り立っており、表皮部は、「スケール」と呼ばれるウロコが屋根瓦のように重なり合った構造をしています。
この表皮には、周囲の湿度に応じて湿気を吸収したり放出したりする機能があるため、常にふわふわの状態を維持することができるのです。
羊の毛は伸ばしてもすぐ元通りになる!
羊の毛の1本1本の内部は、性質の異なる2つの組織が合わさった構造になっていて、それぞれが異なる伸び方をします。
こうしてできた独特のちぢれを「クリンプ」と呼びます。
クリンプの働きによって、ウールはゆっくり引き延ばすと、切れないで約30%も伸びます。さらに、蒸気を当てると毛がリラックスし、元の状態に戻る性質があり、これを緩和収縮と呼んでいます。
羊の毛を刈らないとどうなる?
羊はもともと食肉用に家畜化された動物で、その起源は1万年以上前といわれています。
家畜化される過程の中で、羊の毛は伸び続けるように品種改良されていて、自然に抜け落ちることはありません。
もしも毛刈りをせず放置してしまうと、伸び続けた毛によって熱がこもり、熱中症を引き起こしたり皮膚病などの病気になったりする可能性も。
病気の発見が遅れると命に関わる恐れもあるため、健康管理のためにも人間が定期的に刈ってあげる必要があるのです。
日本の動物園や牧場では、気温が上昇して熱中症になりやすい夏が来る前に、羊の毛刈りをするのが通例となっています。
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参照:NewsCrunch

イラスト:飛田冬子
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