少しの工夫で簡単に!家のカビ対策の6つのポイント
2024.07.172023年06月04日
素朴な疑問
畳のカビの原因って?落とし方&予防方法も
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近雨が続いたので、久々に晴れた今日はダンナさんと家中の窓を開けて軽い大掃除をしています。風を当てようと、和室のタンスをどかすと……。大変! 畳の端にカビが生えています!
確かにしばらく締め切っていたけれど、カビが生えるほど湿気が多かったのかしら? カビを取る方法も知りたいし、急いで調べてみます。
畳にカビが生える原因
畳にカビが生えるのは、畳表に使用されているイ草の性質に原因があります。
イ草は高い吸湿能力がある素材です。室内の湿気や埃を吸収して人間が気持ちよく過ごせる状態を保ってくれますが、梅雨などで湿気の高い日が続くと、より多くの湿気を吸収してカビが繁殖してしまうのです。
イ草は新しければ新しいほど湿気を吸収するので、畳を新しく貼り替えたときは、カビが繁殖しないよう注意しなければいけません。
畳のカビ取り方法
畳にカビが生えたときは、カビの胞子を飛散させないために一刻も早く取り除く必要があります。マスクとゴム手袋を用意して、天気の良い日に以下の方法で掃除しましょう。
【カビの取り方 】
カビの状態がそれほどひどくない場合は、窓を開け、換気を浴した状態で行いましょう。
①畳目に沿って掃除機をかける
その際掃除機の排気によってカビの胞子が室内に充満しないよう、掃除機の排気口を窓に向けて作業してください。
②畳目に沿って乾拭きする
濡らした雑巾を使ってしまうと、畳に湿気を与えて新たなカビの原因になるので注意が必要です。
畳表全体にカビが生えている場合は、畳を屋外に出して掃除します。
カビ全体に殺菌効果のあるエタノールを吹き付けて、20分ほど置いてから、再度エタノールを吹き付けて乾拭きします。
畳目にカビが詰まっているときは、先に畳目に沿ってたわしや歯ブラシでカビのついた部分を磨き、掃除機やほうきで取り除きましょう。たわしや歯ブラシは、カビをかき出すたびにエタノールを入れた容器ですすぐと、カビの胞子が広がるのを防げます。
カビを取り終わったら、再度エタノールをスプレーし、畳目に沿って乾拭きをして終了。
畳の湿気を抜くためにさらに3~4日陰干しするとよいでしょう。
畳のカビを予防する方法
畳のカビを予防するには、カビが発生する水分・栄養・湿度(60%以上)・温度(20度以上)の4つの条件を整えさせないことが重要です。
畳のカビの一番の原因である湿気がこもらないよう、定期的に部屋を換気し、できるだけカーペットやマットを敷かないでおきましょう。
また、日頃からこまめに掃除をすると、カビの栄養となるほこりや皮脂汚れが除去できるため、カビが生えにくくなります。
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イラスト:飛田冬子