お金の疑問・不安を解消!
資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪
2021年07月12日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
和室の模様替えでタンスを移動させてみたら、畳が少し日焼けしていました。気を付けていただけに、ちょっと残念な気持ちになっています。畳の日焼けって防げないものなのでしょうか?
対策はあるのなら試してみたいわ。畳の日焼け対策について調べてみたいと思います。
新品の畳は青々としていますが、日に当たると少しずつ変色していきます。この紫外線による劣化は避けられません。かなり気を配っていても日が当たる限りは、青々とした色から褐色に退色していくのです。実は、部屋の蛍光灯が当たるだけでも色は変化しています。
畳はいぐさという植物で出来ています。そのいぐさに含まれるクロロフィルという色素が、紫外線に当たることによって化学反応を起こしフェオフィチンという物質になります。このフェオフィチンという物質は褐色をしているため、畳が色あせたように見えるのです。
畳の日焼け対策は、紫外線を防ぐのが大切です。完全に紫外線をシャットアウトするのは難しいものの、ある程度対策をしておくのがおすすめです。そこで、手軽な紫外線防止対策が遮光カーテンやUVカット効果があるカーテンを使用したり、窓にUVカットフィルムを貼ったりする方法です。
とはいえ、畳は消耗品であることに変わりはありません。畳を裏返して使ったり、畳表を交換する方法もありますが、10年以上使用している場合は、あらゆる部分の劣化が進行している可能性が高いため、買い替えも検討しましょう。
畳が日焼けしてしまったときに、ある程度色を戻せる方法があります。年数がたち過ぎた畳の場合は期待できませんが、比較的新しい畳なら少し色が戻る状態にできるかもしれません。
なお、いぐさ以外で作られた畳には使用できません。また、新品や表替えをした畳は、変色してしまう可能性があるので避けてください。
日焼けを多少でも元に戻せる方法があったとは! さっそく挑戦してみます。遮光カーテンも買おうかな?
■人気記事はこちら!
参照:張り替え110番
イラスト:飛田冬子