素朴な疑問ブラウニーとガトーショコラの違いって?

公開日:2023/05/09
ブラウニーとガトーショコラの違いって?
ブラウニーとガトーショコラの違いって?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

今日は娘がお菓子作りをしています。チョコレートのいい匂いがしてきたのでキッチンを覗きに行くと、ちょうどオーブンから焼き上がったケーキを取り出したところみたい。

 

「これってガトーショコラ? 」と聞くと「違うわよ! これはブラウニー! 」ですって。

 

確かにブラウニーもチョコレート色の焼き菓子だけれど、ガトーショコラとどう違うのかしら? せっかくなので違いを調べてみることにします!

 

ブラウニーとガトーショコラの違い

 

「ブラウニー」と「ガトーショコラ」はどちらもチョコレート色の焼き菓子ですが、実は全くの別物です。それぞれ、以下のような特徴と違いがあります。

 

ブラウニーの特徴

ブラウニーの特徴

その茶色(ブラウン)の見た目から名付けられた「ブラウニー」は、アメリカ発祥のチョコレートケーキです。

 

1893年のシカゴ万博の際に、シカゴのホテルによって考案されましたが、材料をすべて混ぜるだけで手軽に作れることから、今やアメリカの定番ホームメイドスイーツとして親しまれています。

 

ガトーショコラの特徴

ガトーショコラの特徴

「ガトーショコラ」は、1700年代に発祥したフランスのチョコレートケーキです。「ガトー」は「焼く」、「ショコラ」は「チョコレート」を指すことから、チョコレートケーキ全般を指す言葉としても使われます。

 

フランスではレアに仕上げてチョコレートの濃厚さを楽しむケーキとして定着していますが、日本では1980年代から独自のアレンジが加えられ、しっかり中まで火が通ったスタイルが定番となりました。

 

ブラウニーとガトーショコラの違い

ブラウニーとガトーショコラの違い

ブラウニーとガトーショコラには、以下のような違いがあります。

 

【小麦粉の使用量】

 

レシピにもよりますが、ブラウニーの方が小麦粉の量が多く、ガトーショコラの方が少なめです。一般的なレシピでは、3〜5倍ほど小麦粉の使用量に違いがあります。

 

【卵の使い方】

 

ブラウニーは全卵のまま溶いて使うのに対し、ガトーショコラは卵黄と卵白に分け、卵白を泡立ててメレンゲにしてから使用します。

 

【具材の有無】

 

ブラウニーは生地にくるみやチョコチップ、レーズンなどを混ぜて各家庭独自のアレンジを加えるのが一般的です。一方のガトーショコラは、基本的に具材を入れることはありません。

 

【形状】

 

もともと携帯用として作られたブラウニーは、天板や角型で平く焼いて四角く切り分けるのが定番ですが、ガトーショコラはホール型を使って円形に焼き上げます。

 

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参照:富澤商店

   北の菓子 菓風

   オリーブオイルをひとまわし

ハルメク子さん
明日はガトーショコラを作るんですって!

 

イラスト:飛田冬子


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