秋バテは食事でケア!隠れ栄養不足を救う食べ物は?
2023.09.142021年07月25日
素朴な疑問
土用の丑の日はいつ?うなぎを食べるのはなぜ?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
本当に毎日暑いですね。こうも暑いと、キッチンに立つだけで一苦労。さっとできるお素麺の出番が多くなります。でも、それだけじゃ栄養バランスが心配……。夏バテを防ぐメニューと言えば、やっぱりみんな大好きな「うなぎ」!
ということで、我が家も「土用の丑(うし)の日のうなぎ」は毎年恒例にしています! そういえば、土用の丑の日にうなぎを食べるのはなぜかしら? 気になったので調べてみることにします!
土用の丑の日とは? 2023年はいつ?
「土用」は、中国伝来の陰陽五行説に由来します。「木火土金水」は「四季」に基づいて、春は木、夏は火、秋は金、冬は水に、それぞれ当てはめられています。また「立春・立夏・立秋・立冬前の約18日間」の年4回の季節の移り変わりが「土(土用)」とされています。ですが、現在は「夏の土用の時期」を「土用の丑の日」とするのが一般的になりました。
土用とは、次の季節に移る前の期間を表しているのですね。それぞれ最初の日を「土用の入り」、最後の日を「土用の明け」と呼びます。
加えて、日にちを十二支に当てはめて考えられ、それが12日ごとに繰り返されることから、土用の約18日間に「丑の日」が2回くる年もあります。この場合は、1回目の土用の日は「一の丑」、2回目は「二の丑」と言います。
2023年は、立秋が8月8日(火)で、土用の入りは7月20日(木)、丑の日(一の丑)は7月30日(日)、土用の明けは8月7日(月)です。
土用の丑の日にうなぎを食べる理由
諸説ありますが、江戸時代の発明家平賀源内が、夏場にうなぎが売れない鰻屋の店主に相談され、「本日、土用丑の日」と書いて貼るようにすすめたところ、見事に大繁盛したと言われています。そこから他の鰻屋もこぞって真似たことから、徐々に世間に浸透し風習化されました。その背景には、「丑の日」には「う」の付く食べ物を食べると夏負けしないという、昔ながらの風習も影響しています。
そもそもなぜ夏はうなぎが売れなかったのでしょうか。それは、天然のうなぎは、冬眠に備えて栄養を蓄える晩秋から初冬が旬だったから。ですが、現在は養殖が盛んになり、通年おいしいうなぎが食べられるようになりました。
ちなみに、当時はうなぎ以外にも、うどん、梅干し、ウリ(うり)、牛肉(うし)、馬肉(うま)といった頭に「「う」の付くものを食べる習慣もありましたが、現在は一部の地域だけのようです。
今年の夏はうなぎを食べて家族で夏バテ予防しようと思います!
※この記事は2021年7月の記事を再編集をして掲載しています。
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参照:All About 土用の丑の日、2021年はいつ?うなぎを食べるのはなぜ?
All About 土用餅とは?「土用の丑の日」の食べ物、鰻を食べる以外にもある様々な風習
イラスト:飛田冬子