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- 50代60代女性におすすめ!体型タイプ別の似合う服
ファッションデザイナーの横森美奈子さんに、今ある服でおしゃれに見せるコツを教わる3回連載。最終回は、体型の違う50代・60代女性3人がファッションのお手本に。小柄・大柄・痩せ型など、体型タイプ別に似合う服を着こなします!
小柄さん:色を揃えて縦長ライン→脚長効果アップ!
挑戦した人:加藤六津美(かとう・むつみ)さん(65歳)、身長152cm
「身長が低く丸みのある体型が悩み」という加藤さんが挑戦したのは、お気に入りのロングカーディガンのコーデ。
横森さんは「ロングの羽織りものは、体をスラリと見せる縦長ラインを作りやすく、ちょっとしたコツでより素敵に見えます」と話します。
写真左のいつもの着こなしは、インナーとパンツの色が違い上下が分断されているため、脚が短く見えるのが残念です。
横森美奈子さんがアドバイス!体型カバーのコツ
インナーを黒にしてパンツの色と揃え、縦長ラインを強調。スカーフで首元にアクセントをつけ、垢抜けスタイルに変身(写真右)。スタイルもよく見えます。
「お気に入りのロングカーディガンのコーデが見違えてびっくりです」と驚く加藤さん。「これからは縦長ラインを意識して着るようにします」
大柄さん:ワンピースやカラータイツで軽やかさをプラス
挑戦した人:越智洋子(おち・ひろこ)さん(63歳)、身長167cm
「冬は防寒優先でコートに丈の長いパンツが定番」と言う越智さんに、「覆えば覆うほど体は大きく太く見えてしまいますよ」と横森さん。
越智さんの定番スタイル、ダウンとデニムの組み合わせは、男性っぽい印象に加え、大柄も強調しています(写真左)。
横森美奈子さんがアドバイス!体型カバーのコツ
横森さんが提案したのはワンピース×タイツ。ニットなど暖かい素材のワンピースにタイツ、ムートンブーツを合わせて、女性らしい軽快さをプラスしました(写真右)。
「最近は防寒素材のタイツや中にあったか素材を使ったブーツもあるのでぜひ取り入れて!」と横森さん。これで防寒もばっちりです。
「スカートを着る機会が減っていましたが、タイツとブーツを合わせれば、着ることができそうです」と越智さん。「これからは女性らしくシルエットを意識してコーディネートを考えるようにします」と話します。
痩せ型さん:首元にストールを巻いて、華やかさをプラス
挑戦した人:澤田文代(さわだ・ふみよ)さん(57歳)、身長158cm
「ゆったりめの明るい色の服をよく着ます」と言う澤田さんは、いつものニットの着こなしに挑戦。華奢な体型をカバーするためにゆったりめに着た服も、逆に細さを強調してしまい、貧相に見えてしまいます(写真左)。
横森美奈子さんがアドバイス!体型カバーのコツ
「華やかなポイントをつくれば、体型カバーもできておしゃれ感も出ますよ」と横森さんが合わせたのが大柄のストール。全体のボリューム感もアップしてあか抜けました(写真右)。首元には華やかなストール、足元はブーツでボリュームを出すことで、華奢な印象を払拭します。
「ストールを巻くだけでだいぶ印象が変わるんですね」と澤田さん。「袖をまくって手首を出すことで、バランスがよくなるというのも新鮮でした。秋冬はストールを活用します!」
教えてくれた人:横森美奈子さん
よこもり・みなこ 1949(昭和24)年生まれ。ファッションデザイナー。「MELROSE」「HALF MOON」などのチーフデザイナーを経て、2013年からショップチャンネルで、「MINAKO★YOKOMORI」をスタート。ファッションアドバイザーとしても講演やメディアで活躍中。著書多数。
取材・文=野田有香、三橋桃子(ともに編集部)撮影=日高奈々子 ヘアメイク=小島けさき
※この記事は雑誌「ハルメク」2020年10月号に掲載された内容を再編集しています。
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