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大違い!食費が節約できる、食材の使い切り方

大違い!食費が節約できる、食材の使い切り方

更新日:2023年09月23日

公開日:2023年02月23日

大違い!食費が節約できる、食材の使い切り方

支出の大きな割合を占める食費ですが、物価高騰で節約を余儀なくされている方も多いのではないでしょうか?そこで料理研究家の小田真規子さんに食材の無駄をなくして節約する方法を教えてもらう企画。今回は、食材が長持ちする保存方法とレシピについてです。

小田真規子(おだ・まきこ)さんプロフィール

小田真規子(おだ・まきこ)さんプロフィール

料理研究家。スタジオナッツ代表。作りやすく、健康に配慮した家庭料理に定評がある。近著に『今日から料理を始める人の61レシピ』(KADOKAWA刊)、『今日から始める減塩ご飯』(家の光協会)、『「だけでいい」日常の料理』(大和書房)など。

少しの工夫で「無駄なく」「おいしく」いただく!

少しの工夫で「無駄なく」「おいしく」いただく!

ムダなく買ってきちんと冷蔵庫で保存し、それでも急な予定で食材が余ってしまいそう……。「そんな時は、肉や魚は塩とオイルに漬け、野菜は甘酢漬けにしておくと、保存性を高め、さまざまな料理に使えます」と小田さん。

また、夫婦二人や一人暮らしでは余らせがちなドレッシングやたれなどを「合わせ調味料」として使えば、料理も楽になります。買ってきた食材をおいしく食べ切りましょう。

ここからは食材の保存方法と、保存した食材を使ったレシピをご紹介します。

肉・魚は「塩オイル漬け」で調理も簡単に!

肉や魚は塩とオイルを絡めておけば1週間ほど保存可能。「焼いたり炒めたりするのはもちろん、野菜と一緒にソテーするだけでもおいしいですよ。オイルでしっとりするので、安いお肉も一段上の味わいに」と小田さん。

【基本】肉・魚の塩オイル漬け 

【基本】肉・魚の塩オイル漬け


1.肉や魚(200~250g)の水分をペーパータオルで拭く。

2.塩(小さじ1/3~1/2)を絡めてジップ付き保存袋に入れて、好みの油(大さじ1)を注ぐ。好みでレモンやハーブなどを入れてもよい。

3.十分に空気を抜いて袋の口を閉じ、冷蔵室(できればチルド室)で保存する。1週間~10日保存可能。
※冷凍室ならば1か月保存可

肉のオイル漬けレシピ「和風フライパングリル」

肉のオイル漬けレシピ「和風フライパングリル」

【材料】 2人分
鶏肉(豚肉でも可)のオイル漬け……200~250g
粗挽きコショウ……10ふり
ニンジン(1cmの輪切り)…… 4枚
玉ネギ(くし切り)……1/2個
しょうゆ……小さじ1

【作り方】
1.フライパンを中火で少し温め、コショウをふった鶏肉を皮を下にして入れ、まわりに野菜を並べる。

2.中火で7~8分焼き、フライパンに溶け出た脂はペーパータオルで拭き取る。上下を返して中火のまま4~5分焼く。肉の厚みのあるところに竹串を刺して、透明な肉汁が出てきたら火を止める。

3.しょうゆを絡めて食べやすく切り分け、器に盛る。

魚のオイル漬けレシピ「魚のカンタンフライ」

魚のオイル漬けレシピ「魚のカンタンフライ」

【材料】 2人分
魚のオイル漬け……200~250g
サラダ油……大さじ1
グリーンリーフ……適宜
レモン(くし切り)……適宜
   〈A〉
パン粉……大さじ4
粉チーズ……大さじ1

【作り方】
1.魚は半分に切り、〈A〉を全体にまぶす。

2.フライパンに油を中火で熱し、(1)を4~5分焼き、返して2~3分で火を通す。器に盛ってグリーンリーフとレモンを添える。

大きめ野菜は甘酢漬けで、おいしく長持ち

葉物野菜や大根、キャベツなどの余りがちな大きな野菜は「甘酢漬け」にすると、10日間保存できます。「ピクルスほど酸味がなく、そのまま食べてもいいですし、刻んでオイルをかければサラダになります」(小田さん)

【基本】野菜の甘酢漬け

【基本】野菜の甘酢漬け

1.好みの野菜(300g)を食べやすく切り(写真の白菜は6cm長さ、2~3cm幅)、ジップ付き保存袋に入れる。

2.塩、砂糖、酢各小さじ1と水大さじ2を絡めてよく混ぜ、ジップ付き保存袋に入れる。口を閉じて冷蔵室で保存する。10日保存可能。
※写真は5日目の白菜

野菜の甘酢漬けレシピ「野菜の甘酢漬けスープ」

野菜の甘酢漬けレシピ「野菜の甘酢漬けスープ」

【材料】 2人分
ハムまたはベーコン……2枚
甘酢漬け……100~150g
水……2カップ
しょうゆ・コショウ ……各少々

【作り方】
1.ハムは食べやすく切り、鍋に甘酢漬け、水とともに入れて中火にかける。

2.煮立ったら弱火で2分煮て、しょうゆ・コショウで味を調える。

市販のたれは用途を決め込まずに活用!

ドレッシングや焼き肉のたれなどは、サラダや肉にかけるだけでなく「合わせ調味料」として炒め物や煮物に使えます。「こうしたたれは、しょうゆより塩分が低いので、たっぷりかけても濃くなり過ぎることはありませんよ」(小田さん)

市販のたれレシピ「鶏手羽元のドレッシング煮」

市販のたれレシピ「鶏手羽元のドレッシング煮」

【材料】 2人分
鶏手羽元……6本(300g)
ドレッシング(フレンチ・ゴマ・しょうゆなど)……大さじ6
※写真はゴマのドレッシングを使用。 
長ネギ……1/2本
水……1/2カップ

【作り方】
1.手羽元はキッチンバサミで切込みを入れ、ドレッシングを加えてしっかりもみ込む。長ネギは6cm幅に切る。

2.鍋か小さいフライパンに(1)と水を入れて中火にかけ、煮立ったらふたをして弱火で15分煮る。

市販のたれレシピ「焼き肉のたれ炒め」

市販のたれレシピ「焼き肉のたれ炒め」

【材料】 2人分
ナス……2本
塩水(塩小さじ1/2+水大さじ3)
ピーマン……2個
豚こま肉……150g
小麦粉……小さじ1
サラダ油……大さじ1
焼き肉のたれ……大さじ4

【作り方】
1.ナスはヘタをとり、ピーラーで縞目に皮をむき乱切りにする。ボウルで塩水とナスを絡めて5分置き、出てきた水気をペーパーで拭き取る。ピーマンは乱切りにする。

2.豚肉に小麦粉をざっとふる。

3.フライパンに油を熱し、(1)(2)を入れて中火で2分間動かさずに焼いてから、2分間転がしながら焼く。焼き肉のたれを加えて混ぜながら1~2分炒める。

買い物のコツや冷蔵庫や冷凍庫などの賢い保存のコツと一緒に、食材を無駄にせず、食費も賢く削れるレシピにもぜひチャレンジしてみてください。

取材・文=大矢詠美(ハルメク編集部) 撮影=小林キユウ スタイリング=カナヤマヒロミ イラストレーション=カトウミナエ
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年3月号を再編集し、掲載しています。


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