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アクセサリー、ストール、ベルト、帽子。油断するとついつい増えがちなファッション小物の整理はどうしていますか? 家事支援サービス「カジタク」スタッフが片付けのコツをご紹介。「なくても大丈夫かもしれない」がその鍵に!
小物収納はパズル!? 遊び心を持って楽しもう
これまで、洋服や靴、バッグの片付け方についてお話ししてきましたが、今回は、クローゼットの中にある小物の片付けについて説明します。
小物とは、主にアクセサリー・ストール・ベルト・帽子などです。
クローゼットの小物、例えば帽子や手袋などは、身を守ってくれるものでありながら遊び心の要素も大きいアイテムたちです。ですからあまり「深刻」にならず、でも「真剣」に遊ぶつもりで片付けに取り組んでみましょう。片付けは、生活の中のパズルゲームみたいなものですから。
簡単3ステップ!「問題」→「理想」→「工夫」に分けて考える
ついつい増えてしまいがちな小物ですので、数の増え過ぎに注意です。まずは直感で、手持ちのアイテムの中から「もうお役目が終わっている」と感じるものを抜き出していきます。洋服と同様に、今の自分を引き立ててくれるものかどうか、実際に身に着けて確認していくことも大事です。
片付けの答え(何を持ち続けるか・どう収納するか)は、自分の中にあります。誰かの正解が自分の正解とは限りません。自分にとっての「問題」と「理想」と「工夫」の3ステップをコツコツと積み重ねて、しっくりくる答えを見つけていくことです。
[ステップ1]問題:片付ける上でストレスになっていることを明らかにする
[ステップ2]理想:理想のモノの持ち方をイメージしてみる
[ステップ3]工夫:発想を変えてみる
この3つを意識して進めた、私の小物収納の事例を「アクセサリー編」と「ファッション小物(スカーフ、ベルト、帽子)編」に分けてお伝えします。「工夫」の部分では、収納時のアイディアもあわせて紹介します。
【アクセサリー編】100均や市販のアイテムを上手に利用
[ステップ1]問題
購入時の箱が捨てられず、箱がかさばる。使うたびに箱を開けて確認しなくてはならない。
[ステップ2]理想
●今の自分にふさわしいものと、身に着けてうれしくなるものだけ所有。
●引き出し一つに収まり、探しやすい。
●ホコリがかぶらない、空気にさらされて変色・劣化しない。
●使用後に皮脂汚れをサッと落としてすぐに収納できる。
●そのまま持ち出ししやすい。
[ステップ3]工夫
工夫の部分では、アクセサリー別にアイデアを紹介します。
イヤリング、ペンダント
アクセサリーを買ったときの箱は処分し、100円ショップで求めたヨコ型のチャック付きパックに1つずつ収めました。
基本的には、A9サイズのヨコ型を愛用していて、その中にペンダントと、イヤリングを収めています。
こうすることで、サイズが揃うと同時に、立てて収納できるようになります。
イヤリングは、袋の中でお互いこすれ合わないように仕切りを入れてあります。
パールのネックレス
パールのネックレスは、収納スペースとの兼ね合いでA7サイズに。冠婚葬祭でもそのままポーチに入れて持ち運びできます。
指輪
指輪は、幅広のデザインが多かったため、リングを溝にはめ込むタイプの収納ボックスが使えませんでした。
ある時、リングを通すクッションみたいなものが手に入り(写真左)、幅広の指輪にも使えるので便利でした。そこで、家にあるもので簡易的に手作り(写真右)。
材料は、弾力性のある梱包資材と、幅広のマスキングテープのみ。梱包資材をくるっと丸めて、マスキングテープで表面を巻いただけです。
市販の仕切りケースや空箱で小分けしながらまとめて収納
引き出しの中で整然と並べるために、無印良品の仕切りケースを使用しました。仕切り板を自由に取り外しできるので便利です。それ以外にも、空き箱を利用して、引き出し内を仕切ってあります。
使用後に皮脂汚れをサッと落としてすぐに収納したかったので、クロス類も一緒に収納。小さな箱の中にポイっと入れてスタンバイしています。
私は収納しながら段階的にアクセサリーの数も減らしていき、今では一つの引き出しに余裕で収まるようになりました。人からもらったものも一定期間楽しんだら卒業していいと、自分に許可しました。
貴金属は意外と高く売れるので、積極的に手放せるようになりました。
【ファッション小物編】出番の少ない小物は思い切って手放す
ストール・スカーフ
[ステップ1]問題
スカーフの出番が少なくなってきた。代わりにカジュアルなストールの数が増えてきたものの、スカーフよりかさばる。
[ステップ2]理想
選びやすいこと、サッと出し入れできること。
[ステップ3]工夫
スカーフの出番が少なくなり、所有し続ける理由がないような気がしてきたので、思い切って実際に使う2枚だけを残し、残りのスカーフは手放しました。
ストール類はざっくりとたたんで引き出しの中に収納しました。すべてが一度に見渡せるので、選び出しやすくなりました。このとき、並べ順はあまりこだわらず、感覚でざっくり並べればOKです。
引き出しという枠があるので、今後はその枠に収まることを意識すれば、増えすぎずにすみます。
ベルト
[ステップ1]問題
太いベルトがかさばる。
[ステップ2]理想
すっきりコンパクトに収納したい。
[ステップ3]工夫
あるとき店員さんから「ベルトは消耗品ですから……」と聞かされて、こだわりを小さくすることができるようになりました。そして、収納しにくい太いベルトを手放したら、ストレスが激減しました。
手元に残すのは表と裏の色が異なるリバーシブルのベルトや使い勝手のいい太さのものにしぼり、本数を減らしました。また最近はベルトの使用頻度が減ってきたので、収納場所の定位置を引き出しの奥の方に移動しました。
帽子
[ステップ1]問題
つばの広い帽子を、帽子専用の丸い大きな箱に入れて収納していたが、場所をとるのでちょっとストレス。
[ステップ2]理想
コンパクトに収納したい。
[ステップ3]工夫
あまり身に着けなくなったつばの広い帽子は手放して、新たに購入することも控え、今は「たためる帽子」だけを所有することにしています。そうすることで、引き出しにたたんで収納できますし、持ち運びにも便利です。
発想の切り替えが収納上手への第一歩
「あれこれおしゃれを楽しみたい」という思いと、「スッキリ片付けたい」という思い、この二つを同時に叶えるには、やはり工夫が必要です。その工夫を生むために、発想を切り替えてみることがポイントになります。
私の場合はスカーフやベルト、帽子など「取っておく方がいいに決まっている」という発想をいったん脇に置いて、「なくても大丈夫かもしれない」という小さな勇気を出してみることで、解決につながりました。
問題も理想も人それぞれですが、深刻にならず、でも真剣に、パズルのような片付けゲームを楽しんでいきましょう。
もし自分だけで片付けるのが大変だと感じる場合は、プロに片付けの進め方を相談するのがおすすめ。カジタクでも「片付け名人プラン(プロの整理収納サービス)」を実施しています。一人で悩んでいる人は、ぜひ気軽に相談してくださいね。
役立つ手放し方として、古着でワクチンを活用するのもおすすめです。古着でワクチンでは、アクセサリーやベルト、スカーフなどのファッション小物も寄付できます。「捨てられない生活」から、人に役立つ手放し方で「お気に入りに囲まれた生活」へシフトしてみてはいかがでしょうか。
教えてくれたのは…家事支援サービスのプロ集団「カジタク」
アクティア株式会社が提供する家事支援サービスのプロ集団「カジタク」。家事(掃除・料理)代行・整理収納・片付け・ハウスクリーニング・衣類クリーニングなど、プロならではの視点からお役立ち情報やアドバイスを発信する。
※この記事は2022年9月の記事を再編集して掲載しています。
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