洗濯の基本:衣類をキレイに洗うポイントと洗濯機掃除
2022.04.012021年08月16日
自宅でできる!プロの掃除・片付けワザ・5
カーテンの洗濯は夏がベスト!簡単な洗い方・干し方
自宅でできるプロの掃除・片付けワザは、家事支援サービス「カジタク」のスタッフが掃除・片付けのコツを紹介する連載企画。今回のテーマは「カーテンの洗濯」。カーテンが乾きやすい夏に、簡単な洗い方・干し方でスッキリ洗濯しましょう!
カーテンの汚れの原因は?ホコリ・カビ、料理のニオイも
お部屋の雰囲気を左右する、カーテン。壁の一面を彩るカーテンは、家に住む人のセンスが問われるポイントでもあります。
日頃のお掃除ではスルーしてしまいがちですが、たまにはお手入れをして、清潔に保ちたいもの。カーテンを洗濯すると清潔感が漂い、部屋の空気までスッキリしますよ!
洗濯のやり方をチェックする前に、まずはカーテンの汚れの原因を学んでおきましょう。
ホコリ
ホコリは常に部屋に拡散しているため、カーテン上部やタッセル(カーテンをまとめて留めておくもの)にはホコリが溜まりやすいもの。また、床のホコリがカーテンの裾に絡むこともよくあります。
手垢
カーテンを開け閉めするときに触れる部分は、手垢で汚れてしまいがち。特に白いレースのカーテンは、手垢汚れも目立ちます。小さな子どもがいる家庭は、何か手に付いている状態でカーテンにさわってしまう場合もあるので要注意です。
調理の煙・ニオイなど
キッチンでの調理の他、ホットプレートでの調理や鍋物をしたりすると、近くのカーテンにも煙や油煙がかかって汚れや臭いの原因になります。食事の際に飛び散った汚れがカーテンに付着することもあります。
結露・カビ
冬場になると、窓の内側に水滴が付く結露という現象がおきます。その結露によってカーテンが濡れてしまうことで、カビが付くことがあります。カーテンの裏側なので気付きにくいかもしれませんが、ぜひ確認してみましょう。
屋外からの汚れ
砂ぼこり、排気ガス、花粉、黄砂、虫、雨など、屋外から入る汚れもあります。このような汚れが窓ガラスに付着し、窓ガラスからカーテンに付着する、ということもあります。
このように、カーテンは内側からも、外側からも、汚れをキャッチしています。その他、ペットがいる場合はペットの抜け毛、喫煙者がいる場合は黄色いヤニ汚れや臭いにも注意が必要です。
洗えるカーテンの洗濯方法!簡単な洗い方・干し方のコツ
厚手のカーテンも、年に一度は洗いたいものです。カーテンを洗うのにおすすめの時期は、夏。夏は水が冷た過ぎないので汚れ落ちが期待できますし、晴れの日が多い&気温が高いのでカーテンが乾きやすいためです。
一方、白くて汚れが目立ちやすいレースのカーテンは、季節に関係なく、汚れに気付いたら洗ってしまいたいですね。
洗濯表示を確認して、家で洗濯できるタイプのカーテンは、洗濯機で洗います。毛布同様に、かさばるカーテンを洗う際は、洗濯機の容量と重さの偏りに注意が必要です。まずは気兼ねなく洗える、カーテン1枚から試してみてくださいね。
カーテンをレールから外します。外したカーテンフックは、まとめて洗濯ネットに入れておきます。
カーテンの場合、バケツだと漬け置きには小さいので、大きめのたらいか、浴槽にお湯を少し張って対応するのがよいと思います。
もしカーテンにシミを見つけた場合、部分用洗剤やせっけんで予洗いします。強くこすると生地を傷めるため、汚れがひどい場合は、粉末の酸素系漂白剤をお湯(40~50℃)に溶かして漬け置きするのがおすすめ。
脱水時に重さに偏りが出るのを防ぐために、カーテンは洗濯ネットには入れません。洗濯方法は洗濯機の種類(縦型・ドラム式)や機種にもよるので、取扱説明書もチェックしておきましょう。
カーテンを洗濯機に入れます。カーテンは、洗濯槽の幅に合わせて縦長に折り畳んでから、長さを短くするように折り畳みます。毛布を洗うときのように、屏風状に畳むのがポイントです。
洗濯のコース設定の際には、脱水時間は短めに設定しておきます。手洗いコースに設定する場合は、洗濯ものの容量の上限が少なくなるので注意してください。
洗濯中にカーテンフックも洗います。バケツなどに中性洗剤をお湯で溶かして溶液をつくり、洗濯ネットに入れたフックを浸しておきます。ときどき振り洗いして、汚れを溶かし出します。最後にすすいでから、古タオルでくるむようにして水分を拭き取ります。
カーテンレールのホコリも取り除いておきましょう。ホコリが少し固まっているようであれば、家庭用中性洗剤か、重曹水やセスキ水などのアルカリ性洗剤を浸したクロスで拭き取ります。
カーテンを閉めて布地を広げ、そのまま自然乾燥させます。こうすることで、カーテンの重みでシワを伸ばしながら乾かせます。
カーテンは脱水が終わったらすぐに取り出します(※乾燥機は使用できません)。手早くカーテンにフックを取り付けて、カーテンレールに取り付けていきます。
洗えないカーテンのお手入れ方法もチェック!
我が家のリビングのカーテンは、ローマンシェードというタイプで、自力では洗濯できないタイプです。他にも、ロールスクリーンやプリーツスクリーンなど、洗濯できない形のものがいろいろあります。
また、左右に開くスタンダードな形のカーテンでも、高級素材や機能付き(遮光・UVカット・ミラーレースなど)であれば、自宅での洗濯ができない場合もあるでしょう。
このようなカーテンを本格的にきれいにしたい場合は、クリーニング店にお願いすることになりますが、なかなかハードルが高いですよね。
そこで、できるだけ自分できれいにする方法をご紹介します。
- 掃除機でカーテンに付着したホコリなどを吸い取る
掃除機の柄を短くして、付属のブラシを取り付けます。パワーは「弱」にして、カーテンにブラシを軽く当てながらホコリを吸引していきます。ハンディタイプの掃除機ですと、高い部分もお掃除しやすいので便利です。 - シミはセスキ水かアルカリ電解水で叩き洗い
もしカーテンにシミが付いてしまった場合は、裏にタオルを当て、セスキ水かアルカリ電解水をスプレーして、表から別のタオルなどでトントンとやさしく叩くようにしながら、汚れをタオルに移します。
※ただし、繊細な素材のカーテンの場合、生地を傷める可能性があるので、無理しないようにしましょう。
窓・サッシ・網戸掃除もまとめて実施!そんなときは
カーテンがキレイになると、窓の汚れも気になってきてしまいます。こんな瞬間に、終わりなき家事の切なさを感じてしまいますよね。
窓掃除をしようにも、今は暑さ厳しい夏。全部を一人で抱え込むことはありません。家族に手伝ってもらえればいいのですが……なかなかそれも難しいですよね(ため息)。
そんなときは、アウトソーシングするという手もあります。ハウスクリーニングや家事代行サービスを検討してみるのもアリ! 窓サッシクリーニング・網戸洗浄がセットになったコースもあるので、チェックしてみましょう。
特に掃除の仕方がわからない場合は、一度プロに来てもらって、掃除しているところをじっくり観察して技を盗んだり、ちゃっかり掃除の仕方を聞いてみたりするのもいいと思いますよ。
教えてくれたのは…家事支援サービスのプロ集団「カジタク」
アクティア株式会社が提供する家事支援サービスのプロ集団「カジタク」。家事(掃除・料理)代行・整理収納・片付け・ハウスクリーニング・衣類クリーニングなど、プロならではの視点からお役立ち情報やアドバイスを発信する。
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