上野千鶴子さんの終活「在宅ひとり死は孤独ではない」
2023.08.192023年09月06日
業者さん選びは難しい!
再建築不可物件の我が家のリフォーム日記(2)
不安いっぱいでスタートした古い我が家のリフォーム。よろよろと蛇行しながらも、どうにか進んでいます。
リフォームは家族の絆も深くする
前回、ある業者さんから「弊社でお受けできるかどうか、検討中」と言われた我が家のリフォーム。かなり条件の良くない土地です。
「いっそもっと条件のいい場所に引っ越す?」と夫婦で話しているところに娘が一言「いや、今の家をリフォームした方がいいよ」
娘の主張する理由は明確でした。
「お母さんたちはこれから年を取るでしょ? お父さんもいつまで運転できるかわからない(私は運転免許を持っていません)。でも街まで出ていくのに、公共交通機関を2路線も使える今のような便利な場所が、簡単に見つかるとは思えない」
確かにその通りです。ちょっと娘を見直しつつ、やはり今の場所でリフォームすることを考えようと家族で決めました。
業者さんから連絡はあったものの…
そうこうしているうちに、相談した業者さんから返信がありました。
「社内で相談したところ、お受けできるということになりました」
なんでも、建築申請の必要な建て替えではなく、大きな模様替え感覚のリフォームであれば、今の建坪を維持できて大丈夫とのこと。それを聞いて私もひとまずほっとしたのですが、そのあとに言われたことにまた驚きます。
「ただ、先日提示させていただいた金額よりも多少費用がかかりそうです」
なんとその金額は、当初聞いていた額の1.5倍!
しかもその金額を出せないというのであれば「弊社とこれ以上ご相談いただきましても、お客様のお時間も無駄になるかと思いますので」
要はその額を出せないと、その会社では受けてくれないということでした。
そもそも今回のリフォーム、退職を目の前にした主人と私とが、残された時間をより快適に過ごすためにと計画したもの。リフォームに費用が掛かりすぎて、生活に余裕がなくなってしまっては意味がありません。
二人で相談した結果、その業者さんは泣く泣くお断りすることにしました。
リフォーム迷子
しかし、すっかりその業者さんにお願いするつもりでいた私たち夫婦。次はどこに相談に行ったらよいのか、わからなくなってしまいました。
たまたま広告が目についた次の業者さんに行ったところ「〇〇社さん(初めに相談した業者)ではいくらと言われましたか? そうですか。うちならその9割ぐらいでできます」と、なんとも魅力のない売り込み方。
ピンと来ずに帰宅した私たちは、業者選定も長期戦になるのかもと覚悟しつつありました。
そんな時に、たまたま私が家でめくっていた雑誌の中に、大きなヒントがありました!
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