本当にできるの?

再建築不可物件の我が家のリフォーム日記(1)

公開日:2023.04.29

初心者マークの夫婦二人で、古い我が家のリフォームを考え始めました。本当にできるのか、不安でいっぱいなスタートです。

再建築不可物件の我が家のリフォーム日記(1)
我が家の前の道、狭いのが問題なのです

さあ、リフォームを始めよう!

さあ、リフォームを始めよう!
古い家ですが、ささやかな庭には花も咲いていました

我が家は現在、私、主人、社会人の子ども二人の計四人に、わんこ一匹。敷地内の別棟に主人の父が住んでいます。

子どもも成人して巣立つかと思いきや、二人とも地元で職を得て、同居のまま住んでいます。別棟は20年ほど前に建てた鉄筋なのですが、私たちの住む母屋は50年以上経っていて、傷みも激しくなってきました。

主人も60歳過ぎてからの再雇用も4年目。そろそろ、これからの生き方を考えなければならない時期でもあるし、耐震等も不安です。夫婦最後の住まいとして、家の修理も兼ねたリフォームを行うことにしました。

90歳も越え今はかなり痴ほうも進んだ義父ですが、仕事は大工をしていました。母屋も別棟も義父が建てましたし、私が嫁いできたときと20年ほど前と、2回のリフォームも義父の手によるもの。

業者さんにお願いしてのリフォームは主人も私も初めてで「さて、どこからやったらいいの?」わからないことだらけです。

周りに聞いても「リフォーム詐欺とかあるから気を付けたがいいよ」などと言われますが、具体的なアドバイスはまったくなく、不安いっぱいで私たちのリフォームが始まりました。

手探りの業者さん探し

手探りの業者さん探し
ある業者さんから届いた資料。かわいいグッズがあって、胸がきゅんとしました

その気になってみると、「リフォームやります」と掲げている業者さんはたくさんあるのですね。今まで目につかなかっただけかもしれません。

でもどう選んだらよいのでしょう……。

まずは、いくつか見つけた業者さんに資料請求をしました。

その中から信用できるところがよかったので、業界の中でも大手のA社を予約して訪問してみました。さすがに大手! 施工例も豊富だし、担当さんとその上長という方が応対してくださったのですが、話もお上手。

単純な私たち夫婦は「ここでよいかも」とすっかりその気になって帰宅したのですが……。

それからの連絡がなかなか来なくて、イライラしてきました。

しびれを切らしてこちらから連絡してみると、「弊社でお受けできるかどうか、検討中でして……」

ん? どういうこと?

実はうちの立地は「再建築不可物件」。

敷地に面する道路が建築基準法の既定の4mないので、重機等は入らないし、建築申請を出す場合、セットバック(境界線から一定の間隔を確保し建てること)が必要な難物なのです。

やろうやろうと思いながらなかなか踏み切れず、やっと重い腰を上げたのに今度は待たされる……。

ほかの業者さんも探してみなくっちゃ!

我が家のリフォームは前途多難なスタートを切りました。

■もっと知りたい■

「ハルトモ倶楽部」読者ライターの記事はこちら

さとみん

九州に住んでいるパート主婦です。子どもが育つにつれ時間ができたので、大学の社会人講座を受講したりしていましたが、還暦を前にして生き方を振り返り、「後悔したくない!」「今が一番若い!」と2022年から通信で大学の講義を受講中。心理の資格取得を目指しています。

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