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公開日:2021年09月20日
電子書籍では味わえないこと
電子書籍が普及してきましたが、紙の書籍ならではの良さがたくさんあります。作品ごとに工夫された装丁もその一つです。
私は入院中に、スマホで読む電子書籍の便利さを実感しました。読みたい本がすぐに購入でき、場所も取りません。
それでも気に入った作品は紙の本(こうしてわざわざ呼ぶのも時代の流れを感じますね)で持っていたいと思うのです。カバーデザインをはじめ、紙の手ざわりや本の重みなどを感じながら、作品の世界に浸るのは楽しいものです。
漫画単行本のカバーを外したことはありますか? 私は必ず外して本体を見ます。タイトルだけのそっけないものもあれば、お楽しみが隠れているものもあります。
実例を見てみましょう。
前回「最近完結した長期連載漫画」でご紹介した『大奥』です。
カバーの下には、大奥の美男お局様が 粋ですねー。心臓が止まりそうになりました(笑)。
図鑑のように、ちょっとした情報が載っているものもあります。
『ゴールデンカムイ』は、アイヌ民族の少女と日露戦争退役軍人が繰り広げる、アイヌの隠し金塊をめぐる冒険活劇です。
アクション、グロテスク、ユーモアなど何でもありなのですが、アイヌ文化をきちんと描いているので、そこに興味を持つ人も増えたようです。すべて民族衣装が描かれています。
読者サービスで、ちょっとしたおふざけもよくあるパターンです。
『黒執事』は、19世紀末イギリス、実は悪魔の有能な執事セバスチャンと、彼と契約した12歳の少年伯爵シエルが女王の密命で難事件解決に挑むダーク・ファンタジーです。
いろいろな作品にお楽しみが隠れているので、みなさんも見つけて楽しんでくださいね!
『大奥』よしながふみ 2004年8月~2021年2月 全19巻 白泉社
『ゴールデンカムイ』野田サトル 2014年~ 既刊26巻 集英社
『黒執事』枢(とぼそ)やな 2006年~ 既刊30巻 スクウェア・エニックス
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