【韓国カルチャー】エンタメ編

2021年アカデミー賞候補で話題の映画「ミナリ」

公開日:2021.04.02

2020年は、韓国映画「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞作品賞を獲って、大きな話題になりました。2021年は、韓国映画「ミナリ」がアカデミー賞にノミネートされました。いま注目の韓国映画の楽しみ方を、まきこ目線でご紹介です。

2021年アカデミー賞候補で話題の「ミナリ」
大きなスクリーンで見たいと思い、劇場に足を運びました

大きなスクリーンで見たい「ミナリ」

大きなスクリーンで見たい「ミナリ」
私が見に行った日は満員御礼の上に
観客の年齢層も幅広く、注目度が高いと思いました。

映画を大きなスクリーンで見ることは、なんとも非日常で特別な感じがしますよね。普段はドラマメインの私ですが、映像の世界に入り込める映画館での時間も大好きです。しかし悲しいかな、この1年は気軽に映画館に行くことが難しい生活になってしまいました。

思い返せば、映画館で映画を見たのは、2020年6月に行われたBTSのオンラインコンサート以来。そのときは、もちろん叫んだりはしませんでしたが、最前列のど真ん中の席で、とってもドキドキでした! ライブのときの気持ちを思い出すだけで、いい気分転換になります♪

そんな私が、「これは劇場の大きなスクリーンで見たい!」と思ったのが、大好きな韓国女優の1人ユン・ヨジョンさんが出演している「ミナリ」という作品。2021年のアカデミー賞に6部門もエントリーされています。

「ミナリ」ってどんな映画でしょう

「ミナリ」ってどんな映画でしょう

1980代に韓国から農業で成功するアメリカンドリームを信じて移民した一家の物語です。数年後に一人娘の一家と生活するために、韓国から母親がやってきます。とても明るくて、どこから見ても韓国のお母さん(オンマ)。毒舌で破天荒な陽気な人、でも娘一家の力になろうと自分のできることを探し、慣れないアメリカでがんばります。

私はほんの数年ですが、海外で暮らした経験があります。映画を見ながら、飛行機に慣れていない自分の母親が会いに来てくれたことや、初めての海外生活で不安だった当時の自分を思い出しました。

「わかるわ、そうだよね」と忘れていた気持ちが沸々と湧き上がって、主人公の娘やオンマの気持ちが痛いほど理解でき、笑える場面でも涙していました。

「ミナリ」とは韓国語で植物のセリのことで、セリは丈夫に育ち薬にもなり2度目の旬がおいしいといわれているそうです。最後まで見ると、このセリが映画にストーリーにとって重要な意味を持っていることがわかります。静かな深い映画だと思いました。

セリを入れたチヂミ
セリを入れたチヂミ
韓国料理にはセリが使われることが多いです

韓国映画あれこれ

韓国映画あれこれ
動画配信サイト「おうちでシネマート」 懐かしい映画や好きな俳優の特集も

「ミナリ」以外にも、韓国映画にはたくさんの名作品があります。どれを見ていいか迷ってしまう方には、アジア映画をたくさん上映してくれる映画館がオススメ。特に私が気に入っている映画館は「シネマート」です! 東京は新宿、関西は心斎橋にあります。

この3月からお家でも気軽に楽しめる動画配信サイト「おうちでシネマート」がオープンし、シネマートで上映されて人気だった韓国映画特集や、有名俳優カン・ドンウォン特集を見ることができます。最新作から懐かしの作品まで見ることができるので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。

 

■もっと知りたい■

まきこ

気がつけば、なんと今年は60歳に。これから先はシンプルで楽しい生活を目指していきたいですね。
香港駐在の生活でアジアの各国に旅行をしたことでアジアの文化にとても興味をもちました。特にここ十数年は韓国カルチャーにはまっています。

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