- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 生活部
- 受け継がれていく先祖供養の大切さ
60歳のとき、人に寄り添って生きるために「占いおばさん」になった春ちゃんさん。今回は、ご先祖様の供養の大切さをお話してくれました。
私の新年の迎え方とお墓参りのすすめ
新たな首相誕生で、期待も深まり2021(令和3)年を迎えます。
しかし、コロナ禍で外出もままならず、新たな希望も失せてしまう方も多いのではないでしょうか。知人への新年の挨拶は控えても、初詣とお墓参りを念頭に入れることをおすすめします。
12月31日の紅白が終わると同時に、除夜の鐘の音を聞きながら、ご先祖様、不道明王様、神棚の順に、燈明(とうみょう:神仏に供える灯火)を灯しながら、一年の感謝と、これから迎える一年の家族の無事を祈ります。
我が家で新年の挨拶を済ませると、初詣に出掛けます。氏神様の神社にはたくさんの人が順番に並び、着物姿も見受けられ、「おめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と、新年の挨拶が飛び交う光景が見られます。私はこの風習が大好きです。
今はコロナ禍で難しいかもしれませんが、新年の行事として、お墓参りも視野に入れてみてはいかがでしょうか。私は偶然にも、両家の両親の命日が1月20日、21日と重なっていますので、新年の墓参りは命日にしています。
亡くなったら、みな仏様になる
私のところに相談に来た20代の女性の話です。
「私の母は、姑が生きている間、いつも嫌がらせを受け、泣きながら嫁として家を守り抜きました。しかし、今は姑が亡くなり仏様となった以上、どんな人でも大切なご先祖様だからね」と、毎朝、ご先祖様にごはんとお茶をお供えし、お墓参りは欠かしません」
そのお嬢さんを見て、「なんと心優しいお母さんでしょう。あなたが上品で女性らしく育ったのは、『よくも悪くも亡くなったら、みな仏様になる』と、あなたのお母様に教えられたからですよ」と、私は思いました。
「子どもをみれば、親がわかる」ということを教えられました。
ご先祖様に背を向けたら
私のところに相談に来た50代の男性の話です。
「幼い頃から、親の言うことを聞かないと、冬の寒い日でも容赦なく外に放り出され、玄関には鍵をかけられ、食事さえ与えてもらえなかった。あるときには、水風呂に一時間も入れられた」
壮絶な人生を歩んでこられたこの男性は、両親が亡くなり、自分の家族をもっても、我が家の仏壇とお墓参りをしたことがないそうです。
しかし、その男性の子どもは3歳で事故死をしています。
背を向けられたご先祖様は、寂しさゆえに孫まで自分の所に引き寄せたのだと思っています。
一方で、私の友人の話ですが、お盆、お彼岸には必ずお花と線香を供えている彼女は、九十歳になっても病気もせずに飛び回っているから不思議です。
私は毎朝、「私の家族、娘家族が一日無事でありますように」と、親の身勝手を許してほしい水子さんへ、また、安らかに成仏してほしいご先祖様への感謝を祈ります。
先祖供養は代々受け継がれ、自分の代で終わりでなく、自分の子どもに受け継がれていきます。
たとえ、過去に辛いことがあっても、それは「空」の心を学ぶのに良い機会だと思っています。
ご先祖様の大切さを、身をもって子どもに伝えていくため、「亡くなったらどんな人でも、仏様になる」ということを、もう一度考えてみるのもいいかもしれません。
■もっと知りたい■
-
スマホで医師に健康相談
24時間365日OK!30秒以内に医師・看護師・薬剤師などの医療チームがあなたの「健康相談」に応答してくれる♪ -
最高のワイナリーツアー♥
家族・友だちと!雰囲気バツグンの熟成庫見学・高価な貴腐ワインのテイスティングはいかが?お得なクーポンも! -
やばっ、冬の尿モレ
寒い冬、なぜ尿モレが増える…?3つの原因&4つの「効果的な尿モレ対策」を専門医に教えてもらいました! -
人生で1度は訪れたい場所
ミネラル豊富な美人の湯、最高のオーシャンビューなど、心もカラダも癒やされる魅力が盛りだくさん!人生で1度は訪れたい名所をcheck -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
体験談:50代やって正解
銀行は断然「紙の通帳」派!そんな「デジタル嫌い」の私が 銀行アプリを使ってみたら想像よりもはるかに便利すぎて… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
認知症リスクに40%も差
最近、驚きの研究結果が…!「犬を飼っている人」は「飼っていない人」に比べて認知症リスクが… -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます!