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- 絶景!香嵐渓・小原四季桜で、紅葉を楽しむ夫婦旅
毎月のように、夫婦で国内旅行に出かけているという松本悦子さん。旅慣れた松本さんならではの、こだわりのある旅の様子をお伝えします。今回は、雑誌を参考に行き先を決めた、愛知県の紅葉の名所「春嵐渓」と小原四季桜の里への3泊4日の旅行記です。
11月19日(火) 小原ふれあい公園と春嵐渓へ
「ハルメク」11月号(180ページ)に掲載されていた。「愛知県の隠れた紅葉の名所を訪ねて」というツアーの紹介。香嵐渓(足助町)と小原の四季桜の里は、まだ訪ねたことがなかったので、興味津々。ツアーには申し込まず、夫婦ふたりで11月19日から3泊4日で行ってきました。
東京駅から7時3分の新幹線で名古屋着9時7分、駅近の喫茶店で未体験のモーニング、もちろん私は定番あんこトースト、夫はスクランブルエッグ、お店は結構混んでいました。
名古屋から地下鉄に乗り、伏見で乗り換えて豊田市駅下車。そこから外国からの観光客等も多い混んだバスで、1時間程で小原ふれあい公園へ。
11月1日~30日まで「小原四季桜祭り」が開催されており、広場にはテントが並び地元の産物や食べ物などが賑やかに売られていました。
駐車場からの紅葉はきれいでしたが、期待していた桜は本数も少なくちょっとがっかりでした。近くの神社の「家康公の腰掛石」を見たり、五平餅を食べたりしてバスで香嵐渓へ。
とてもラッキーだったのは11月9日(土)~30日(土)の間、小原と香嵐渓を結ぶシャトルバスが(平日4往復・休日5往復)運行されており、1時間「500円」ほどでスムーズに移動できたこと。
通常は、小原→豊田市駅(浄水駅も可)→香嵐渓と、2時間もかかる場所。さらに、紅葉の時期は香嵐渓へは予測できない渋滞もあるとのことですので、シャトルバスは便利でした。
さて初めての香嵐渓はというと……、観光バス、乗用車が所狭しと並び、国内外の観光客で巴川の両岸、特に写真スポットの、待月橋(朱塗りの橋)付近は大混雑。でも、紅葉真っ盛りで綺麗でした。
私たちも巴川の清流と両岸の紅葉を堪能し写真を撮りました。次に、3泊予約した足助町の宿「山城屋」を探しながら、中馬街道沿いの江戸時代後期の家並みが連なる商家街を10分ほど歩き、時代劇に出てくるような宿にチェックイン。
佐伯泰英の時代小説ファンの私は、そこも楽しみました(笑)
11月20日(水) 逆回りで再び春嵐渓へ
静かで清冽な足助の朝。宿隣接の居酒屋風食事処で朝食をいただき、歩いて一の谷から香嵐橋、川見茶屋、三州足助屋敷、と、今度は昨日と逆方向から香嵐渓に向かいました。
朝日に光る紅葉も、川面に映る紅葉も息をのむ美しさ! ただ8時台でも、川べりは観光客でいっぱいで、驚きました。
10時の香嵐渓からのシャトルバスに乗り、小原の川見(せんみ)四季桜の里11時着、バスを降りて初めてみる景色にビックリ、山肌を覆い尽くすピンクと赤の1200本の四季桜と紅葉の絶景は えも言われな美しさ。
絶景の山肌の道を登り、低めの山頂から近くの川見薬師寺をお参りして、川沿いに咲く四季桜を見に柿ケ入遊歩道を散策。12時50分のバスで再び香嵐渓へ帰り、川沿いの店で昼食を取りました。好天に恵まれ、今日も観光客でいっぱいの香嵐渓を抜け、今度は真弓山(301m)に建つ足助城に向かいました。
道標にあった「足助城1Km」を信じて、急坂を汗たらたらで登ること30分……。発掘調査により復元された山城の入り口にやっとたどり着きました。標高307mにある本丸から、足助の町並みを眺めたりボランティアガイドの方から足助城の歴史等の説明を受け、4時頃に、15分程で山を下り昨日と違う足助の街並みを歩いて宿に帰りました。
夕食後、街灯の灯る足助の町をぶらついて、今度はライトアップの香嵐渓を見に行きました。相変わらずの人の多さに、春嵐渓が人気の観光地であることを再認識しました。
幻想的な光の中に浮かぶ紅葉も、昼間と違ってまたいいものだと、足元に気を取られながらも見て回りました。
11月21日(木) 足助の町をじっくり散策
今日は足助の町をじっくり散策しようということで、宿から歩いて東へ観音山(こちらも紅葉スポット)に向かいました。観音寺・役行者等の石仏を見た後は、宿泊・日帰り入浴・老人介護センター等の複合施設「百年草」でおいしいパンとミルクでおやつタイム。街中に戻りながら、宝珠院・お釜稲荷・慶安寺・陣屋跡・宗恩寺・普光寺・等みて昼食を取り足助神社・足助八幡宮・十王寺から、香嵐渓に向かい、ぶらぶら今日も紅葉を楽しんで香積寺に参拝。早朝、日中、夕方、ライトアップと、3日間で4度も堪能した香嵐渓を心にとめて宿に帰りました。
最終夜は、早めの入浴。夕食は、地元産のアユ御飯と絶品のビーフシチュー。少々ミスマッチな食べ合わせだなと思いながら(笑)、おいしくいただきました。荷物整理等しながら静かな山間の3日間を振り返り、宿のベランダから見える、山頂のライトアップされた足助城を夫としばらく楽しみました。
11月22日(金) せっかくだからと急遽、京都へ
早めに朝食を済ませ、トランクを宅急便に出しました。宿近くのバス停から、7時38分で舞鶴線の浄水駅ヘ、ここから電車に乗り、伏見で乗り換え名古屋へ。そして向かった先は、京都! 実は昨夜、夫と相談の末、京都仁和寺の373年ぶりの観音堂内部修復「三十三体のみほとけと幻の観音障壁画」特別公開を急遽拝観しに行くことにしました。
山陰線・嵐電で仁和寺へ。9月7日~11月24日の期間限定の公開でしたが、好評につき12月8日まで延長されていました。それでも、この日も混み合っていました。
名古屋から東京に戻る新幹線指定席を予約していた関係で、たった3時間ほどの京都でしたが、香嵐渓・小原四季桜・京都仁和寺、どこも素晴らしく思い出に残るよい4日間でした。
皆様もぜひ、山間の日本の絶景を訪ねてくださいませ。
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