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有馬温泉
世に名高い有馬でござる。太閤殿下も大のお気に入りだった温泉、しかも歴史が古く、お湯も最高なのです。
大阪梅田から直通バスも出ていてアクセスもお手軽ですが、乗り鉄の私は電車を利用です。
何度も通っていますので、毎度おなじみの温泉街をそぞろ歩き。お土産物店も目新しくなったり、カフェができたり、進化している有馬温泉です。
細い道を登っていくと若者たちの街になったのだなぁ~と、数年前との違いを感じます(コロナ流行前)。
金の湯・銀の湯
日帰り立ち寄り湯は2か所、金の湯と銀の湯です。
その名の通り、金の湯は黄金色にきらきら、湯口から出てくる湯はほぼ透明ですが空気に触れると鉄分の変化で金茶色に変化します。鉄分が多く良く温まりますが、長湯は禁物。入浴時間を守って健康的に利用しましょう。
坂道を登りゆき右手に折れて行った先に銀の湯はあります。銀の湯は透明な柔らかなお湯です。
2か所共通券の販売もありますが、1か所での購入もできます。
言葉を飲み込む
ものごとには暗黙の了解のしきたりやマナーというものがあります。日本だけでなく世界中にあるはずです。
私は、海外でも温泉に入りますので周りをよく見てルール違反にならないように、日本人の面汚しにならないように気を付けて温泉に入っているつもりです。
しかし、今回有馬温泉金の湯で遭遇した若い女性ですが、体に湯をかけて入るでもなく、髪を縛って湯船につかるわけでもなく、挙句に大きい湯船への段差のある、入り口の手すりがある場所に陣取り座っているのです。
若い方は大股で湯舟の淵をまたいで入れますが、足腰が心配な年代ではしっかり手すりにつかまり、金茶色の湯で下が見えないからこそ、そろりそろりと湯に体を沈めるのです。しかし、その人が手すり部分に座っているので出入りに不便極まりないのです。
その若い御仁、まるで気づかず髪を湯に垂らしたままステップ部分に入り続けています。いつ気が付いてくれるだろうかとハラハラしてしまいますが、まるで意に介さず湯に入り続けます。
よほど注意をしようと思いますが……、今どきは何かを言えば逆切れされたり、反対に「何が悪い」と文句を言われかねません。
このような時に機転が効くひとことが出ないのが自分自身もどかしく、見ているしかできません。
しばらくすると湯船から出るのですが、今度はシャワーを思いっきり出して周りをはばからずバシャバシャと……。
もう、何も言う気になりません。きっと気持ちが通じることはない人なのでしょう。とても残念に思い反面教師といたします。
せっかくの善き温泉で、残念な光景に出合ってしまいました。年齢に関係なく、ある程度の常識を持って温泉を楽しんでほしいものです。
いつも旅のことを書くときは楽しいな~なんて、浮かれているのですが……。この旅は、言いにくい苦言になってしまいました。陳謝。
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