手続きも意外と簡単!確定申告で税金を取り戻す#2
手続きが苦手な人も大丈夫!確定申告の申告方法を解説
手続きが苦手な人も大丈夫!確定申告の申告方法を解説
更新日:2025年02月03日
公開日:2024年01月27日
教えてくれた人:岡本匡史(おかもと・まさし)さん
岡本匡史税理士事務所代表。『知らないと損をする! 年金生活者 定年退職者のためのかんたん確定申告』(扶桑社刊)を監修している。
医療費控除以外でも戻ってくる可能性がある出費

家族の分の社会保険料を支払っている
自分や家族の分の国民年金保険料・国民健康保険料、後期高齢者医療保険料などを払った人は、「社会保険料控除」の対象に。
義援金を送ったり、寄附をした
災害にあった自治体に義援金を送ったり、国が定める特定の団体に寄附をした場合、「寄附金控除」を申告できます。
退職金をもらい、再就職していない人
その年の途中で退職し、勤め先で年末調整をしていない人は、確定申告をすると税金が戻ってくる可能性があります。
生命保険や地震保険に入っている
生命保険や個人年金保険などに加入している場合、または地震保険に加入している場合は、それぞれ控除を受けられます。
申告前の準備:確定申告で必要な書類

集める書類は基本的に2種類だけ。領収書の添付は不要!
医療費控除の申告書類を作成するときは、 (1)1年間の収入や所得税額が記載されている源泉徴収票と、(2)医療費通知書や領収書等、使った医療費を証明するもの、を準備すれば大丈夫です。
(2)は明細書を記入するときに必要ですが、平成29年の税制改正により、添付をする必要はなくなりました。
必要な種類

(1)源泉徴収票
年金受給中の場合は、毎年1月頃に日本年金機構等から公的年金等の源泉徴収票が送られてきます。会社員の場合は会社から配布される給与所得の源泉徴収票を準備します。
(2)医療費通知書や医療費の領収書
「医療費控除の明細書【内訳書】」作成のため、領収書や、健康保険組合等から送られてくる医療費通知書を準備。領収書や医療費通知書は、税務署の問い合わせに備えて5年間保存が必要。
申告方法は3通り!ネット申告なら手順に沿って入力するだけ

確定申告書の提出方法は次の3つ。
1 .確定申告用紙を郵送する
税務署や国税庁のホームページなどから確定申告書を入手し、手書きで記入して地域の管轄の税務署に郵送します。
2 .確定申告相談会に出向く
確定申告時期に税務署等で行われる無料相談会に必要な書類を持参すれば、税務署の職員や税理士が申告書の作成を手助けしてくれます。
3.インターネット上で行う
パソコンやスマホで国税庁のサイトにアクセスし、書類を作成します。
金額を自動計算してくれるので、計算ミスの心配がありません。ネット上で申告まで完了することもできますが、その場合はマイナンバーカードや、税務署で発行してもらうID・パスワード等が必要です。それらがない場合でも、ネット上で作成までを行い、印刷して提出することもできます。
国税庁のパソコン用・確定申告サイト

1.国税庁の確定申告のサイトを開き、「申告書等を作成する」の「作成開始」をクリック。

2.ネット上で申告まで行う場合は「スマートフォンを使用してe-Tax」「ICカードライタを使用してe-Tax」「ID・パスワード方式でe-Tax」のいずれかをクリック。印刷して提出する場合は「印刷して提出」をクリック。

3.「所得税の確定申告」をクリックし、「医療費控除」を選択する。
確定申告のことで困ったときにはどうする?
- ネットで調べる国税庁のホームページにある「タックスアンサー(よくある税の質問)」で調べることができます。
- 電話で相談
各地域の税務署に電話すれば、音声案内で国税局電話相談センターにつないでくれます。
以上、確定申告の申告方法についてわかりやすく紹介しました。制度を正しく理解し、控除を賢く利用しましょう。
取材・文=田島良子(編集部)、イラストレーション=富田マリー
※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年3月号を再編集しています。
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