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更新日:2024年04月16日 公開日:2022年04月23日
プロに聞く!花を最後まで楽しむテクニック
みずみずしい新緑を思わせる「ビバーナム」を部屋に飾りませんか?「花を知り、楽しむ」がコンセプトの第一園芸のWEBサイト・花毎(はなごと)の連載で、「二十四節気の花あしらい」を担当する谷中直子さんに、長く楽しむための花の飾り方を伺います。
ビバーナムは一見するとアジサイのようですが、科が異なり、ガマズミ(スイカズラ科で分類される場合もあります)の一種である落葉低木です。
今回使用した「ビバーナム・スノーボール」は、春の咲き始めは明るいグリーン、咲き進むと徐々に白っぽく変化する美しい花が魅力で、切り花としても庭木としても特に人気です。
他にもビバーナムにはさまざまな種類があり、花も実も楽しめる「ビバーナム・ティヌス」、真っ赤な実が美しい「ビバーナム・コンパクタ」など、姿が異なる品種がありますので、季節やお好みに合わせてビバーナムを楽しんでみてください。
※一般的なビバーナム「スノーボール」の情報です
ひと昔前のビバーナムは輸入品がほとんどで、日持ちもいまひとつでしたが、最近はとても丈夫で日持ちするものが多くなりました。
どの花でも同じですが、お花屋さんから購入したら、必ず切り戻しを行って切り口を新しくしましょう。このとき、なるべく斜めに切ると、より水上がりが良くなります。
更に、切り口周辺の樹皮を3~4cm削ると、日持ちがよくなるのでチャレンジできる方はお試しください(ピーラーで野菜の皮を剥くイメージです!)
もし、枝が太い場合は切り口に十文字の切り込みを入れると、より水が上がりやすくなり、日持ちもよくなります。
ビバーナムを入手したら、まずはこの花だけで楽しみませんか?
前回「花瓶に生けるだけじゃない!「ミモザ」を楽しむ飾り方」で紹介したミモザ同様、ビバーナムも木から切り出した「枝もの」と呼ばれる種類の花なので、ボリュームのある花と木質感のある枝の対比の美しさが見えるガラスの器がおすすめです。
生け方は手毬のように咲いた花がつぶれないように、ふんわりと。
数本であれば軽くまとめつつ、少し傾けて生けると、バランスが良く見えます。ビバーナムは花が重いので、少しうつむいたような姿になりますが、それもまたナチュラルで素敵です。
ビバーナムだけのアレンジに季節感のある小花を加えて、春から夏へ向かう季節の変化を表現してみました。
合わせたのは、大きなシロツメ草のような「トリフォリウム・クリスタルキャンドル」、繊細で弾むような黄色の小花がかわいらしい「メラスフェルラ」、二十四節季の穀雨をイメージした「麦」です。
どれもこの季節ならではの小花ですが、こうした花以外にも爽やかな印象になる「マーガレット」や、フューシャピンクの「スプレーバラ」などを組み合わせてコントラストを楽しむのもおすすめです。
ビバーナムの明るいグリーンはどんな花とも好相性ですが、枝分かれしているスプレー咲きの花を使うと、簡単にバランスよく仕上がります。
こちらは、飾り方2で使用した花瓶ごとバスケットに入れてみました。すっぽり器が入るバスケットなどがあれば簡単に着せ替えられて、お花を変えることなくがらりと印象を変えられます。
こうしたバスケット以外でも、ランドリーバスケットやキッチンバスケット、エコバッグなども花瓶のカバーにすると楽しいアレンジが楽しめます。
ビバーナムはどんな器でも合わせやすいので、インテリアや気分に合わせてコーディネートを楽しみましょう。
「お手入れとともに短くなる」「水があがりづらく元気がない」「折れてしまった……」といった花も捨てずに、お手持ちのグラスに入れて楽しみましょう。身近な食器も素敵な花器に変わります。
水も、素材の一つです。花と器と水、どれもが美しく見えるように組み合わせれば、涼やかなアレンジメントの出来上がり。
いろいろな器でこの季節だけの花を楽しんでみてくださいね。
構成・写真=石川恵子(第一園芸・花毎)
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この記事は、花毎での連載「二十四節気の花あしらい」を基に制作しています。
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