1日1か所「断捨離」のススメ#3
【寝る前5分の断捨離】「キッチン」の引き出しに入れるアイテム数の正解は?
【寝る前5分の断捨離】「キッチン」の引き出しに入れるアイテム数の正解は?
更新日:2026年01月05日
公開日:2025年12月26日
教えてくれるのは、やましたひでこさん
断捨離(R)の提唱者。クラターコンサルタントとして、モノ・空間・時間への執着を手放し、快適な人生を取り戻す方法を提案。片付けを単なる整理整頓にとどめず、思考や生き方を見直す実践的なメソッドとして広め、世界各国で多くの支持を集めている。著書に『引き出し1つから始める 1日1か所 断捨離』(大和書房刊)など多数。
寝る前の断捨離は水回りから。キッチンに“穴場の引き出し”あり

第1回は、断捨離が「引き出し1つ・1日1か所」なら続く理由 。第2回は、出掛ける前5分の断捨離「美しいゴミ捨て」実践法 を紹介しました。今回は寝る前に取り組みたい「キッチン断捨離」を取り上げます。
寝る前にする断捨離の筆頭は「水回り」です。
夕食、入浴など、水回りを使う機会はたくさん。その「ついでに」、いつも手をつけていなかった1か所を断捨離してみませんか?
まずキッチンの断捨離を。食器洗いや作業台の後始末のついでに、1つ引き出しを開けてみましょう。
キッチンには穴場の引き出しが意外とあります。引き出しの数が多い分、1つの引き出しに収めるアイテムは極力絞り込みたいもの。
自分の意識できるキャパシティと照らし合わせたら「1引き出し1アイテム」くらいでないと使いこなせないと感じます。
モノを減らして「1引き出し1アイテム」を意識し、取り出すとき、しまうときに余計なエネルギーを使わないようにしましょう。
「いつ・どこで・何をする?」で引き出しを決める
思いのほか、多くのモノを管理できない私たち。「1つの引き出しに、同じ用途のアイテムを」と心得ておけば間違いありません。
大きな引き出しから小さな引き出しまで。 「いつどこで何をする?」を問いかけながら、アイテムを収めていきます。

(1)「穴場の引き出し」には使いかけ調味料
コンロ下の端っこにあるミニ引き出しには、3種類の塩のストックが。強力クリップは使いかけの合図です。
(2)火の回りコーナーで待機してます
コンロ下の大きな引き出しには、大・中・小3つのクリステルの鍋が待機。重ねられるタイプですが、重ねずワンアクションで使います。
(3)鍋とセットで使う道具はここに
お玉やフライ返しやトングはコンロ横の引き出しに。キュートな鍋つかみが引き出しを彩ります。割り箸と巻き簀もここに。
コンロ側の引き出しにも「1引き出し1アイテム」の法則
引き続き、コンロ側の引き出しを公開。「1引き出し1アイテム」の原則のもと、「要・不要」を徹底吟味したキッチングッズが収まります。

(1)ハラハラ置きで迷子にならない
キッチンでも重宝するハサミは2つ。手前には皮むき、しゃもじ、栓抜き。奥におろし器、計量カップ、クリップでまとめたコーヒーフィルター。
(2)「1引き出しに1つ」でいいんです!
取っ手が外せるクリステルのフライパン。左の引き出しには大サイズが1つ、右には中・小2つを重ねて。
(3)お掃除グッズは1か所に
右端の下部にはお掃除グッズがひとまとめ。ゴミ袋もここに。洗剤は数を厳選して。不潔になりやすいブラシやタワシは置きません。
(4)ラップやペーパーはストックを持ちません
ラップや水切りストッキング、キッチンペーパーが一目瞭然。使い切る前に買い足すのでストックはナシ。スポンジのみ6つ用意。
快適!足どりも軽くなるアイランドキッチン
リビングへ洗面所へと抜ける回遊型キッチンは、ついここに立って動き回りたくなります。引き出しは、シンク周りの用途に合わせた3つ。

(1)シンク下で出番を待つ刃物たち
一番使いやすい場所で待機する包丁3本。食材を切ったらすぐ洗い、ペーパーで水気を切って元の場所へ。
(2)まな板は風通しのいい引き出しで
調味料が並ぶことも多いこの引き出しに、まな板とおろし器を立てて保管。
(3)大きな引き出しにたったこれだけ
フライパンに鍋敷き、ボウル2つに水切り2つ。ニトリの滑り止めシートを敷いて。真ん中のタオルは水道管を保護する役割も。
調理台はギャラリー。キッチンアイテムは見た目重視で
機能美なる言葉のとおり、美しいデザインは概して機能性も備えているもの。見て楽しい、使って楽しいアイテムたち。
調理台は「何も置かない」のが前提です。そのうえでお気に入り数点を配置すれば、キッチンがギャラリー空間に。
■オブジェとしてキッチンに「飾る」

左から、美しい立ち姿、BALMUDAの電気ケトル。遊び心いっぱいの夫婦ティーカップ。アートなフードプロセッサー、バーミックス。空間の主役になるEPEIOSのノンフライオーブン。
+αやましたひでこの「最初のひと手間」習慣
やましたひでこが何気なくやっている、カンタンだけど“目から鱗”な日常のワザ。「最初のひと手間」がここにもありました!
(1)ドリップコーヒーの袋にハサミを入れます

破った袋の端から1バッグずつ引っ張り出していませんか?「最初にハサミを入れる」を習慣にすると家事が変わります。
(2)袋の切った部分を折り返して

ハサミを入れたら、ここをキレイに折り返して。オシャレな箱に移し替えなくても、このままオシャレに変身します。
(3)ね、取り出しやすいでしょ

手間(アクション)が多いほど面倒と感じる私たち。ワンアクションで楽しいコーヒータイムが始まります。
シンクは「溜めない」。そのつど整えるからラクになる
排水口のヌメりとり、お好きですか?
わが家の排水口はそもそもヌメりません。ヌメりとりの強力洗剤があることが信じられないほど。毎日お手入れをしていれば、多少ヌメったとしても、さっと拭って一瞬でキレイになります。先送りすればするほど、面倒でおぞましい光景になります。
多くの人は嬉々として料理をするものの、後始末を嫌がります。後始末は原状回復です。
そのつど、こまめにすることが最もカンタン!
ところが、ここで「満タン思考」を発揮する人がいます。食器洗い機を満タンになってから回そうとするように、シンクの掃除もまとめてしようとします。そのほうが効率がいいと思っているのですが、実はイライラのコストを払っています。
家事を効率化することが生活の知恵だと思っているのです。家事はプロセスを楽しむもの。結果は一瞬ですぐ消えていくものですから、プロセスを楽しむ。それが極意です。作っているのが楽しい、掃除するのが楽しいという感覚。効率化に楽しさはありません。
楽しいと思えるには「量」がキーワード。どんなことでも、たくさんあるとうんざりします。だからモノを絞り、選び抜く。
楽しむためには「あっ、私にもできるんだ」という想定の範囲内ですること。「ちょっとがんばればできる」と思えることが肝心で、「これはがんばってもできない」と思うと苦しいのです。
■スポンジもペーパーも清潔第一

キッチンで使う消耗品は使い捨てが基本。スポンジは3日ローテーション、ペーパーは食器拭き→作業台→シンク(あるいは床)を拭いてポイ。
■ここに身を潜めてます

使用期間中のスポンジは、よく洗って水気をとり、この下で待機。シンクには「何もない」をキープします。
写真(PIXTA表記以外):高野大(フォトアートたかの)
※本記事は、書籍『引き出し1つから始める 1日1か所 断捨離』より一部抜粋して構成しています。
■「1日1か所「断捨離」のススメ」をもっと読む■
#1: 断捨離が「引き出し1つ・1日1か所」なら続く理由
#2:出掛ける前5分の断捨離!「美しいゴミ捨て」実践法
#3: 寝る前の「キッチン」断捨離。引き出しに入れるアイテム数は?
もっと詳しく知りたい人は、やましたさんの書籍をチェック!
断捨離は一度したら終わりでなく、日々のお手入れ。「どこから手をつければいいかわからない」という人に向けて、“引き出し1つ・1日1か所”という小さな区切りで進める断捨離の方法を紹介。片付け下手でもすぐに実践できる一冊です。




