女性のための人生相談・39
人生相談:老後資金のための安全なお金の運用方法は?
人生相談:老後資金のための安全なお金の運用方法は?
更新日:2023年02月17日
公開日:2021年10月08日
45歳女性の「老後資金のためのお金の運用方法」のお悩み
結婚してから給料の半分ほどを貯金して、6年で1600万円ほど貯めました。でも、そのまま現金を貯金していても利息は付かないので、何か投資をして、運用しないといけないと思っています。
私個人の貯金は、NISAなどで少し増やしていますが、家計のためのお金はリスクの高い運用はできません。よいお金の運用方法を教えてください。
(45歳女性・きのこさん)
畠中雅子さんの回答:取れるリスクを先に考えてみましょう

リスクを取らずに、リターンだけを得られるお金の運用方法はありません。お金を効率的に殖やしたいのなら、リスクを取らないのではなく、どの程度のリスクを取るかを考えたほうが現実に即していると思います。
個人的な経験談になりますが、私は20代のときから株式投資をしているものの、もう何年も、新たな銘柄を購入していません。今のように株式相場が高い時期ではなく、低迷した時に積極的に購入しているからです。
「日経平均株価が3万円台を超えた!」などと聞くと、「私も株式購入をしなければ」と焦って、株式購入に踏み切る方がいるかもしれませんが、経験のない人にとっては、高値づかみになる可能性があると考えています。
もちろん、自分で積極的に勉強をして株式を購入したいという人まで、引き留めるつもりはありません。ただ「運用しないとダメ」「預金だけではもったいない」という、焦る気持ちでの運用はしないほうが良いと考えています。

きのこさんは、すでにまとまった貯蓄をお持ちなので、ある程度のリスクを取れる状態にあると思います。ご自分のNISA口座はお持ちとのことなので、ご主人のNISA口座も開設して、投資信託や株式の個別銘柄を購入しても良いでしょう。
今は株価が高水準にあるので、すぐに購入はせず、気になる銘柄をいくつか選び、株価の推移を追ってみてください。上がっているタイミングではなく、下がったタイミングで、購入するために、今から練習をしてみるのです。
そして、購入する際も、株数を小分けにして購入することをおすすめします。下がったと思っても、さらに下がる可能性があるからです。
リスクを取りたくないなら、ネット銀行の商品に目を向けても

一方で、自分名義では運用をしているけれど、家計のお金はリスクを取りたくない場合、ネット銀行などで扱っている仕組預金を調べてみてはいかがでしょうか。
仕組預金は、銀行側が満期を決める代わりに、一般的な定期預金よりも金利が高めに設定されている預金です。
自分の都合で換金できない代わりに、老後資金として貯めやすくなるというメリットがあります。満期の決定権は銀行側にあるため、時期を分けて預金するのがおすすめです。例えば500万円を預ける場合、10~30万円くらいずつに分けます。
また、一部のネット銀行で扱っているネット専用の金銭信託などを利用するのもおすすめです。利回りを保証するものではなく、募集期間も限られますが、年0.3~0.5%程度の予定配当率の商品を探せます。
あるいは「特典付き」に目を向ける方法もあります。ジャンボ宝くじやANAやJALのマイルが付いた定期預金を扱っているネット銀行やインターネット支店を利用して、定期預金で寝かしながらも特典を得るという考え方です。
どの方法にも、それぞれメリット・デメリットがあります。さまざまな金融商品があるので、ご自身に合う運用方法を探してみてくださいね。
回答者プロフィール:畠中雅子さん

はたなか・まさこ 1963(昭和38)年生まれ。ファイナンシャル・プランナー、CFP(R)。『お金のプロに相談してみた!息子、娘が中高年ひきこもりでもどうにかなるって本当ですか?』(時事通信社)他、著書は70冊以上。また「ミニチュアワールドと観光列車」に造詣が深くブログを開設している。
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