【実例】親の住み替え・私たちはこれを選びました
2024.04.012024年03月25日
親の入院・介護に備える!基本のき#9
ずっと自宅or早めに施設?親の住み替え3パターン
将来の親の入院や介護に備える特集、最後は親の終の住まいについて。大切なのは、事前の計画と備えです。親が元気なうちに、これから先の暮らし方について考えてみましょう。前編では、おすすめの住み替えパターン3つを紹介します。
教えてくれた人:岡本典子(おかもと・のりこ)さん
ファイナンシャル・プランナー。FPリフレッシュ代表。終のすみか探しコンサルタントとして活動。著書に『イザ!というとき困らないための 親の介護と自分の老後 ガイドブック』(ビジネス教育出版社)など。
高齢親の住み替えは大変!先の住まい方は早めに考えて
親の介護が必要になったとき、親がどこで暮らしているかイメージはありますか? 終の住まいに詳しいファイナンシャル・プランナーの岡本典子さんはこう話します。
「いざとなったら介護施設にと思っているのに実家を大幅にリフォームし、将来の介護のお金が少なくなっては大変です。親の希望を聞きながら、早めに将来の住まい方を家族で考えましょう」
住まい方を決めるために親に確かめておきたいこと
【予算のこと】
1. 預貯金額は?
2. 不動産(売却予定)価格、株価、保険の解約返戻金額は?
3. 月々の年金受給額は?
【親の希望】
1. 誰と暮らしたい?
2. どこで暮らしたい?
3. どんな暮らし方をしたい?
まずは予算となるお金を書き出します。実家や株の売却など、資金を調達する手段も考えてみましょう。そして住まいへの親の希望を聞いてみて。
「地域の人間関係を大切にしていきたいのか、交通の便がいいところで暮らしたいのか、希望は人によりさまざまです」
いくつかある!資金の調達方法
資金の調達方法にはこれらがあります
- 自宅や株を売却
- 生命保険を解約
- 自宅を賃貸にする
- リバースモーゲージ(自宅を担保に借入)
親の住み替え方・おすすめ3パターン
将来の親の住まい方を考えるにあたり、3つのおすすめパターンを紹介します。親の希望も踏まえて、それぞれのパターンについて見てみましょう。