村上祥子さん「おせちは買って手作りをプラスが正解」
2021.11.052021年12月28日
ランチョンマット、祝箸、エプロンなどアイデア満載
近藤典子流!簡単素敵な正月のテーブルコーディネート
50歳から、市販のおせちを買うことにした、片付けのプロ・近藤典子さん。時間にゆとりができ、お正月をもっと楽しむためのさまざまなアイデアが思いついたそう。身近なもの&アイデアでお正月が素敵になる飾り付けをご紹介。すぐにマネできますよ。
和紙を切るだけ!手作りランチョンマット
和紙を60cm大に切って、一人一人のお皿の下に敷くだけで、テーブルがぐっと素敵に! 和紙の柄や色はお好みで。しかも、食べ物をこぼしてテーブルが汚れても敷いた和紙を捨てるだけでOK。紅白で2枚重ねれば、色の変化がついて華やかになるだけでなく、上から1枚ずつ捨てればいいというメリットも。
ちなみに近藤さんは「障子紙で作った」なんてときもあったそうです。
お箸にひもを結べば、割りばしが祝い箸に変身
家にある割り箸に、紅白のひもを巻きつけて結ぶだけで、かわいいオリジナルの祝い箸に! ひもの色を変える、2色を結ぶ、葉っぱを差し込むなど、自由にアレンジするのも楽しいですね。
大切な器には、フェイクの葉“バラン”を敷いてお手入れラク!
とても質が高いのに、お手入れが大変だからなかなか出番がない――そんな器を、一つはお持ちではないでしょうか。特に土器や陶器は、汁物を入れると汁が染みて、汚れになりやすいものも。そんなときに使えるのが、“バラン”です。
バランとは、お弁当などによく見られるグリーンの仕切りですが、中には大きめのものがあります。それを敷いてから食事を盛れば、汁から器をガードします。近藤さんは、大きいバランを愛用。洗って繰り返し活用しているそうです。
その他、サラダを盛り付けるときなどは、大きめの葉もの野菜を敷くのもいいですよ。
テーブルセッティングを華やかに見せるコツは“高低差”
テーブルに並べる食器は、平皿やお椀など、高さが平均的になりがち。でも、背の高い器やグラスなどを置いて高低差を出すと、テーブルがぐっと豪華な雰囲気になるんです。
実はこれは、プロのスタイリストさんたちも使っているテーブルコーディネートのワザ。
背の高い器がない場合は、お皿を1枚裏返して置き、その上に器を表にして置いて盛り付けてもOK。
そして極めつけ。家に眠っていた着物をお披露目して満喫!
家で眠っている着物がある方も多いのではないでしょうか。時間にゆとりができ、「お正月を楽しもう!」とワクワクしている方、思い切って着物を着て、お披露目してはいかがでしょうか?
ちょっとハードルが高いかもしれませんが、華やか感、そして幸せ感は段違い! ご家族やご友人と着物を着て、見せ合いっこをすれば、盛り上がること間違いなしです。
でも、なんだかんだと台所に出たり入ったりして、汚れないか心配な方も多いですよね。「普段使っているエプロンでは、せっかくの着物を着たのに台無し」と思う方も。そんなみなさまにも、近藤流テクニックが!
大きめのふろしきと、長めのひも(腰ひもでもOK)を用意します。ひもを巻くようにして、ふろしきの端を2~3回折ります。
ふろしきを腰にあて、ひもを後ろで巻けば、即席・エプロンの完成! 着付けに影響することもなく、着脱も簡単。座ってしまえば見えないので、着けっぱなしでも邪魔になりません。
食事中、胸元の汚れが気になる方は、裾を上に持ち上げて、襟合わせに挟みます。簡単にお食事エプロンに!
いかがでしたか? コロナ禍で、集まったり外出したりが難しそうだから、「お正月は自宅で過ごすことになりそう」と肩を落とす方も多いようです。でもそんな2021年だからこそ、おうちで楽しめることもたくさんあります。
ぜひ近藤さんのアイデアを取り入れてみて、ご自身もご家族も、楽しく素敵なお正月を過ごしてくださいね!
■教えてくれた人
近藤典子さん
こんどう・のりこ
住まい方アドバイザー。約30年にわたり暮らしの悩みを解決し、その経験から生み出された収納や家事導線、掃除術などわかりやすい暮らし提案が好評。メディアや講演会、企業との商品開発やオリジナル収納ユニットの商品化、間取り監修等、幅広く活躍中。ハルメク片づけ大賞・審査員も務める。著書に『暮らしを整える 住まい方ハンドブック』(東京書籍刊)他。書籍は累計部数400万部以上、海外での翻訳本も多数。資格取得もできる住まい方アドバイザー養成講座【東京・大阪】第6期生を募集中。
取材・文=水野 愛 撮影=中西裕人 スタイリング(料理)=綾部恵美子 ヘア&メイク=武田まどか 着付け=望月さおり
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