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- セイロンティーの故郷で上質な時間を味わうホテル4選
東洋の真珠と呼ばれるスリランカの魅力を、現地在住の日本人フォトグラファー石野明子さんがお伝えします。前回に引き続き、スリランカの紅茶を楽しむ旅がテーマ。おいしいセイロンティーも英国気分も味わえる、上質で素敵なホテルをご紹介します。
紅茶の産地「ヌワラエリヤ」への行き方
![スリランカ紅茶の産地](https://halmek.co.jp/media/uploads/c0e014986036944e45204a41ed5e86e41581333775.4918.jpg)
前編では、セイロンティーの産地や特色をお伝えしました。今回は紅茶をテーマにすると、どんな旅ができるのか、お伝えしたいと思います。
まずは、紅茶畑がある高原地帯へ向かいます。おすすめのルートは、古都「キャンディ」から鉄道に乗って、高原地帯「ヌワラエリヤ」へ行くこと。車でももちろん行けますが、私のおすすめはのんびりとした鉄道の旅です。
![スリランカの鉄道は植民地時代、紅茶を運ぶために造られた。(ナインアーチブリッジ/スリランカ観光局提供)](https://halmek.co.jp/media/uploads/1c41baf1e72ce75ead97ee51b76d501a.jpg)
スリランカの鉄道車両は古く、時間通りに運航しないこともしばしばですが、そんなこともきっと新鮮な経験になると思います。エアコン付きの一等車もありますが、窓が開放できる二等車が私のお気に入りです。
キャンディからヌワラエリヤに向かう道のりは、標高が高く、暑さはさほど気になりません。ヌワラエリアに近付くほど、だんだんと涼しくなっていきます。車窓を流れる茶畑を眺めていると、茶摘みレディたち、飾らないスリランカの人々の営みが垣間見えます。手を振る子どもたちの素朴なかわいさがたまりません。
![ヌワラエリヤ市内のスーパーマーケット、歴史的建造物が今はスーパーマーケットに](https://halmek.co.jp/media/uploads/9ab393a7c84a1759ab2f3197c072222d1581333909.9721.jpg)
ヌワラエリヤは、イギリス植民地時代に避暑地としてつくられた街です。歴史あるゴルフクラブや競馬場、英国式建築のホテルが点在するなど、今もその名残を色濃く残しています。
英国の優雅な気分を味わう「 ジェットウィング セントアンドリュース」
![ティーマイスターによるテイスティング講座も開催](https://halmek.co.jp/media/uploads/a6967f12da662736bfdc9891cda6b6c31581334030.281.jpg)
お昼頃にヌワラエリヤの町に着くようにすれば、ランチ代わりにアフタヌーンティーを楽しむことができますよ。ヌワラエリヤにある「 ジェットウィング セントアンドリュース(Jetwing St.Andrews)」では、アフタヌーンティーを12時から提供してくれます。他のホテルでは、15時からということが多いのでうれしいサービスです。
![朝食時にも好きな産地を指定して紅茶をいれてもらえる](https://halmek.co.jp/media/uploads/cb3da80782cf6cca99b0cf0ea0bb36091581334044.3071.jpg)
こちらのホテルではティーマイスターも所属しているので、紅茶のテイスティング教室も受けることができます。建物自体も英国時代の名残を感じるつくりで、とても優雅な気分にさせてくれるホテルです。朝は高原野菜たっぷりのサラダから始めてみては?
1部屋2名 139.75ドル~
元・英国総督の邸宅に泊まる「ザ・グランドホテル」
![元・英国総督の邸宅に泊まる「ザ・グランドホテル」](https://halmek.co.jp/media/uploads/0cd55ed2a2f37b5b399dadd6b80040e51581334111.6629.jpg)
2つ目のヌワラエリヤを代表するホテルは「ザ・グランドホテル(THE GRAND HOTEL)」。19世紀英国総督の邸宅として建てられました。
現在はホテルとなり、その趣のある上品な佇まいが訪れる人を魅了しています。大人気のアフタヌーンティーはスパークリングワインも一緒に楽しめます!
![キャンセル待ちも出るほど人気があるアフタヌーンティー(@2019 Tea Time 提供)](https://halmek.co.jp/media/uploads/c56ecf9aaba3ed96bb37fcbc28c0135c1581334207.6706.jpg)
1部屋2名、140ドル~
農園主としてのおもてなしを!「セイロンティートレイルズ」
![農園主としてのおもてなしを!「セイロンティートレイルズ」](https://halmek.co.jp/media/uploads/68205233bb3a14e1f594c68a9300bc171581334264.124.jpg)
スリランカ最大手の紅茶会社「ディルマ社」が経営する「セイロンティートレイルズ(Ceylon Tea Trails)」も、おすすめのホテル。自社の紅茶畑の中に、ロケーションと趣が異なる5つの邸宅風バンガロー があります。それぞれ、4~7部屋を擁しており、ダイニングルームやサンデッキ、プールがある邸宅も。お気に入りの場所で紅茶を楽しむことができます 。
宿泊するお客様は農園主として迎えられるというホテル独自のサービスが特徴。専属の執事がつく上に、オールインクルーシブ。ここでしかできない最高のぜいたくです。
![紅茶を使った料理も](https://halmek.co.jp/media/uploads/d3bb3047ce69ea18d1daca004d20e8b51581334424.028.jpg)
食事はシェフと相談してお好みのものを、部屋を温めてほしければ執事に伝えましょう。滞在中は、他の邸宅へお出掛けして、昼食やアフタヌーンティー を楽しむのも可能です。どの邸宅も、美しいお庭がお迎えしてくれます。
![朝、何も言わなくとも日本語の新聞のコピーをそっと手渡してくれた専属執事。行き届いたサービスと気遣いがうれしい](https://halmek.co.jp/media/uploads/41ed809497c6ddfe033a7888bbaf80e01581334439.9049.jpg)
1部屋2名、526ドル~
元紅茶工場でタイムスリップ!「ヘリタンス ティーファクトリー」
![外観はまさに紅茶工場](https://halmek.co.jp/media/uploads/3e1d393e04b4afd8bdddda1f715c73bb1581334493.9437.jpg)
そして、もう一つユニークなホテルをご紹介します。それは元紅茶工場だった施設をホテルに改築した「ヘリタンス ティーファクトリー(Heritance Tea Factory)」です。すべてにおいて紅茶尽くしのこのホテル。一歩、エントランスに足を踏み入れれば紅茶の香りがふわっとお出迎え。
![ヘリタンスティーファクトリーのウェルカムドリンクはもちろんホットティー](https://halmek.co.jp/media/uploads/858875bd7eecbf2bb5193cd6137746c01581334559.6051.jpg)
なんと、昔から使われている手動のエレベーターは今も現役! メインレストランの奥にあるバーも、まるでタイムスリップしたかのような趣ある時間が流れています。ミニ紅茶工場が敷地内にあり、茶摘み体験や茶園散歩といった紅茶にまつわるアクティビティーが満載 です。
![丁寧に手入れされた手動のエレベーター](https://halmek.co.jp/media/uploads/311b06326b02afa8d2fac81caf93f83f1581334613.5815.jpg)
![プレミアムルームの大きな三面の窓からは紅茶畑が一望できる](https://halmek.co.jp/media/uploads/b73ab3d92afee1dc1ee06d0c0f45aa2a1581334637.7619.jpg)
セイロンティーを知って、学んで、お気に入りの紅茶を見つける旅、ワクワクしませんか!
1部屋2名 152ドル~
記事に記載されている写真や本文の無断使用・ 無断転載を禁じます。また掲載情報は取材時点のものであり、最新の情報は施設等へお問い合わせください。
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