婚活アドバイザー立花えりこが解説!

【55歳からの婚活コラム4】自分を見直す重要性

公開日:2024.12.12

漫画「ねこかわ結婚相談所」で人気の婚活アドバイザー立花えりこの「55歳からの婚活コラム」。4回目は、自分を見直すことの大切さを解説し、新たな幸せを見つけるヒントを紹介します。

「両親の他界」を機に婚活を始める男性も多い

シニア世代の男性が婚活を始めるきっかけとして、「両親の他界」は多いです。家族がいなくなり、切実に家族の大切さを感じるようになるからです。そういった方の中には、これまで実家暮らしで寂しさや不自由さを感じず、仕事や趣味に没頭してきて恋愛力・婚活力ゼロで、女性に対する接し方がわからない方も多いです。

こういうタイプの男性は、ただ結婚相談所などで女性と出会ってもうまくいきません。まずは、婚活がうまくいくためのスキルを身につけてスキルアップする必要があります。

結婚への道!「婚活スキル」を磨く

ステップ1

  • 外見のブラッシュアップ。特別お洒落や垢抜けさせる必要はなく、清潔感のある小ぎれいな中高年男性に見えるよう、髪型や服装・見た目を整える

ステップ2

  • 話し方に変な癖はないか、貧乏ゆすりや発声など、人と話すことに慣れる

ステップ3

  • 発声やにこやかに話す表情の作り方、会話が途切れないように話題をあらかじめ用意して、お見合いの練習をする、異性と話すことに慣れる

他にも、お見合いやデート場所に事前の下見に行ったり、もし何かアクシデントがあっても準備をしておくなどの工夫が必要です。
 
「予約席じゃない場合は、男性はお見合い場所へ早めに行って、席を確保してください。時間になったら入口へ迎えにいってくださいね。混んでたら、ウェイティングリストに名前を書いて、順番待ちしてください」。

こんなふうに、ここまで指示出しを明確にしてあげないと、ただずっとつっ立ってお見合い相手を待ってしまう男性もいるくらいです。

仕事の接待だと思えばできることも、お見合いやデートとなるとできなくなってしまう典型的な事例です。大切なのは、そんな自分をきちんと自覚してアドバイスに沿って行動できる素直さを持ち合わせているかどうかで、婚活の明暗が分かれます。

準備が結果を決める!お見合いの基本マナー

お見合いの際は、スーツやジャケパンスタイルがルールにもかかわらず、「山登りみたいな服装で来た!」とお見合い相手の女性から報告を受けたことがあります。その男性に服装について指摘したところ、「なんで男性はスーツという決まりがあって、女性は何もないんだ! 不公平だ」と言われたことがありました。

社会性や常識・配慮がない男性は、もちろん婚活がうまくいかないので、自分の改善点を無視し続けた結果、サービス満了期間を待たず、途中退会してしまうルートをたどります。

身だしなみ一つとってもそうです。私は入会していただいた男性に対して、初対面にも関わらず、鼻毛や眉毛・耳毛のケアだって話します。におい対策やお買物同行など、必要なことはしっかりと提案します。

アドバイスを素直に受け入れる柔軟さが鍵

婚活を成功させるには、今まで自分が気にしなかった部分に向き合い、婚活市場に出るベース作りをして、よくしていかないといけません。独身で一人暮らしの年金生活男性は、それを教えてくれる存在もいないわけですから、アドバイスを拒絶するようでは婚活力の底上げが難しくなってしまいます。
 
婚活力や身だしなみも込みで、いつでも配偶者をお迎えする受け入れ態勢の整っている男性は、成婚退会も早いです。婚活しながら、自宅の断捨離も同時に進めるなど、シニア世代の婚活となるとやることがたくさんあるんです。

しかし、それもほんのいっときのこと、パートナーと出会い豊かなシニアライフを送られている男性からしてみたら、「あのときの苦労なんて、どうということもなかった」とおっしゃいます。
  

※本記事は、実業之日本社「ねこかわ結婚相談所 ひとりよりふたりでいきたい」の内容を抜粋し紹介していきます。

著者=立花えりこ、漫画=ねこまき(ミューズワーク)

【書籍情報】ねこかわ結婚相談所

ねこかわ結婚相談所 ひとりよりふたりでいきたい 」(実業之日本社)

銀座にある「ねこかわ結婚相談所」の⼊会資格は、55歳以上の男女であること。これから先の⼈⽣を新たなパートナーといきたいと思う人々の、心温まるストーリーをお届けします。著者:立花 えりこ、漫画:ねこまき(ミューズワーク)。

立花えりこ

㈱Bゼルム代表取締役。 業界最年少で婚活アドバイザーとなり20年。 20代~シニア世代まで様々な婚活情報をブログ・YouTubeにて発信中。 昨今はシニア婚活有識者として話題。これまでに、2800組以上の成婚に携わった経験を持つ。

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