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- 3月8日はミツバチの日!知っておきたいハチ雑学3選
古くから美容や健康に良いとして親しまれているはちみつ。でも、花から花へとせっせと飛び回り、蜜を集めてくれるミツバチについてはよく知らない方が多いのでは?今回は、3月8日のミツバチの日にちなんで、ミツバチの意外な雑学をクイズ形式で紹介します。
世界で愛されるミツバチ!記念日も1つじゃない
とろ~り甘いはちみつは、世界中で愛されている健康食品。人間との関わりも古く、スペイン東部にあるラ・アラーニャ洞窟の約8000年前の壁画には、縄はしごを使って崖の途中にある蜂の巣を採る人の様子が描かれています。また、日本でも「日本書紀」の中で、627年頃の話としてミツバチの記述が残っています。
このように、はるか昔から人間の暮らしに寄り添ってきたミツバチ。そのため世界には、はちみつとミツバチにまつわる記念日がいくつかあります。
■はちみつとミツバチにまつわる主な記念日
- 3月8日:ミツバチの日
- 5月20日:世界ミツバチの日
- 8月3日:はちみつの日
「ミツバチの日」と「はちみつの日」は、1985年に全日本はちみつ協同組合と、日本養蜂はちみつ協会(現:日本養蜂協会)」が決定した記念日。一方の「世界ミツバチの日」は、近代養蜂の先駆者であるスロベニア人のアントン・ヤンシャの誕生日を記念して国連が2017年に「国際デー」の一つとして制定したものです。
どれも、健康食品としてのはちみつの魅力や、農作物の受粉を手伝うミツバチの働きを知ってもらうために設けられた記念日。はちみつやミツバチが、世界中で愛されていることがわかります。
今回は、そんなミツバチたちの秘密が知れる雑学をクイズ形式で3つご紹介します。ミツバチたちの意外な暮らしぶりものぞけますよ!
第1問:働きバチが一生で集めるはちみつの量は最大でどのくらい?
- コップ1杯(約200mL)
- ティースプーン1杯(約5mL)
- お玉1杯(約50mL)
正解は……
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「2」の「ティースプーン1杯(約5mL)」です!
働きバチは一度巣を出ると、およそ500もの花を訪れ、花蜜を巣に持ち帰ります。1回で持ち帰る花蜜の量は、ミツバチの体重の約半分にもなる40mg。しかし、これがそのままはちみつになるわけではありません。
持ち帰った花蜜は、巣の中で働きバチたちが一生懸命羽であおぎ、余分な水分が蒸発することではちみつになります。はちみつの水分量は20%以下ですから、もともと40mgあった花蜜も、はちみつとして残る量はほんのわずかなのです。
働きバチの寿命は平均すると40日ほどしかなく、そのうちで外に出て働けるのは20日間ほどしかありません。さらに巣の外にはクモの巣や鳥、カエルなど危険がいっぱいです。そんな中で毎日命がけで花蜜を集め、はちみつを作ってくれる働きバチ。ひとさじのはちみつは、まさにミツバチたちがくれた自然の恵みなのですね。
第2問:働きバチはオスか?メスか?
- すべてメス
- すべてオス
- オスもメスもいる
正解は……
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「1」の「すべてメス」です!
ミツバチは大家族。1つの巣の中で、1匹の女王蜂と数千~数万匹の働きバチ、さらに数百~数千匹のオスバチが暮らしています。そして、働きバチになることができるのは、なんとメスのミツバチだけなのです。
女王蜂と働きバチ、オスバチには、それぞれに決まった役割があります。
女王蜂の役割は卵を産むこと。卵を産めるのは女王蜂だけなので、巣の中にいるミツバチたちはみんな1匹の女王蜂の子どもです。
一方で働きバチの役割は、羽化してしばらくは巣の掃除、そこから幼虫の子育て、巣作りなどを担当し、20日経ったら花蜜を集めるために巣の外へ出掛けるようになります。
では、オスバチの役割は…?
オスバチには、遺伝子を残すという重要な役割があります。女王蜂との交尾は空中で行われますので、多くのオスバチが集まる場所に飛んでいきます。その他の時間は、食料を取りに外に出掛けることもなく、働きバチが集めてきた花蜜や花粉といった食料を食べながら、ただブラブラしています。
しかし秋になって、花蜜や花粉といった食料が減りはじめると、働きバチから食料をもらえなくなり、巣の外に追い出されてしまいます。
暑い時期を過ぎると、「働かざる者食うべからず」と家を失くしてしまうオスバチたち。なかなか厳しいルールですが、ミツバチたちはこうして役割分担することで、家族が暮らす巣を守っているのです。
第3問:女王蜂は働きバチの40倍も長生き!その理由は?
- 遺伝子が違うから
- プロポリスを食べるから
- ローヤルゼリーを食べるから
正解は……
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「3」の「ローヤルゼリーを食べるから」でした!
女王蜂は働きバチの2~3倍の大きさで、寿命は30~40倍も長生き! さらに、1日に1500個もの卵を産むことのできる能力を備えた、驚異的な生命力の持ち主です。
その生命力の源になるのがローヤルゼリー。ローヤルゼリーは「ローヤル=王様」が食べるゼリーという意味で、女王蜂の特別食です。
40種類以上の栄養素が含まれ、タンパク質、糖分、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をすべて含むことから完全栄養食とも呼ばれます。女王蜂は一生涯、このローヤルゼリーを食べ続けることで、働きバチよりもずっと大きく成長し、長生きするのです。
ローヤルゼリーにしかない特有成分・デセン酸や、エネルギーや脂質の代謝に欠かせないといわれるパントテン酸を豊富に含むことから、さまざまな健康効果に関心が高まっているローヤルゼリーですが、最近は研究が進み、更年期の不調改善や美肌に役立つこともわかってきました。女性の美と健康をサポートする食品として、今後の研究にも注目したいですね。
以上、ミツバチの雑学クイズでした! 何問正解できましたか?
ミツバチがもたらすはちみつやローヤルゼリー、プロポリスといったミツバチ産品は、人間にとってもさまざまな健康効果があることがわかってきていて、各国で研究が進められています。
世界中で愛されるミツバチたちによる自然の恵み。ぜひ、毎日の生活に上手に取り入れて、美や健康のお悩み解決に役立ててくださいね。
■取材協力:山田養蜂場
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