日本の習わしに触れる!

知っておきたい「お正月にやってはいけないこと」

公開日:2021/12/21

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毎年やってくるお正月ですが、何気なく過ごしている中で、知らず知らずのうちに「やってはいけないこと」をしていることがあるかもしれません。そこで今回は、お正月のタブーを紹介します。自身の行動を振り返って楽しい年を迎える準備を!

知っておきたい「お正月にやってはいけないこと」

お正月にやってはいけないこと

お正月にやってはいけないこと

  • 掃除

掃除や洗濯、料理など毎日の家事ですが、お正月の三が日は、年神様が福を持って家を訪ねてきてくれるとされるため、掃除は控えた方がいいでしょう。

  • 水仕事

キッチンやバス、トイレの掃除や洗濯などの水仕事も、年神様を水で洗い流すことになってしまうため控えた方がよさそうです。

  • 刃物を使う

刃物を使うことも避けた方よいとされています。諸説ありますが、「三が日に刃物を使わなければ、一年間を無事に健康で過ごせる」「包丁で切ることが、縁を切ることにつながる」「三が日は包丁を休ませてあげる」などと言われています。

加えて、昔の大きなお店では、各地から奉公する「丁稚(でっち)」が集められていましたが、お正月くらいは彼らがしっかり休めるようにと配慮された慣習といったこともあるようです。

  • 煮炊き

かまどには、荒神(こうじん)様と呼ばれる火の神様がいるとされているため、火を使う煮炊きを控え、三が日は休んでいただくようにするのがいいでしょう。

また、煮炊きをする際に出てくる灰汁(あく)が、悪(あく)につながるので縁起が悪いとも言われています。

  • 四足(よつあし)の肉を食べる

四足とは、豚や牛、馬など、4本の足で歩く動物のこと。ちなみに、お雑煮などに使われる鶏は、2本足なので該当しません。もともと年神様へのお供え物であるおせち料理には、四足の肉は入っていません。仏教の殺生禁止という教えから、675年に天武天皇が僧侶への肉食禁止令を出して以来、豚や牛、馬など四つ足の肉が除かれるようになったのだそうです。

  • 散財

お正月に散財すると、その一年間はお金が貯まらないという言い伝えがあります。初詣のお賽銭は問題ありません。

 

お正月飾りのタブー

お正月飾りのタブー

お正月に飾るしめ飾りや門松には、飾ってはいけない日がある他、お正月ならではの鏡餅の飾る場所や時期にも注意が必要です。

  • しめ飾りや門松を飾る時期

しめ飾りと門松は、地域によって飾る期間が異なります。1月1日~7日までが「松の内」とされている関東では、七草がゆをいただいた後に外します。ですが、日付が変わる8日になってから外すという地域も。1月15日までが松の内とされている関西では、15日まで飾ることが多いようです。

  • 鏡餅を飾る場所・時期

丸い形が特徴的な鏡餅は、年神様が家々を訪れたときの依り代(よりしろ)とされています。それゆえ、テレビの上など騒がしい場所や鏡餅を見下すような低い場所はNGです。

リビングボードの上や、台所、書斎、子ども部屋など、年神様に来ていただきたい場所にお供えするといいでしょう。

その後、1月11日(一部地域では15日)には、鏡開きをして食べるのがいいでしょう。

ちなみに、しめ縄門松、鏡餅は、縁起が悪いとされている前年の12月29日と31日を避けて飾るのが習わしだそう。ただし、鏡餅は「ふく」と読ませる12月29日に飾る地域もあるようです。

お正月は、意外とやってはいけないことが多いですね。現代では厳密に守ることはないかもしれませんが、知っておくといざというときに役立つはずです。
 

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ハルメクWEB編集部

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